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2012年4月

2012年4月

痛みと冷えの関係 -⑤- 自立神経のコントロール

代々木公園店美顔店元店長の木村です。


今回も、H17.8.28に四つ木治療院で行われました勉強会の内容です。

鍼灸院や整骨院などの先生方が対象の内容ですが、なるべくわかり易くお伝えしていきます。




自律神経、これは私達の仕事では切っても切れないものですが、実際の所、良い状態に持って行く方法については知らない人が多いのです。

例えば、足をひねってケガをした場合、交感神経が過剰に反応します。
血圧が上がったり脈拍が速くなったりします。

交感神経が緊張して、まず脳に痛みを鮮明に伝える、ということをします。

痛覚神経の刺激だけではなくて、交感神経が緊張することで脳は痛みを強く感じるようになります。

ケガをして、しばらくすると痛みがどんどん増えていきます。



痛み(くじき).jpeg





最初の痛みは痛覚神経の刺激ですが、この二次的な痛みは交感神経が非常に緊張して起きてきます。

その時、本当の痛みは痛覚神経だけだとすると、交感神経による痛みは何倍にも増してしまうのです。

この時に身体の中にスイッチをいれて、交感神経の緊張を下げると痛みは元のレベルに戻ります。

ではどうやって下げるか。

これは痛覚神経のAデルタ線維(圧迫、温度、痛覚を伝える神経の事です)に強力な刺激を与える事で、この盛り上がっている交感神経の緊張をガクンと下げる事が出来ます。

その方法は、指先に刺激を与えます。

例えば、足関節の捻挫をして痛くて歩けない状態だとします。

その場所にもよりますが、足の小指の第一関節のど真ん中を思い切り押すと歩けるようになります。

ボールぺン等でぎゅっと押すのが効果的です。

それで効果が無いようなら、その押した点と爪の真ん中を同時にぎゅっと押すと効果があります。


ヒザの痛みなども、また他のポイントを刺激することで和らげる事が可能です。

これは実際、Jリーガー選手などにもやっている手法です。



カズ.jpeg




交感神経の緊張を下げる、ということがポイントになります。

興奮している交感神経をAデルタ線維を使って落ち着かせると、最初の痛みだけになるので歩けるのです。

このように、痛みは自律神経をコントロールすることで変化します。
自律神経の働きというのは、痛みと非常に密接に関係があるということなのです。

これは、それだけ身体の状態が悪いということを脳に伝えるために交感神経が緊張して、痛みを鋭く伝えるようにしているのです。

一つの防御反応とも言えると思います。

山口先生のもとに来るような、痛覚神経が刺激されている痛みのレベルの患者さんは、痛みとしては、二次的に起きる痛みの方がより鮮烈に伝わって来るのではないか。

だから痛みをコントロールしてあげることで、その場所が治るわけではないが、例えば捻挫していても歩けたり、ヒザの痛みが和らいで楽になる、そういう事が起きるのではないか。

山口先生はそのように考えているそうです。

痛みを訴える人は普通に自律神経のトラブル、緊張があります。

それをコントロールして痛みを取る事が大事なのです。

ただ、それは深部体温が下がっていると自律神経は余計に乱れやすくなるし、治りも悪いし慢性化しますよ、ということなのです。

ケガの初期は、交感神経がガンと上がるのでガンと落とせば良いのです。
これは急性期のケガの処置になりますので間違わないようにして下さい。

慢性化すると、こういう強い刺激を与えると反応が強く出てしまう事があるので、深部体温を上げて優しく交感神経の働きをコントロールすると良いのです。



マッサージ.jpeg





慢性化してしまった時にこういう事でコントロールしてあげると傷みが取れやすいという「冷え」の概念です。





冷えについてはこちら

Written by Keiko Kimura




痛みと冷えの関係 -④- 冷えがもたらす身体の変化

代々木公園店美顔店元店長の木村です。


今回、H17.8.28に四つ木治療院で行われました勉強会の内容です。

鍼灸院や整骨院などの先生方が対象の内容ですが、なるべくわかり易くお伝えしていきます。




それでは、冷えが生じると身体にどのような影響があるのでしょうか?


①基礎代謝の低下

1℃で12%下がります。実はこれ、山口先生が実際に集めたデータから、電卓をたたいて出した数値なのだそうです。

公言してからしばらくすると、こぞって雑誌や本でこの数値を書き出したとか。

33.5℃がノーマルとして、32℃位の場合、代謝が10%位は落ちている計算になります。
これは、イコール太りやすい、ということです。



②免疫力が低下する

だいたい30~37%下がります。

なぜなら、小腸には身体の中の免疫細胞が70%あり、温度が高くないと免疫細胞であるミトコンドリアが働きません。



ミトコンドリアDNA.jpeg





だから1℃で30%ほど下がってしまうのです。



③自律神経が乱れる

患者さん側からすると、自律神経が乱れているということは精神的に何か問題があるのか、精神的なトラブルなのか、と思う方がいます。

そうではなく、痛みやコリに対する感受性が非常に鋭くなります。


肩こり(子守).jpeg





特に、副交感神経の働きが過剰に強くなったり著しく低下したりした時に顕著にでてしまうのです。

例えば、1の刺激に対して、20~30にも増幅して感じてしまう。

鍼を打つと異常に痛がる、マッサージをすると過敏に反応する...

こういう人達は、もともと交感神経と副交感神経の働きのばらつきが強い人達です。

こういう人達の深部体温が低下すると、非常に敏感になり、1の痛みが何倍にも感じるようになってしまうのが人の身体です。

これは一つの防御反応だと思います。

本当はそこまで悪くないのに、肩や腰が痛いからといって、長期間そこばかり治療をし続けたりすると、感受性がどんどん鋭くなって痛みの緩和が見られなくなってしまうのです。



④内臓の働きが悪くなる

便秘など。肝臓、腎臓、胃腸は
冷えることで特に働きが悪くなります。

内科の先生でも、肝臓病は冷えの病と言う方がいます。
肝臓のある位置を手で温めるように指導する先生もいます。



肝臓.jpeg




⑤うつになる

前向きになれなくなります。

繰り返しますが、「冷え」というのは自覚がなくて深部体温が下がっているということです。
これにより上に述べた5つの事がおきるのです。

深部体温が低下する、ということに着目している人はほとんどいません。
患者さんに対してこの部分を治療するだけでもだいぶ変化の出る方は多いと思います。





冷えについてはこちら

Written by Keiko Kimura



食事と冷え -脂質-

冷え症の原因の中で食事は大きなウエイトを占めます

今回は3大栄養素の一つである脂質についてお話したいと思います

私たちが摂取する脂肪の95%はトリグリセライドでグリセロールと脂肪酸からできています

脂肪酸のうち、常温で固体のものを飽和脂肪酸と言い、主に動物性脂を指します

ただしヤシの実は飽和脂肪酸です


Vb4.jpg

常温で液体のものを不飽和脂肪酸と言い、主に植物性油を指します

ただし青背の魚は不飽和脂肪酸です



fish fh.jpg 

不飽和脂肪酸はさらにオメガ3、オメガ6、オメガ9という種類があり

オメガ3はフラックスオイル、シソ油、青背の魚に含まれ

オメガ6はベニバナ油、コーン油、大豆油

オメガ9はオリーブオイル、キャノーラ油などに含まれています

細胞膜を構成している重要な構成成分にはオメガ3、オメガ6があり

体内で作り出せないことから必須脂肪酸と呼ばれています


musculo2.jpg

またオメガ3、6の各々からエコのサイドという局所性ホルモンが造られています

①トロンボキサン

オメガ6は血液を固め、止血する作用を持つのに対し

オメガ3からは造られたものは、血液の凝固機能を低下させ

流れやすい状態にする作用があります


②プロスタグランジン

オメガ6は炎症を促進し、ガン細胞の増殖を促進するのに対し

オメガ3は炎症を抑え、オメガ6のプロスタグランジンの作用をブロックします


③ロイコトリエン

オメガ6は炎症反応を引き起こすヒスタミンの1000倍の作用を持ち

アレルギー症状を引き起こすと共に、気管支を収縮させます

オメガ3は、気管支拡張作用を持ちます


現代人はオメガ6に偏った食事となっていることから

血流の悪化、アレルギー過敏、炎症体質になっているという現実があります


arterio sclerosis 7e.jpg

体の熱は血液によって全身を巡るため

この血流の悪化が冷え症の大きな原因になるのです

食事の時には、オメガ3を積極的に摂るようにして

中から冷えを予防していきましょう!

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Written by Keiichi Nakagome



首を温めることの重要性

冷え症を改善するために、体を温める上で重要なポイントが3つあり

①頚部

②腹部

③足部

が挙げられます


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今回はその中で、頚部を温めることの重要性をお話したいと思います

首は脳からの中枢神経の続きである脊髄が最も太い部分であり

多くの血管も通っています


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鎖骨、肩甲舌骨筋、胸鎖乳突筋で囲まれた部分を鎖骨上三角と言い

体表に近いところを鎖骨下動脈という太い動脈が通っています



supra clavicular triangle.jpg
斜角筋隙.jpg


ここからは多くの熱が逃げていくため、温めることでそれを防ぎ

冷えを軽減させます

また血管の平滑筋を調整している自律神経を整えることも

冷え症の改善に重要ですが、首には星状神経節という自律神経節があります


stellate ggl.jpg

星状神経節は交感神経の下頚神経節と中頚神経節が融合したもので

痛みの抑制のためにブロック注射などが行われている部位で

第7頸椎横突起の外側にあります

この部分を温めることで交感神経の緊張が緩み

末梢の血管が拡張し、血行が良くなると共に

痛みの感受性が低下します

熱は高いところから低いところへ流れるため、体温が36℃であれば

気温が30℃であっても熱は逃げていくため

気候が良くなってきても首を温めることはお忘れなく!


Written by Keiichi Nakagome


食事と冷え -糖質-

冷え症の原因を大きく分けると

食事

②深層筋量の低下

③服装

④不規則な生活

が挙げられますが、今回は食事に注目したいと思います

体を冷やす食べ物として、甘いもの(単糖類)、生野菜、パン、コーヒー

食品添加物の多いものなどがあげられます


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vegetable.jpg

その中でも、清涼飲料水、白砂糖、氷菓子といった単糖類の摂りすぎは

インシュリンの過剰分泌による膵機能の低下や免疫細胞の機能低下

ミネラルの大量消費などに加え、糖上昇による動脈硬化、血管の酸化による血流の悪化から

冷え症へと繋がるため特に気をつけなければなりません


arterio sclerosis 7.jpg

cold46.jpg

しかし糖は炭水化物とも呼ばれ、通常の食生活ではエネルギー摂取量の半分以上を占めている

重要な栄養素であり、脳などの神経細胞の唯一のエネルギー源でもあります

従って、ある程度の摂取量も必要です

2010年の日本人の食事摂取基準では、18~29歳で一般的な身体活動レベルの人の場合

男性では一日に必要な摂取エネルギー2650kcalのうち炭水化物は50~70%未満

女性では1950kcalのうち50~70%未満とされています

冷え症の方はこの範囲で炭水化物の摂取量をコントロールすることで

血糖の急な上昇を防ぐとともに、血流の増加によって症状が改善する可能性がありますので

お試しください



Written by Keiichi Nakagome


痛みと冷えの関係 -③- 本当の体温とは?

代々木公園店美顔店元店長の木村です。


今回、H17.8.28に四つ木治療院で行われました勉強会の内容です。

鍼灸院や整骨院などの先生方が対象の内容ですが、なるべくわかり易くお伝えしていきます。





 冷えることで様々な事が起きますが、どうやって冷えを確認すれば良いのでしょうか。

それは、中完(みぞおちとおへその中間位にあるツボです)と関元(おへそと恥骨の中間位にあるツボの事です)の二ヶ所、温度を計ります。




image(8).jpeg



中完で33.5℃位、関元で33℃位が平均値と考えて下さい。



image(9).jpeg



それ以下の場合や、温度の逆転状態の時も冷えがあると考えます。

体温の事で、少しお話をしましょう。

山口先生が鍼灸の勉強会に参加した時の事です。

たまたまその行った時の講師の方が、冷えについて話し出したそうです。

冷えとは、末梢循環の不全である、から始まり延々30分話は続いたそうです。

最初は黙って聞いていた山口先生ですが、とうとう我慢が出来なくなってしまいました。

それでも、一応その講座が終わってから質問に行ったそうです。

「冷えとは、体温でいうと何度からを指すのですか?」、と。

するとその方は

「私の知人で2人ほど冷えについて研究している人がいるが、冷えというのはだいたいの温度が下がった時を冷えというのです。」
と答えたそうです。

...答えになっていませんよね。

要は分からないということで、分からないなら素直にそう答えてくれれば良いのに、と山口先生は思ったそうです。

温度を一度も計っていない人達が、冷えについて語るのはおかしいと思います。

どこの病院に行っても、必ず腋下の温度は計るし、血圧も採ると思います。

でも、内科に行って冷え症なんです、と言っても温度を計られる事はまずありません。


これがそもそもの大きな間違いなのです。

また、根本的な所ですが、体温が元々高い人もいれば低い人もいます。

残暑を過ぎた頃だと、足先の温度で言えば、22~24℃の方もいれば、32~34℃の方もいます。

10℃以上も違う温度差を、「冷え」という同じ言葉のくくりでひとつにしてしまうのも大きな間違いなのです。

深部体温は体表面温度と比例する、というのも誰も知りません。
だから、大きな間違いが起きてくるのです。

興味深い話があります。

ある患者さんが山口先生の所にやって来ました。
微熱が続いて下がらない、というのです。
腋下は37℃位から下がらない。
でも深部体温を計ってみると、35℃。

普通は外側より中の方が体温は高いので、あり得ない現象が起きている事になります。



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これはいわゆる次世代型の冷え症です。

自律神経が完璧にマヒしていて、体表面温度だけ上がってしまい、深部体温が下がってしまっているのです。

この現象は体温を計ることで説明がつきますが、医療の現場では全くもってやっていないのです。

TVなどで色々な方と一緒になり、話をする機会を持ちます。
医者として活躍し、冷えに対して漢方薬を処方しているにも関わらず、ほとんどの方は足先の温度すら知らないのです。

足先が冷たい、と患者さんが訴えると、ろくに温度も調べずにそれは冷え症だ、と結論づけてしまいます。

北里大学の東洋医学研究所に冷え症外来があり、漢方薬を出し続けています。
そこから冷え症が治らない、と山口先生の所に来る患者さんが多くいらっしゃるとのこと。


山口先生は患者さんのデータを取り、温度の高い低いがあるんだと言い続けて患者さん自身のデータを持たせたりしていたそうです。

そうこうしていたらやっと、北里大学でも最近になって温度が高くなる冷え症がある、と言い出したそうです。

これはいかにデータを取ってないかという事になります。



冷えについてはこちら

Written by Keiko Kimura


痛みと冷えの関係 -②- お医者様の話

代々木公園店美顔店元店長の木村です。




今回も、H17.8.28に四つ木治療院で行われました勉強会の内容です。

鍼灸院や整骨院などの先生方が対象の内容ですが、なるべくわかり易くお伝えしていきます。



 側湾症の70代の女性。

骨が変形して側弯が起きている、と色々な病院で診断された方です。


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山口先生の所で30分寝ていただけで症状が改善しました。
曲がった背中が真っ直ぐになったのです。

女子医大の整形外科医で脊椎の専門をされている医師に、その治療前と治療後の劇的に変化した写真を見てもらったそうです。

しばらくその写真を見ていた医師は、山口先生に何をしたのか尋ねられたので、
「温熱療法を施して寝かしていただけです。」と答えたそうです。

そこからまた5分ほど写真を眺めていたそうですが、そのうち汗を流し始め、「私の知識ではお答え出来ません。」と言われたそうです。
女子医大で毎日たくさんの患者さんを診察している先生なのに、この現象が説明出来ないのです。


どうしてこういう事が起きるのか、他の整形外科医で膝の専門の医師にも見てもらったそうです。

「側弯というのは、骨だけが変形する場合とローテーションで変形する場合がある。
この人の場合はローテーション型だから、マッサージをすれば治るんだよ。」

と言われたそうです。

この写真の方は、良いと言われた治療は受け、もちろんマッサージも受けていたにもかかわらず、それでも改善していなかったのです。

そもそもマッサージで側湾症が治るのなら、整体や整骨院に患者さんが殺到しますよね。

結局、この整形外科グループは今度山口先生の所に研修に来るそうです。

大分の分室では、片道2時間かけて通う患者さんがいます。

この方は、すごく曲がっていたそうで、極端に曲がっているから誰がみても治らないだろうというような方でした。

でも、みるみる良くなったのです。

その人の住んでいる地域では、あんなにひどく曲がった身体を治した先生として、大分の分室の先生の名前を知らない人はいないと言うくらい有名になったそうです。

1回の施術なので時間が経てば元に戻りますが、数回繰り返すことで良い状態で安定させることが可能です、と山口先生。

この変化は、自律神経のコントロールをする事で起きるのです。

それは、深部体温を上げる、ということをやっただけなのです。


このような結果を分室では写真で残すようにしているのです。

超短波がだいぶ浸透して来て、近畿大医学部でも超短波のデータを取っています。

主にリンパ性浮腫についてどれだけ有効性があるかを調べていますが、かなり有効性が高いと分かってきました。

近畿大医学部の教授と同僚だという山口先生の分室の先生がいて、その教授の所に行って来たそうです。

その教授、リンパ性浮腫については日本で一・二位を争う先生で、学会でも会長だか副会長を務め、世田谷で開業医をしているそうです。

話を伺いに行って開口1番に「リンパ性浮腫には超短波が効果あるよね。」
と言われたそうです。

どうしてなのか聞いた所、

「近畿大医学部でデータを取っています。」

と言われ、やり方は山口先生のやり方そのままだったそうです。

誰かから流れた、ということになります。

それだけ、医学界からも注目を浴びて来ているのです。




冷えについてはこちら

Written by Keiko Kimura

ゆがみと冷え

冷えは自律神経を乱す最悪の要因だと言われており

内臓の働きは自律神経の副交感神経が優位な状態で行われますが

有害なストレス要因があると、交感神経が過緊張します

交感神経の緊張は内臓の働きを低下させると共に

体の疲労からの回復力を低下させてしまいます

そして何より、血管を収縮させて末端への血流が悪くなり

冷えやすくなります


exercising.jpg

世界三大医療の一つであるカイロプラクティックでは、メリック・システムという考え方があり

脊椎の機能障害と内臓機能の関係を明らかにしました


autonomic35.jpg

第1~4頸椎は脳、感覚器

第2~4頸椎は副鼻腔、鼻咽腔、第4頸椎は横隔膜、第5~6頸椎は喉頭

第5~7頸椎は甲状腺、副甲状腺

第6頸椎~第2胸椎は上肢、第7頸椎~第2胸椎は心臓

第2~4胸椎は肺、第4、5胸椎は肝臓、胆嚢

第5~8胸椎は食道、胃、十二指腸、第7~9胸椎は脾臓、膵臓

第9、10胸椎は副腎、第10~12胸椎は腎臓、空腸、回腸

第1、2腰椎は盲腸、第2、3腰椎は卵巣、子宮

第3~5腰椎は生殖器、結腸、直腸、第4、5腰椎は膀胱、前立腺

第3腰椎~第2仙椎が下肢、第1~5仙椎が肛門

というものです


autonomic24.jpg

したがって、背骨のゆがみは自律神経を乱し、冷えや内臓の働き

慢性的なものでは免疫力の低下といった症状が起きてきます

色々な冷え症解消法を試したけれど、改善しきらないという方は

体のゆがみが原因になっているかもしれませんので

意識してみてしょう!


cold46.jpg


冷えについてはこちら

 

Written by Keiichi Nakagome








山口勝利先生・冷え性講座 2012.4.10.(火)

全国冷え症研究所 所長 山口勝利先生による

 

『冷え症講座』 @中野サンプラザ

 

主催:伊藤超短波株式会社

 

DSCN7575ik.jpg

 

今日のテーマは、

 

「冷え症を改善して若返る」です

 

最近は、体温が35℃台の人が増えている。

 

朝の体温が34℃台の子供が増えている。

 

学校で暴れると急に体温が37℃近くなり、

 

その温度差を脳が制御できなくなりキレやすくなる。

 

 

◎若返りにまず必要なことは、

 

代謝を上げること、新陳代謝をよくすること。

 

そのためには体温を上げること

 

体温が1℃上がると代謝は、約13%上昇するといわれています。

 

免疫力は3~4倍にもなります。

 

逆に内臓温が1℃下がると代謝は11~12%下がり、免疫力は30%落ちます。

 

◎体温を上げるためには、血流の滞りをなくすこと。」

 

血流を良くすること

 

そのためには、運動はもちろん

 

1.冷えの改善

 

●食事の見直し

・生野菜と温野菜をバランスよく摂る。

・コーヒーばかりでなく紅茶もバランスよく摂る。

・根菜類、特に生姜を⇒味噌汁に入れて飲むのが一番良い。

 

●インナーマッスルを鍛える

・腹筋や下半身を鍛えることが冷えの改善につながる。

・EMSやスクワット。

 

2.痛みやコリを取り除く

 

・超短波やマイクロ波を活用する。

・物理療法を施した後の運動療法が大変重要であることが冷え症研究所の研究で分かってきた。

※施術後のたった5分の体操が効果を高める。

 

《腰痛の場合》

(1)肩幅に立ち、前屈と後屈を5回ほど繰り返す。

(2)両腕を腰に置き、腰を大きく左右3回ずつ回す。

(3)両腕を腰に置き、腰で体の前後方向に8の字を描く

(4)両腕を腰に置き、腰で体の左右方向に8の字を描く

(5)両足を肩幅より広めに開き、股割りをゆっくり5回ほど行う。

※物理療法は、パワーを強めにすれば良いというわけではなく、心地よいと感じる出力で当てること。

※運動療法も急激に多くやったりしないこと。かえって調子を悪くする場合がある。

 

 

3.ストレスを取り除く

 ・夏でも全身が冷えるというニュータイプの冷え症の原因としてストレスがある。

・このストレスは対人関係だけではなく、音や光、空気の汚れなども含まれる。

・仙骨を温めると精神が落ち着きやすい。(認知症も軽減したりする。)

 

DSCN7581i.jpg 

冷え症についてはコチラから

 

 

中込の職場です

 

冷えは痛みを増加させる

今回は冷えと痛みについてお話したいと思います

痛みを感じているのは神経ですが、痛みの感じ方は人それぞれで

同じ刺激でも、痛がる人もいれば痛がらない人もいます

これはなぜでしょうか?

神経には閾値というボーダーラインがあり、そのラインを超える刺激が加わると

神経が活動電位を発生し、脳にその信号を伝えます

この閾値は、環境や体の状態によって変化するため

人それぞれ感じ方が変わってくるのです

閾値.jpg


血管収縮型冷え症の人の多くは、交感神経が緊張しており

プロスタグランジンという物質の血中濃度が高まっていることによって

痛みが増幅されます



lymph 123.jpg

ですから冷えは、肩こりや頭痛などの辛さを悪化させてしまうのです

冷え症改善の3大ポイントである項、腹部、足を温め

交感神経の緊張を鎮めることで血管は拡張し、プロスタグランジンの値を下げることができます

冷えについてはこちら

 

Written by Keiichi Nakagome





ふくらはぎの筋肉と冷え

私たちの血流は座っていたり立っていたりすると70%が下半身に集まっており

肢から心臓へと血液を運ぶ静脈は、立位では1秒間に8~10cm血液が上がっていきますが

座位では約5cmになり、その状態で30分経過すると約2.5cmになってしまいます

これは股関節や膝関節が屈曲して血管が圧迫されることに加えて

下肢の筋肉が使われないことによって、ポンプ作用が発揮されないために起こります




vein.jpg

デスクワークなどで座っていることが多くなった現代人は、血流が滞りやすくなっていると言え

冷えやむくみの大きな原因となっています

また血流が悪い状態は、免疫力にも大きな影響を及ぼします

免疫に関わるリンパ球は末梢の血管である毛細血管が開いていなければ

血管外に出れず、働けなくなってしまいます

免疫のスペシャリストである日本橋清州クリニックの佐藤義之先生は下肢の血流を高めるために

ふくらはぎのトレーニングの重要性を述べています
 
下腿後面(ふくらはぎ)の温度は体温より1.75度低いと言われており

軽い自転車漕ぎを30分1日2回行うと、6週間で約0.5度上がるというデータがあるそうです

第二の心臓と言われるふくらはぎを鍛えていくことが血流の改善に非常に有効です


gastrocnemius.jpg



座っている時間が多い方は、このようなふくらはぎを中心としたトレーニングを行って

冷え、むくみの改善、免疫力の向上をはかっていただきたいと思います

冷えについてはこちら


written by nakagome keiichi

足の形状と冷え

足部は歩行時に衝撃を吸収、分散し、身体の前方移動の支点になるための構造を持っています


実は足先の冷えの約80%は足の形状によるものだと言われています


tarsal.jpg

手の関節と比べて足の関節は可動性が低く、運動が制限されていますが

その代わりにアーチ(土踏まず)を形成することによって体重移動をスムーズにして

滑らかな歩行を可能にしています

足底アーチには以下のものがあります


①内側縦アーチ

土踏まずを形成し、歩行と密接な関係があり

踵骨、距骨、舟状骨、内側楔状骨、第一中足骨で構成されます

ここに後脛骨筋、前脛骨筋、長母指屈筋、長指屈筋といった筋肉がこれらのアーチを支えています

②外側縦アーチ

身体の側方への揺れに対して足のバランスと密接な関係があり

踵骨、立方骨、第五中足骨、で構成され、長腓骨筋、短腓骨筋といった筋肉が支えています

③前、後横アーチ

両縦アーチの間にできるアーチです


arch23.jpg



これらのアーチには骨、関節、靭帯、筋肉の要素が巧みに組み合わさっており

足が地面に着く時の衝撃を吸収し、力を分散することを可能としています

しかし、運動不足で足底の筋肉が低下していると

アーチも低下していき、指がせり上がるような足になってしまいます


みなさんは自分の足の指を見たときに力を抜いていても第2関節が反り上がっていませんか?


ゆび2.jpg

この状態では、筋肉のポンプが使えなくなり

指先への血流量が低下して冷えを感じるようになります

これを防ぐには、正しい靴選びや運動が大切です


walk212.jpg

アーチの低下は冷えだけでなく、膝などの痛みの原因になったり

疲れやすくなったりと様々な障害が出てくるので

ウォーキングやジョギングなど体に重力をかける運動を行うことが有効です

Written by Keiichi Nakagome



筋肉強化が冷えない体をつくる

冷え症を改善するには

①自分自身の発熱量を高めること(熱をつくる)

②外界の温度変化に対して的確に反応できる自律神経バランス(熱を逃がさないようにする)

が不可欠です


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産熱.jpg


私はトレーナーとしてエルクレストパワープレートスタジオで

日々お客様を診させていただいていますが、最近お客様からよく聞かれるのが

パワープレートを始めて、冷えにくくなったというご意見です


pp67.jpg

私たちは恒温動物のため、体温を一定に保たなければなりません

それに必要な発熱量の約40%が筋肉から発生するものです

もちろん筋肉を鍛えて量を増やせば熱量も上がり、冷えにくい体になるのです

また運動時には骨格筋肉よる産熱が最大になり、全産熱量の90%に達することもあり

熱をつくる上で非常に重要な器官であることが分かります

筋肉による産熱は2種類あり、初期熱と回復熱に分けられます

初期熱は、筋が収縮してから弛緩するまでの間に発生する熱で

回復熱は弛緩した後に発生する熱です

従って、運動後は代謝が高まっているため、しばらく発熱が行われるということです

これらの熱は体の内部から出ているものですから

カイロや電気毛布などで温めるよりもはるかに健康的です


pp29.jpg

パワープレートは3次元の振動を使って筋肉に緊張性振動反射を起こさせることによって

筋収縮が起こりますが、その際に振動が血管を拡張し、効果的に血流を高めます

冷え症をお持ちの方は、多くが自律神経の乱れによって血管の機能が低下しています

従って、普段流れが悪くなっている血管を拡張して運動させることによって

自律神経バランスも整ってくるのです


blood vessel.jpg

現代は空調が整備されて自分自身で温度を調節する機能が低下し

加えてデスクワークが増えたことで運動不足になり

筋肉量が減ってしまっているという現状があります

パワープレートトレーニングは15分でジムトレーニング1時間相当の運動量を

確保できる
ため、忙しい合間でも行うことができ、冷えにくい体をつくることができます

ぜひ生活に取り入れてみてはいかがですか?

Written by Keiichi Nakagome

冷え性へのこだわり

冷え性にお悩みの方は美容にもお悩みではないでしょうか。皮膚をキレイにするにも痩せるにも結果の出づらい人は、だいたいの方が体温が低いのです。

エルクレストでは、フェイシャルや痩身で結果の出づらい人の共通点が冷えだったことから、冷えの研究とその改善に取り組んでまいりました。問題は、ワキの温度ではなく内臓温の低下にあるのです。

エルクレストが冷え性にこだわる理由

冷え性無料カウンセリング

冷え性無料カウンセリング

エルクレストでは、カウンセリングにおいて経絡ストレス度チェックと内臓温測定を行っております。

これらのチェックで、冷えのレベルと原因を突き止め、効果的なお手入れメニューを組み立てることができます。

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