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2014年8月

2014年8月

症状別メディカルハーブ -シミ、色素沈着の予防-

〈紫外線の脅威について〉


・夏の肌のダメージの脅威:炎症後色素沈着

細胞が傷つき、炎症が起きることでできるシミで

海水浴スポーツなどで急激に日焼けすると出てきます

なかなか治りにくい厄介な式を異常症です


1. ニキビや外的刺激(日焼け、かぶれ、虫刺されなど)によるダメージ


2. 皮膚細胞が傷つき炎症を起こす(表皮から真皮まで)


3. 傷ついたところに多量のメラニンが送られる(表皮だけでなく、真皮まで送られることもある)


→メラニンの塊がシミとなる


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・炎症後色素沈着に対する有効成分


1. ビタミンA:ダメージを受けた皮膚細胞を補修(ケラチノサイトを正常化)


2.ティーツリー葉油、ビタミンB3(ナイアシンアミド):抗炎症


3.ビタミンC、乳酸、ビタミンB3、リノール酸、リノレン酸、アルブチン

ウンデシレノイルフェニルアラニン:美白


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・有効なメディカルハーブ

シミの正体は体内で作られたメラニン色素

無防備に浴びてしまった紫外線などが原因で、老化現象の一つです

メディカルハーブのケアでは、老化を遅らせるために

ハーブが持つ抗酸化作用を

シミ、色素沈着の予防にアプローチします

 

ジャーマンカモミールの外用チンキ:アルコールで2週間ほど漬けたものを

水やグリセリンで希釈して、パッティングします


マルベリーのフェイスパック:マルベリーとカオリンなどのクレイを

混ぜて使います

柔らかい成分が入っていないので、完全に乾く前に洗い流してください


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メディカルハーブや漢方の講師をしてくださっている渡辺 肇子 先生のお話を

元に作成しています

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自律神経について

〈自律神経系〉

 

・ホメオスタシス

若々しく、生き生きして、綺麗で魅力がある人はホメオスタシスが高い人です。

ヒトや生物が外部環境の変化に対して安定していることをホメオスタシスと言います。

自然治癒力や回復力、抵抗力や免疫力など

日々の活動での疲労消耗した心身を元の健康な状態に戻そうという生命力そのものと言えます。

若々しい人、元気な人、イキイキした人とは、この能力が高い人です。

この恒常性は、自律神経系とホルモン系(内分泌性)の働きによって保たれ

ホメオスタシスの状態は、日々変わります。

元気があるときには、楽しいことに目が行き、疲れているときにはネガティブなものに目が行きます。

 

自律神経系:大脳の視床下部から全身に分布される神経で

意識に関係なく働いている不随意神経です。交感神経(活性、興奮)と副交感神経(休息、鎮静)から成っており、外部環境に合わせて体をコントロールしています。

神経には、中枢から末梢に命令を伝える遠心性神経と

末梢の情報を中枢に伝える求心性神経があり、自律神経の遠心性神経には

交感神経と副交感神経、求心性神経には内臓知覚神経があります。

 

 

交感神経

活性、興奮、ストレス

副交感神経

休息、快、笑い、感動

 

エネルギー

エネルギー代謝

 

食欲

性欲(美、健全を求める欲求を含む)

血管

立毛筋

心臓

胃腸

血液pH

一日の分泌変化

 

発散

酸化(酸化酵素の活性化による)、分解作用

抑制

抑制

 

収縮

少量で濃い

収縮

鼓動が早くなる

抑制

酸性化

昼間活発

 

蓄積

還元作用

 

活発

活発

 

拡張し、栄養運搬

多量で薄い

弛緩

鼓動遅い

活発

アルカリ化

夜間活発


老化は化学的に言うと、酸化であり、酸化すると物質は黒くなります。

お茶や果物など肌もそれに含まれています。交感神経はエネルギーを発散する神経のため

緊張状態が続くと乳酸が溜まり、酸化が進んでいます。副交感神経は逆にエネルギーを蓄え

還元作用のあるカルシウムの血中濃度をホルモンを介して調整することで体を弱酸性に保ちます。

 

したがって、活動のスイッチと休息のスイッチをきちんと分ける生活を心がけることが有効です。

 

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内臓知覚神経の受容器は、血管壁と内臓内にあり、動脈の圧力や

胃腸、膀胱の充満度などの物理的情報や内容物の酸性度や電解質の濃度などの

化学的情報を伝えます。

このような内臓からの求心性情報の大部分は感覚として意識に上りませんが

種々の器官に反射正反応を引き起こして自律機能を調節しています。

 

健康な人は、内臓知覚神経が活発に働いていると言われています。

脳は、快感で活性化される臓器で、楽しいことをやっている時は

神経伝達物質であるドーパミンが放出され、さらに良い状態の時には内因性オピオイドと呼ばれる

βエンドルフィンが放出され、活性化されます。

身近なもので、内臓知覚神経の働きを高めるには、食事の時に体が今

何を欲しているのかを考えながら摂ることが有効です。

ヨーロッパの食文化では、楽しむということをとても重要視しているため

前菜やメイン、デザートなどをその時の自分の体が一番喜ぶものを選び

仲間と話をしながら無意識に内臓知覚神経を活発に働かせているのです。

そのため、一度にメニューが全て出てくる日本食と異なり

必ず一つの料理を食べ終わってから次が運ばれてくるという流れになっており

その料理により集中して食べることを重視しているのです。

 

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普段、お弁当を食べるときなどは、食べたい料理を選ぶことができませんが

その時にもどの順番で今の自分が食べたいのかを考えながら食べることで

内臓知覚神経を働かせることができます。

また、よく噛んで食べることで口に入れた時の味と噛んで唾液と混じった時に

味が変化していくのを感じることができ、より多くの味覚情報が脳に伝わり

食事の満足感が高まります。

これによって過食を防ぎ、余分なカロリー摂取を避けることができるのです。

 

汗や唾液などの分泌物は、交感神経が優位の時は濃度の濃いもの

副交感神経が優位な時はサラサラしたものが出ます。

唾液年齢というものもあり、唾液量が多いと年齢が若いという指標になります。


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ホルモン系:色々な情報を伝達する生理活性物質で、内分泌系と呼ばれています。

たんぱく質を含む物質が血中に分泌され、微量で多大な効果を持つものも多くあります。

 

自分で汗を出したり、血管を拡張させるということはできませんが

自律神経、ホルモンの前駆体が感情であるため、間接的にではありますが

コントロールすることができます。


従って、綺麗なるか、ならないか、元気でいられるかどうかは脳が管理しているということで

それが性格をつくっているのです。

そうしてつくられた性格、ものの見方や価値観が電気信号となって体を動かすため

人は見かけによるとも言えます。

美意識を高く持つことで、意識した部分のホルモン受容体の数が増えるため

ホルモンの観点からもアンチエイジングになります。

大脳の前頭葉にはミラー細胞というものがあり、周りにいる人を無意識に感じ取り

相手の気持ち、表情鏡のように自分自身で映し出すことで、コミュニケーションを図ろうとします。

 

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・ホメオスタシスは健康のバロメーター

 

新しいことをやらない人生は衰退であり、常に挑戦していかなければ

若々しさは保てないと言い換えることができます。

そのためには老化=疲労ということを頭に入れて、体力をつけて体を鍛えておく必要があります。

これはヒトの性質として、常に刺激が無ければ

脳を始めとした各器官の機能が落ちていくというものがあるためです。

ホメオスタシスが高ければ、どのような環境にも適応でき、疲労せずに成長していくことができます。

努力すれば体は変わりますし

逆に怠れば、どんどん老化していってしまうため、毎日続けられることを見つけていく必要があります。

元気で活き活きしている時に自律神経は、活動が活発でバランスが取れている状態で

自律神経全体のエネルギー量は年齢を通してほぼ一定ですが、子供の時には

調節能力が非常に高く、交感神経と副交感神経の切り替えが活発なため、疲れ知らずなのです。


年を重ねてくると、交感神経優位の生活が続くことで、切り替えがうまくいかなくなり

活動と休息のバランスが崩れて様々な症状が出てきます。

 

・体性-内臓(自律神経)反射

 

皮膚や粘膜、筋、腱、関節からの感覚を体性感覚と総称しますが

生体に加えられた刺激は、これらの種々の感覚として意識にのぼり

行動や感情、思考などに様々な影響を与えると同時に自律機能に

種々の反射性反応を引き起こします。

その例として、寒冷刺激によって皮膚血管支配の交感神経活動が亢進して

皮膚血管が収縮し耐熱の放散を防ぐ体温調節反射などがあります。

 

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・自律神経失調症、ホルモンのアンバランス、不定愁訴の症状

 

        胸や心臓が締め付けられるような気がする。

 

        動機が打って、気になる時がある

 

        息苦しくなることがある、息切れすることがある

 

        夏でも手足の冷えることがある

 

        いつも食欲がない、異常な食欲の時がある

 

        吐き気があったり、吐いたりする

 

        胃の具合が悪い、良く下痢や便秘とする

 

        よく頭痛がする、首や肩が凝る

 

        夕方になるとのぼせる、手足がだるい

 

        皮膚が敏感で負けやすい、蕁麻疹

 

        手足が震えたり、痺れたりすることがある

 

        ちょっとした仕事でも疲れやすい

 

        わけもなく憂鬱になる、乗り物に酔いやすい

 

 冷えは自律神経を乱す最大の要因と言われていますので


体を冷やさない努力をしていきましょう!


冷えについてはこちら


 

冷房病は冷えだけでなく肌にも影響を与える!?

・夏にエアコンで肌ダメージを起こす理由 

 冷房病:汗腺(真皮層など)で起こる変化

‐能動発汗の異常 

 1. 神経伝達の異常 皮膚

→視床下部(寒さと暑さの信号を受け取る) 

 →副交感神経(体内の熱を放散するように働く) 

 →血管拡張(血液から熱を逃がそうとする) 

 →汗(体温を放出し、さらに体表面から水分を放出)

自律神経の低下により、この生理反応ができなくなります


毛穴に付随している皮脂腺は皮脂を分泌して、汗と混じることで

クリーム状の皮脂膜となって外部の様々な刺激から肌や髪を守ります

したがって汗がうまくかけなければ、肌の防御機構がうまく働かず

紫外線によるしみ、シワ、たるみができやすくなるのです


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2. 幼少期の環境 2歳半前に、エアコンによる快適な生活をさせていると

汗腺の機能が鈍り 十分に能動汗腺数が増えなくなります 

汗腺数が少ないと、脳が発汗信号を出しても、必要とする汗の量が出なくなります 


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 ・エアコンが及ぼす肌トラブルのケア方法 

 1. 運動:毎日のように汗を出していると汗腺と脳が鍛えられます 

パワープレートの全身運動は確実に汗腺を活性化させることができます



2. お風呂(半身浴):湯船につかり、汗をかくことで能動汗腺を活発化させます


3. 飲み物(お茶):水分補給と同時にカフェイン有り無しで緊張を緩和します

毎日のように汗を出したり、お茶を飲むことで汗腺と脳(神経伝達系)が正常化されます



パワープレートで冷え体質を改善

日本橋清州クリニックの佐藤義之先生は体を冷やさないために 

体温を上げることと、体温を逃がさないようにすることを

別々に考えておく必要がある
とおっしゃっています


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筋肉を鍛えることによって発熱量を高めて、体温を上げてから

服装や食事などでつくった熱を逃がさないようにすることが重要です

筋肉を鍛えて発熱量を高めて、さらに血流を改善できるのがパワープレートです



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通常の筋力トレーニングでは、特定の筋肉を使う動作を行って鍛えることが

メインで行われますが、パワープレートは標的となる筋肉に加えて

振動が全身に伝わることで毛細血管が拡張し、効果的に血流を改善させることができます

その効果は多くのスポーツ種目でも認められて

Jリーグやプロ野球、バレーの日本代表チームなどが導入しています

また、東日本大震災の時には被災者の運動不足や血流不全などを改善するために

10台のパワープレートが被災地に持ち込まれました



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熱を逃がさないようにするには熱の性質を理解しておく必要があります

熱は必ず高い方から低い方へ移動することから

首回りが開いた服装をしていると夏でも体温よりも外気温が低ければ熱は外へ逃げていきます

特に頚部は皮膚の直下を大きな動、静脈が通っており

常に外気にさらされていることから体温が逃げやすい部分であり

この部分を冷やさないことが重要です

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夏の養生とメディカルハーブ

〈東洋医学での夏〉

 

東洋医学で夏は、立夏から始まり、小満、芒種、夏至、小暑、大暑を経て

立秋までの3カ月を言います


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「夏の3カ月を蕃秀と言う。天地の基は変わり、万物は花咲き実る季節である。

夜は臥し早く起き、太陽の日差しを厭うことなく、志を怒らせないようにし

人も草花のように繁茂させ、気を発散させ、気持ちを外に向けるようにする。

これは夏の気に応じて夏の働きである長を養う道である。

これに逆らえば、心を傷め、秋に咳の出る病になりやすく

秋の収を身に受けることができにくい。冬になって病を重ねることになるだろう。」 

(素問・四気調神大論より)

 

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・夏の養生

 

    夜更かしをしても構いませんが、朝はなるべく早く起きるようにします


    夏の暑さを嫌がることなく、外に出て朝日に向かって運動し

体内の廃物を排泄し、新鮮な空気を吸い込み、新陳代謝を促進させるようにします


    楽観的な気持ちを持ち、焦ったり、怒ったりしないように注意します


    植物が開花するように、身体においても体内の陽気を皮膚を通じて

外に出せるように向上心を持ち続けるように心がけます



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〈夏の過ごし方とハーブ〉


夏の暑さに対して、体は発汗によって体内環境を一定に保とうとし

それによって代謝が高まり、血液循環と水分代謝が活発になります

汗をかくことは体にとって必要なことですが、汗をそのままにしたり

急にクーラーの冷気に当たると、熱が体内にこもってしまい

かえって体を冷やします


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この時期に起こりやすいのは、湿度や気圧の変化による腰や関節などの痛み

頭痛、胃腸のトラブル、皮膚の症状、自律神経のリズムの乱れなどがあり

汗で失われたビタミン、ミネラル、水分を補給する必要があります

 

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・代謝を助けるハーブ

 

    ペパーミント+ローズヒップ

    マテ

    ハイビスカス

    ホーソン+スギナ

 

 

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夏の養生法の基本原則は、暑さや湿気から身を守ること

同時に暑さから逃れるためにむやみに涼を求めて

体内の陽気が衰えないように保つことも大切です


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自律神経と老化

神経系には、機能の中心となる中枢神経(脳、脊髄)と

それらと身体各部を連絡する末梢神経があります

末梢神経はさらに身体の運動や感覚機能を司る体性神経と

各種の自律機能を司る自律神経に分類されます




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体性神経は私たちが骨格筋を動かす時などに使っている神経で、自分の意思でコントロールができます

それに対して自律神経は、その名の通り意志とは関係なく自律的に働いている神経で

生体の恒常性(ホメオスタシス)の維持にとても重要な役割をしており

循環、呼吸、消化、代謝、分泌、体温維持、排泄、生殖などを司っています





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自律神経はさらに交感神経副交感神経に分かれており

交感神経は活動的になっている時に優位に働いている神経で

心拍数を高め、血管の平滑筋を収縮させ血圧を増大させるといった作用があるのに対し

副交感神経は安静時に優位に働き、心拍数の低下、腺分泌の亢進

内臓の平滑筋を収縮させて働きを活発にするといった作用があり

これらの拮抗作用によって、環境に合わせてバランスを調節しています


自律神経のバランスを乱す要因として、ストレスや乱れた生活リズム

不規則な食生活、運動不足、喫煙、睡眠不足が挙げられますが

忘れてはいけないのが加齢です

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実は、交感神経の働きは年を重ねてもあまり変わらないのですが

副交感神経の働きは年齢と共に低下していくため

交感神経だけが強く働くアンバランスな状態になりやすくなるのです

誰もが20代のころと比べれば、体力の衰えや

心身の不調を感じ始めますが、それと同時に副交感神経の働きも低下していくのです

副交感神経は血管を拡張して、全身の隅々まで血液を送り届ける働きがあるため

機能が低下すると、血流が悪くなり、体に十分な栄養や酸素が行きわたらなくなります

また代謝によって生じた老廃物もうまく回収できなくなり、免疫細胞がうまく動けなくなることから

冷えやむくみだけでなく、免疫力も低下していきます


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加齢は誰しも防ぐことはできませんが、普段から過剰な交感神経の緊張を鎮め

副交感神経の働きを高めることは可能です

そのためには、まず自律神経の乱れに早めに気づくことが大切です

もし好きで聞いている音楽が耳障りに感じたら

副交感神経の働きが低下しているサインです

さらに、天気が良いのに気分がすぐれない

不安感があり、それが拭いきれないときには自律神経が乱れている可能性が高いです


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このような時に副交感神経の働きを高める方法として

「ゆっくり」を意識するというものがあります

ゆっくり呼吸をする、ゆっくり歩く、ゆっくり話すといったものです

中でもゆっくりとした深い呼吸は、副交感神経を刺激する簡単で効果的な方法です

朝は、自律神経は睡眠時の休息モードから起床して

日中の活動モードに跳ね上がりやすい時です

副交感神経の働きを下げすぎないように、ゆっくりと朝食をとり

余裕をもって一日をスタートすることを心がけると自律神経が安定します

交感神経の緊張を鎮める効果的な方法として交感神経節Wブロック療法があります

全国冷え症研究所の山口勝利先生は、超短波のWブロックという画期的な方法で

交感神経の緊張をとることに成功しました




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超短波は元々、関節や筋肉を温め血流を改善し、疲労の回復や痛みの軽減を行う治療器でしたが

これを頚部と腰部にある交感神経の神経節に当てることによって

超短波の1秒間に数千万回にも及ぶ波長が交感神経のマッサージを行い

緊張をとると共に、温熱効果によって血流を改善し、内臓温を上昇させます

不定愁訴は病院で検査を行っても、自律神経の状態を測ることができないため

異常が見つからないことがほとんどです


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年齢と共に低下する副交感神経の機能を高めると同時に

食品と健康

普段私たちが摂取する食品は、私たちの体をつくっているものそのものであり

これらの食事が体質や体調を左右していると言っても過言ではありません

ですから冷え体質を改善するために食品の機能を正しく理解している必要があるのです

今回は、食品の機能と私たちの体がどのように食品から栄養得ているのかという仕組みについて

お話したいと思います


・食品の機能

食品が持つ主な機能として以下のようなものがあります 


    一次機能:栄養機能、エネルギー源、生命維持のための栄養面での働き


    二次機能:おいしさ、食事を楽しむという味覚、感覚面での働き

        栄養があるものを食べていても一人で食事をするよりも

大勢で楽しみながら食べた方が消化が良くなる


    三次機能:体調調節、生体の生理機能の変調を修復する働き

 

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・消化と栄養素

 

食べた物を分解して体内に取り込む働きをする器官を消化器系と言い

さらに消化管と消化腺に分けられます

 

消化管:口、食道、胃、小腸、大腸、肛門へと至る食塊が通る管


消化腺:唾液線、肝臓、胆嚢、膵臓などの消化酵素を含む

 

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体をつくる栄養素はたんぱく質、脂質、炭水化物の3つがあり、これらを3大栄養素と言います

それぞれの代謝の流れは以下のようになっています


    炭水化物にはデンプン、糖類があり、それぞれ酵素によって分解されます

 

デンプン→デキストリン→マルトース→グルコース

 

糖類→ガラクトース、フルクトース

 

    たんぱく質→ペプトン、ポリペプチド→アミノ酸

 

    脂肪→脂肪酸、グリセリン

 

〈たんぱく質〉

 

たんぱく質は約20種類のアミノ酸が、2~80つながったもの

花粉などの異物(アレルゲン)となるたんぱく質も消化によって

2~3個に分解されていれば吸収しても免疫応答は起こりません

アレルギー体質の人は消化器の機能が低下している場合が多く

5~6個つながった少し大きい分子の状態で吸収してしまい

アレルギー症状を引き起こす原因となります

 

 

必須アミノ酸:ロイシン、イソロイシン、バリン、リジン、トリプトファン、メチオニン

スレオニン、フェニルアラニン、ヒスチジン

 

非必須アミノ酸:アラニン、アルギニン、グルタミン、プロリン、グルタミン

アスパラギン酸、グルタミン酸、プロリン、システイン、チロシン

アスパラギン、グリシン、セリン

 

たんぱく質の質と量は、必須アミノ酸の量で決まり

摂取できるアミノ酸量は必要量に対する割合が一番低いものの量によるため

たんぱく質の質が悪かったとしても、摂取量を増やせば必要量を満たすことができます

アミノ酸スコアが高い食品として鶏卵があります


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生体調節機能(3次機能)としては、ホルモン類、酵素類などがあり

多くは消化管内で消化により機能を失いますが

消化酵素に抵抗性を持ち、腸管内で機能を持つものがあります

 

・アスパルテーム

アミノ酸2個からなり、甘味は砂糖の200倍で

急性または慢性毒性の報告がありますが、調味料としてつかう量では起こりません

 

・カゼインフォスフォペプチド(CPP

カゼイン(乳たんぱく質)由来で、本来吸収されにくいカルシウムが腸内でリン酸と結合するのを防ぎ、体内での吸収を助ける。

 

・血清コレステロール低減化ペプチド

大豆たんぱく質由来の難消化性高分子で、消化管内のコレステロール類を吸着して吸収を阻害するため、血清コレステロールの低下に役立つ。

 

・アンギオテンシン変換酵素阻害ペプチド

イワシのたんぱく質由来で、血圧を上げる酵素を阻害する。

 

・オピオイドペプチド

カゼイン(乳たんぱく質)由来で神経の興奮を鎮める。



〈脂質〉

 

水に不溶で有機溶媒に可溶な物質を総称して脂質と言い

ワックス、ステロール、トリアシルグリセロール(中性脂肪)、脂肪酸、リン脂質、糖脂質などがあり

食品においては中性脂肪が代表的、三大栄養素の中で熱量が最も高く、エネルギー源として重要です

脂溶性ビタミンの吸収に関与したり、必須脂肪酸の供給源として、またうまみにも関与します

 

・ワックス

脂肪酸と長鎖(高級)アルコールからなる固形の中性脂肪。

 

・ステロール

アルコールの一種で3位に水酸基を持つ炭素数27~29のステロイドの総称で

遊離型、エステル型、配糖体等の形で、自然界に広く分布する。

 

・トリアシルグリセロール

グリセロールに3つの脂肪酸がエステル結合した中性脂肪。

 

・リン脂質

細胞膜を構成する主要な脂質で、構成成分にリン酸を含む。

 

 

・脂肪酸

天然の脂質の加水分解で得られる脂肪族モノカルボン酸で

カルボキシル基が末端にある長鎖の一塩基酸、ほとんどは炭素数が偶数。

 

    飽和脂肪酸

炭素間に二重結合を持たない脂肪酸で動物性油脂に多い。

 

    不飽和脂肪酸

炭素間にシス型の立体配座を示す二重結合を有する

 


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n-6系多価不飽和脂肪酸

食用の油に多く含まれる、ジホモY‐リノレン酸やアラキドン酸は

ホルモン様作用を示すロイコトリエンや痛みを増強させるプロスタグランジン類へ代謝されます

リノール酸を多く含む油脂は、血清脂質濃度低下作用を持っています

 

 

n-3系多価不飽和脂肪酸

α‐リノレン酸を多く含むのはシソ油、青魚で熱に弱いため、炒め物に向いていません

EPAn-6系とは異なるプロスタグランジン類の前駆体であり、痛みを抑える作用がある

生理中はプロスタグランジンに敏感になるため、α-リノレン酸を含むものを摂取したり

月見草のオイルでマッサージをしたりすると良いとされています

特にEPADHAは抗血液凝固や中性脂肪濃度低下作用を持っています

 

n-6系、n-3系の不飽和脂肪酸は、いずれも生体で合成できないため

必須脂肪酸と呼ばれ摂取の理想は41になることが望ましいですが

食の欧米化によってn-3系の摂取が不足していると言われています

 

・トランス脂肪酸

マーガリンなどの加工油脂の製造工程で、不飽和脂肪酸に水素を添加することでつくられ

自然界には存在せず、溶解する温度が上昇するなど物性変化が生じ

体内で代謝されにくく蓄積していきます

 

 

・共役脂肪酸

リノール酸の構造異性体で、抗ガン

生活習慣病(抗動脈硬化、抗肥満、抗アレルギー)作用などが期待されていますが

まだ安全性が確立されていません

 

 

・ステロール

ステロールは動物ではコレステロール、植物では植物ステロール(フィトステロール)が代表的で

ピーナッツ、ゴマ、大豆、さやいんげん、枝豆類に多く含まれ、コメ油からも抽出されます

植物ステロールは細胞原形質の構成成分で、スチグマステロール、シトステロール

カンペステロールなどが知られており、コレステロールの吸収を抑制する作用があります

体内での吸収率はコレステロールが50%であるのに対し、5%しかありません

LDLコレステロールの濃度低下、HDLコレステロールの濃度上昇

血清中性脂肪レベル及び過酸化脂質低下作用も確認されています

 

・構造脂質(ジアシルグリセロール)

天然には数%しか存在しないもので、トリアシルグリセロールとは異なる代謝過程を経るため

食後の血中中性脂肪の上昇を抑えたり

体脂肪が付きにくい特定保健用食品として認められています

 

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〈炭水化物〉

 

糖質としてエネルギー源となります

日本人はエネルギーの55%を炭水化物から摂取しており、その大部分はデンプンです

アミロース α14グルコシド結合だけで重合した直鎖状

アミロペクチン α16グルコシド結合による分枝鎖を持っています

 

糖質の最小単位は、グルコース、ガラクトース、フルクトースなど単糖類

デンプン、デキストリン(食物繊維)は多糖類

 

フルクトースは最も甘味度の高い単糖

食事には、スクロース、ラクトース、マルトース、トレハロースなどの二糖類も含まれます

 

・糖質の代謝

インスリンは血糖値の上昇のシグナルを感知して、膵臓のランゲルハンス島B細胞から分泌され

肝臓糖代謝のうち、解糖とグリコーゲン合成、筋肉や脂肪組織へのグルコース取り込みを促進し

血糖値を低下させます

脳は最大のグルコース消費臓器で、摂取した糖質の25%をエネルギー源として利用し

空腹時では70%を利用します

これを維持するため、空腹時でも血糖値は70~110mg/dlに維持されています

 

 

〈食物繊維〉

人の消化酵素で消化されない食品中の難消化成分の総体で

主要成分は炭水化物で一部リグニンなどの非炭水化物も含まれます

一日当たりの目標摂取量は、成人で20~25g

30歳代以下での摂取量の著しい低下が指摘されており

2010年のデータでは目標値の70%しか摂れていないと言われています

 

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・食物繊維の種類

 

    不溶性食物繊維

セルロース、ヘミセルロース、リグニン、キチンなど

 

    可溶性食物繊維

ペクチン、植物ガムなど

 

小腸における他の栄養素の消化吸収を抑制することから

血中コレステロールの低下や血糖値の改善などに効果があります

 

・オリゴ糖、糖アルコール

大腸で腸内細菌の餌となり、お腹の調子を整えるもの、虫歯発生の低減に寄与するもの

食後の過血糖を抑えるものなど、甘味料としても利用されています

 

糖アルコールは、天然の単糖、二糖類の還元基であるアルデヒド基及びケト基に

水素添加してアルコール化することによりつくられます

 

・プロバイオティクス

微生物製剤で粘膜表面の微生物や酵素のバランスを改善したり、免疫能を刺激することを

目的とするもので乳酸菌飲料、ヨーグルトなどに含まれます

 

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・プレバイオティクス

小腸下部や大腸で、もともと存在している腸内細菌や

プロバイオティクスとなりうる有用な菌の増殖を促進するもので

オリゴ糖、食物繊維の一部(ポリデキストロース、イヌリン)を言います

オリゴ糖を多く含む食材として、大豆、玉ねぎ、ゴボウ、ネギ、ニンニク

アスパラガス、バナナなどがあります


・プロバイオティクスとプレバイオティクスを組み合わせたものはシンバイオティクスと言われます

 

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〈フィトケミカル〉

 

植物性化学成分で野菜や穀類、果物などの色素、渋み、香り、辛味などの成分で

多くは抗酸化力を持ち、ポリフェノール、カテキン、リコピンなどが代表的です

各種フィトケミカルの機能性の研究は現在も続き種類や効能が続々と発見

解明され、ガンを予防する植物エストロゲン、果物と野菜の発ガン予防なども見つかっています

 

このブログはエルクレストで、メディカルハーブや漢方の講師をしてくださっている

渡辺 肇子 先生のお話を元に作成しています

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症状別メディカルハーブ -ダイエットと食事-

安全なダイエット方法の王道はやはり、食事と運動です


運動を行う理由は大きく分けて2つあると考えています


1.有酸素運動によって、直接中性脂肪をエネルギーとして使って

体脂肪を減少させる


2.筋力トレーニングを行って筋肉量を増やして

基礎代謝量を増やす、引き締め効果によって美しいボディラインをつくる


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そしてもう一つ重要なのが栄養です

せっかく筋肉をトレーニングしたとしても、筋肉の元となる栄養補給を怠っては

筋肉は強くなれず、うまく体は引き締まりません

そこで重要な栄養素がたんぱく質です




たんぱく質は細胞の主要な構成成分であると同時に、物質代謝に必要な酵素や

生体機能の調節に必要なホルモンの材料としても重要です

一日の摂取基準は男性で70g、女性で60gとなっていますが

なかなかこの量を摂取できていないのが現状です

また、トレーニングを行って筋肉を増やそうとしている場合は

基準より多くの摂取が必要です


たんぱく質は100gあたり牛乳で約3.5g、肉類で約20g、魚で約25g含まれていて

特に多い食材がシラス干しで約40g摂取することができます


栄養素の種類によって食事誘導性熱代謝のエネルギー消費は変わります

タンパク質のみ:摂取エネルギーの30%

糖質のみ:摂取エネルギーの6%

脂質のみ:摂取エネルギーの4%

通常の食事(混合):摂取エネルギーの10%

がエネルギーとして消費されます

従って、タンパク質が多い食事はより多くがエネルギー(熱)に変わるため

脂肪として蓄積されにくいということなのです


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ダイエットは安全に行わなければ意味がありません

ですから、必要な栄養素はきちんと取って

余分なカロリー摂取は抑えることが重要なのです


・ダイエットとメディカルハーブ 


前述のように筋肉を増やして基礎代謝を上げる食事の他に

メディカルハーブの中には脂肪の燃焼を促進するものがあります


1.マルベリーのティー


2.マテのティー

 

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マルベリーとは、桑の葉のことで

DNJ(デオキシノジリマイシン)という成分が含まれており

これを食前に飲むことで摂取した食品からの糖の吸収を抑えるという働きがあります

(小腸で糖の分解酵素であるα-グルコシダーゼに結合して、その活性を阻害します)

糖尿病の薬でも同じような作用を持つものがあります

マテは、コーヒーよりも多くのカフェインを多く含んでおり

代謝を高めて脂肪の燃焼を促進します。

ダイエットには様々な手段がありますが

早急な結果を求めるような無理な方法には

必ずリスクがあります。いくら体重を減らせても、肌荒れ、貧血、月経不順など

他のトラブルを抱えたら意味がありません

腸からの糖分の吸収を抑える

脂肪の燃焼を助けるハーブを利用して健康なダイエットに取り組みましょう


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症状別メディカルハーブ -ストレス、不安、緊張-

〈ストレスについて〉

 

人の活動は成功、失敗に関わらずある種のストレスを生み出し

日常とは違う変化がストレスとなります

 

ストレスという言葉は、元々物理の世界で「歪み」を意味するものとして

使われていましたが、カナダのストレス研究の権威であったセリエ博士が

歪みを生じさせる物をストレッサー

それによって起こる反応をストレス反応と定義しました

 

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〈ストレッサーの分類〉

 

物理化学的ストレッサー

環境によるもので花粉、騒音など

 

生理的ストレッサー

暑い、寒い、過労といったものなど

 

心理的、社会的ストレッサー

心に対する家庭的、社会的なストレッサー

 

〈ストレスに対する反応〉

 

・警告期

ストレッサーへの反応の第一段階として疲れる、体調不良、肩こり

イライラが症状として起こります

 

・抵抗期

ストレスに対する抵抗によって血圧の変調、内臓の異常、血糖値の上昇

交感神経の過緊張

 

・疲弊期

抵抗期の持続によって人体が疲労し、集中力の低下、物忘れ

ストレス性の潰瘍、うつが生じてきます

 

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〈ストレス病〉

 

・うつ

抑うつ状態を主体とした感情の病気で

気分の落ち込みや意欲の低下に伴って様々な自律神経症状を引き起こします

 

・心身症

心因性のストレッサーによって身体に消化性潰瘍、本態性高血圧

過敏性腸症候群などの症状が出てくるもの

 

・神経症

心因性のストレッサーによって心に不安神経症、恐怖症

脅迫神経症といった症状が出てくるもの

 

〈ストレス対処の方法〉

 

ストレッサーは、人が成長していく中で必要不可欠なもので

有名なストレス研究者が「ストレスは人生のスパイスである」と語っているように

そのストレスに対してどう対処していくかという

ストレスコーピング(ストレス管理)の概念が重要です

 

・運動、会話、軽度の飲酒

・旅行、趣味

・友人、家族、上司の指示を受ける

・くつろぎ、リラクゼーションとしてヨガなど

・価値観の変化、自己改革、宗教

 

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〈ストレスとハーブ〉

 

覆いかぶさってくるような不安感や、居ても立っても居られないような緊張感を解きほぐすには

鎮静作用の高いハーブのティーを時間をかけて楽しむのが一番です

お茶を入れて飲む時間をつくるだけでも、ストレスの緩和に繋がります。

手浴も予想外に効果が大きいものです。ハーブがオフィスなどで簡単にできるのも利点です。

 

・ジャーマンカモミールとパッションフラワーのティー


カモミールはリラックス効果によって入眠しやすくし

ペパーミント、レモンバームは爽快感で目が覚めやすく

組み合わせることで一日のリズムをつくっていき

自律神経の安定につながります

パッションフラワーはアルカロイドの作用で脳に直接働きかけて気持ちを落ち着けます。


・ジャーマンカモミールの手浴


手は緊張で発汗が過剰になったりと感情を表しやすい部分であると言えます

そういった部分を温めることで精神を安定させます。


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〈不眠〉

 

不眠とは、「適切なタイミング、環境下で睡眠をとっているにもかかわらず

何らかの症状によって眠りが妨げられ、日中の活動に悪影響を及ぼすもの」

 

入眠障害 

2時間近く眠りに入れない

 

中途覚醒

睡眠中に何度も目が覚めてしまう

 

熟眠障害・多夢

深く眠れない、夢を見すぎて眠りが妨げられる

 

早期覚醒

早い時間に目が覚めてしまい、そのまま眠れない

 

睡眠時無呼吸症候群

4050代に多く男性に圧倒的に多いですが、

女性も更年期が安定する50代以降になると黄体ホルモンが減少してくるのに伴って

気道の筋肉にハリをつくる作用が弱くなり気道が狭くなることによって起こります

 

ムズムズ脚症候群

感覚異常によって脚を動かしたくなる欲求にかられて睡眠が妨げられる

遺伝、鉄不足によるドーパミン生成不全が原因とされる

 

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〈不眠の対処法〉

 

・寝室に光が差し込まない工夫をする

・睡眠時間を遅くする

・起床時に日光を浴びることで体内時計をリセットする

 

過剰なストレスは自律神経を狂わせ、冷えや不眠の原因となります

 

メディカルハーブを生活に取り入れて、自律神経を安定させましょう!

 

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冷えると肩がこりやすくなる!?

身体に冷えがあると自律神経が乱され、交感神経が緊張することによって 

痛みやコリを強く感じるようになると言われており 

単に体を冷たく感じるだけではない様々な症状を引き起こすのです 

痛みは体の異常を知らせる重要な感覚の一つですが

実はそれに伴って様々な反応が起こります


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①情動反応と精神的反応

痛みのために様々な情動反応が起こり、精神的に多様な苦しみ、憂鬱感、絶望感などを示します


②運動系の反応

手足などに侵害刺激が加えられると、痛みをおこす刺激を避けようとする反射が起こります


③自律神経の反応


皮膚への侵害刺激で自律神経の活動が反射性に反応して

血圧が上昇したり、消化器の働きが抑制されたりします


④内分泌系の反応

侵害刺激によって副腎皮質ホルモンやカテコールアミン、バゾプレッシン等の分泌が

反射的に増加します


⑤免疫系の反応


免疫機能の低下を引き起こすことが多い


⑥内臓-体性反射

内臓痛覚及び体性深部痛覚は、近くの骨格筋に強い反射性収縮を引き起こします

これは一般に腹壁に起こり、筋性防御と呼ばれます


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このことから分かるように、痛みは免疫力の低下や精神、自律神経の不安定化といった

反応を引き起こすことから、過剰な痛みは早期に取り除くことが重要です

ですから痛みやコリが長期化している方は

その根本に冷えという状態が隠れている可能性があるため

ぜひ冷え性対策を行って頂きたいと思います


Written by Keiichi Nakagome


メディカルハーブについて

メディカルハーブとは

ハーブとはヒトの生活に立つ植物の総称で、日本語では「薬草」や「香草」と訳され

日常生活で大きく分けて8つの分野で活用されています

 

    食品(約40年前に海外で料理を学んだ人が持ち込んだのが最初)

    飲み物(リキュールの色付けなどにも使われている)

    健康(メディカルハーブ)

    化粧品

    香料(揮発性の高いものを集めた精油がアロマセラピーとして使われるが、肌に使う場合は濃縮されているため、希釈して使う)

    染物

    栽培(趣味、園芸療法)

    祭祀

 

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③のようにハーブを健康の維持、増進や美容の分野に利用するもの

ある種の機能を有する植物性食品を含んだものを

メディカルハーブ(英語ではメディスィナルハーブ)と言います

 

ただし、日本では薬品としては認められていません

メディカルハーブは医薬品ではなく食品であり、自然治癒力に働きかけます

現在使用されている医薬品のおよそ半分はメディカルハーブにルーツがあると言われています。

痛みどめの成分は、元々柳の木の皮を取ってかじっていたと言います。18世紀になると

柳の木の皮に含まれる様々な成分の中から痛みを抑えるのに有効なものだけを取り出せるようになり

さらにそれを他の物からより簡単に作れるようにしたものが現在の医薬品なのです

実際に木の皮に含まれる有効成分はサリシンという成分でしたが

胃を荒らすなどの副作用が強かったために化学的に加工したものがアスピリンです


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・自然療法(ナチュロパシー)

 

近代医学(西洋医学)以外の、主に伝統的な療法を代替医療や相補医学と言います

その多くは、健康管理や病気の予防を重視すること、そして治療には

自然治癒力を利用するという共通点があります

アベノミクスの第三の矢として、食品について保険の効くものと効かないものを分けるのではなく

混合医療として合わせていこうという流れもあります

 

これを「自然療法(ナチュロパシー)」と呼び、メディカルハーブもその位置分野に当たります。

植物療法は、最も歴史がある自然療法と言えます

 

・自然治癒力

 

自然療法では、健康な時の人の体は全体的に一定のバランスが取れた状態であると考えます

これが崩れると病気になるのです

自然治癒力は崩れたバランスを元に戻すように働きかけます

津城近代医学では、菌に感染したときには抗生物質を使ってその原因菌を退治しようとしますが

本来は元々身についている自然治癒力によって治すことができます

自然療法では、人を心も含めて全体的(ホリスティック)に捉え

その全体のバランスを見ます

これが、外から来る病気の原因や病んでいる部位にだけ働きかけようとする近代医学との

大きな違いです

 

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メディカルハーブの成分と作用

 

ヒトは従属栄養生物と呼ばれ、植物や動物を食べなければ生きていけませんが

植物は水と二酸化炭素、太陽光があるだけで

グルコースを作り出すことができる独立栄養生物と呼ばれています

 

・光合成

 

植物は空気中の二酸化炭素と根から吸い上げた水を、太陽の光で反応させてブドウ糖をつくります

ここから炭水化物、脂質、アミノ酸、タンパク質など植物が必要な物質が合成されます

その過程で、色々な植物化学成分(フィトケミカル)も合成されます

これらがメディカルハーブの有効成分です

 

二酸化炭素 + 水 → グルコース + 酸素 + 水

 

・植物化学成分

 

植物化学成分の種類は、1種類の植物だけでも数百という数になります

含まれている成分のグループが分かれば、ハーブ全体の持つ作用を大まかに知ることができますが

それがすべてではありません


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・食品の機能

 

    一次機能(栄養機能、エネルギー源):生命維持のための栄養面でのはたらきを指す

 

    二次機能(おいしさ):食事を楽しむという味覚、感覚面でのはたらき

 

    三次機能(体調調節):生体の生理機能の変調を修復するはたらき

 

 

・メディカルハーブの共通作用

 

    抗酸化作用:植物は根を下ろしているため、常に紫外線などの酸化要因にさらされているため

それから身を守るために強い抗酸化物質を作り出している

 

    利尿、発汗、消化:代謝を促進することでこれらの作用を示す

 

    抗菌作用:病原微生物(細菌、カビ、ウィルス)の中で、薬が効きづらいものに対しても一定の作用がある

 

    栄養素の補給:ビタミン、ミネラル、種には脂肪も含まれている

 

    薬理作用


・フィトケミカル

 

植物の含まれる化学成分の総称で、野菜や穀類、果物、などの色素、渋み、香り

辛味、灰汁などの成分で、多くは高い抗酸化力を持っており

ポリフェノール、カテキン、リコピンなどがあります

各種フィトケミカルの機能性の研究は現在も行われており

ガンを予防する植物エストロゲンなどが発見されています

 

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・フィトケミカルの共通作用

 

    生体防御作用:アダプトゲン作用(免疫、内分泌調整作用)による心身症の予防

 

    抗酸化作用SOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)様作用

(活性酸素除去)、代謝促進作用による生活習慣病の予防

 

 

・植物化学成分(花や根に含まれる)

 

    アルカロイド:強い苦味があり、中枢性に働くため作用が強く

薬の成分として使われることもあり

代表的なものとしてはカフェインがあります

 

② タンニン:渋みが強く、ローズなどに含まれる。引き締め作用や抗炎症作用

下痢止め作用が有り、化粧品や薬の成分としても使われます

またタンパク質を固める性質があり、樹皮などにつけられた傷はタンニンによって修復されます

 

配糖体:糖とその他の成分が結合したもので、水に入ると切り離され

様々な作用を発揮するもので、心臓が弱っているとき

下剤などの成分として薬品に使われているものもあります

 

    サポニン:語源はシャボンで水に入れると泡が出るというもので

風邪薬や咳止め薬として使われる他、ホルモン様作用を持つことから

更年期の症状に良いとされています

 

    苦味質:苦味があり食欲不振などに対して胃や腸の働きを整える作用があります

植物にとっては害虫を遠ざけるために作っており

アルカロイドも同様で、精油の中にも防虫作用をもつものがあります

 

    粘液質粘液質は保湿作用があり、喉の乾燥やバスハーブとしても用いられます

 

    フラボノイド:アイボリーや薄黄緑色という意味のフラバスという言葉からできた言葉で

多くの種類があります

そばに含まれるルチンは毛細血管の働きを高めるという作用があり

またビタミンCとの相性が良く、双方の働きを高める。

そのほか利尿作用、下剤の作用、腹痛に有効なものなど多岐にわたります

 

    ビタミン、ミネラル:タンパク質などの吸収、活用を助けます



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 ・成分の相乗効果

 

大きな特徴は、複数の成分が相乗効果を発揮することです

これには別々の成分が同じ作用を持っていて効果が増す形と

一つの成分の作用を別の成分が補助する形があります

 

エルダーフラワーの利尿作用は

フラボノイドの利用作用とカリウムの利尿作用が相乗的に働いたものです

また、ローズヒップは一緒に含まれているクエン酸などが

体内でのビタミンC利用効率を高めるため、単にビタミンCの錠剤を使うよりも効果が増大します

 

・多方向への作用

 

1種類のハーブで心身の両方に同時に効果をもたらすことができることも

医薬品には見られない特徴です

 

ジャーマンカモミールを胃のケアに利用するときには、胃壁に直接働く消炎作用を持つ成分と

芳香成分に気分をリラックスさせる作用があるため

傷んだ胃の修復とストレスの修復とストレス解消の両方を目的とします

ローズヒップは、一緒に含まれているクエン酸などが体内でビタミンCの利用効率を高めるため

単にビタミンCの錠剤を使うよりも効果が増大します

 

同じことを医薬品やろうとすれば、最低でも2種類の薬が必要になります

 

エキナセア:免疫を調整する作用があり、風邪などでは免疫力を高めて

ウィルスに勝てる状態をつくります

アレルギーなど免疫が過剰に働いている場合には

正常範囲内に調整する働きもあるのがメディカルハーブの特徴です。

 

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・調整作用

 

メディカルハーブの使い方では、たびたび同じハーブを正反対の症状に用いることがあります

ハーブには多様な成分が含まれるからです。

 

1.肌の調子を整える作用に優れているのなら、乾燥肌と脂性肌の両方に利用できる

 

2.腸の調子を整える作用があれば、便秘と下痢の両方に使える

 

メディカルハーブの作用の現れ方はとても多様で

使う人それぞれの心身の状態によって変化すると言っても過言ではありません

 

このように身体の機能を助ける多くの成分を含んだメディカルハーブは

冷え性などの体質改善にとても有効です冷えは万病のもとと言われ

体温調節を始めとしたホメオスタシス機能が低下していることを表しています

冷え性が基礎になっていて起こる便秘や頭痛、肩こり、生理痛といった不定愁訴は

そういった状態のサインですので、適度な運動、食生活に加えて

メディカルハーブのような健康補助食品をうまく活用して

身体の機能が100%発揮できる状態をつくりましょう



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