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HOME > エルクレストアカデミー > ドクター・講師との座談会 > 佐藤仁是ドクターを囲んでの座談会(2009/1/12 & 2009/3/17)
日本橋清洲クリニック院長 佐藤仁是ドクターを囲んでの座談会「『ガンにならない生き方』の講演会を終えて」2009.1.12 mon 16:00~18:00 @クロスウェーブ東中野 メサージュ、2009.3.17 tue 18:00~21:30@ロイヤルパークホテル 日本料理 源氏香
今になって振り返りますと母親の命日は、またとない最高の日を選んでくれたとしか思えません。
翌日にこの佐藤先生の講演があったからこそ、メソメソしたり、落ち込んでいるヒマもありませんでしたし、正月休みがあったからこそ兄弟全員で最期を看病し、看取ることができました。
母親は9人兄弟で既に半分以上は他界していますが、ガンは一人もいませんし、家系的に血管病変が多かったものですから母親がガンを患うことは当時まったく頭にありませんでした。
今回自分の母親がガンを罹ったことをきっかけに佐藤先生にご相談にのっていただいたことで、先生ご自身がガン家系であり、そのことにたいへんお詳しいことを知りました。
後からいろいろ教えていただくなかで、もう少し早くガンに対する正しい知識があれば、母親にも定期的に3次元ヘリカルCTやガンの腫瘍マーカー検査を受けさすことができたのになと悔やまれます。
今回の佐藤先生による『ガンにならない生き方』、『いつまでも健康であるための生き方』のお話しは、医師として学ばれた部分と個人的に勉強されたり、生い立ちからの体験をとおして会得された部分をお伺いすることができました。これは、佐藤先生にとっては宝物であるに違いありません。
義務教育のなかでも決して教えてもらえない貴重なお話しです。佐藤先生のご好意に感謝し、ここでその内容をご紹介することで一人でも多くの方の健康に貢献できれば幸いです。
医師を志したきっかけになった佐藤先生の生い立ち
佐藤先生は、広島県の八丁堀でお生まれになりました。早産でお生まれになったため右足の骨のつけ根に成長不完全な症状(右股関節骨頭形成不全)があり、幼少期は脱臼を繰り返し満足に歩くことができなかったそうです。物心ついた頃には、コルセットと松葉杖、車イスの生活でした。
小学校時代は、遠足にも行けず運動会やプールにも入ったことがないそうです。
治療のため小学校の4年生から6年生までは、慶応病院で3回も大きな手術を受けられ、術後は半年近く栃木県の塩原温泉にある国立のリハビリセンターに療養に行かれるというたいへんな経験をされています。
その間、お父様が毎日のように病院に通われて、勉強を教えてくださって、お父様自身も3年近くご自営の仕事ができなかったのだとか。
そして治療の甲斐もあり、中学校に入る頃にはご自分の足でしっかりと歩くことができるようになました。
この体験から佐藤先生は、健康のありがたみ、親への感謝、医療のありがたみに気づかれたそうです。そして自分を救ってくれたすばらしいドクターとの出会いにより「自分も医者になろう」と決心されました。
- ●こんなお話もありました その1
- 先生が治療でお世話になった慶応病院の系列である慶應義塾大学の医学部に入学することを目指し、高校も慶応高校を選ばれました。高校時代から医学部卒業までの9年間は、下宿生活でずっと自炊をして勉強に励まれました。そのおかげで食べ物の好き嫌いがなくなったとおっしゃっていました。
- ●こんなお話もありました その2
- 「人がゴルフやテニスしているのを見ると自分もやったみたいなとは思うね。運動を許されなかった分、飲むことと食べることは大好きですね!」
- ●こんなお話もありました その3
- 今から2年前にとうとう先生ご自身の右足骨頭も限界を迎え、国立第2病院でチタン製の人口関節に入れ替える大手術を受けられました。それ以来、毎朝筋トレをされ筋力維持に励まれているそうです。(なんとその場で筋トレの方法を実践していただきました!)
ガン家系に生まれて
父親が胃ガンと肺ガンを患われ、母親が糖尿病に胆のうガン、妹さんが乳ガンという状況の中で、先生ご自身がいずれ自分もガンになるのではないかという恐れは当然にあるそうです。その環境が、先生の生き方、考え方に大きく影響していることは、想像にむずかしくありません。 「ガンは早期発見ではなく、絶対に発ガンさせてはいけない」という持論はここから生まれたに違いありません。
佐藤先生の趣味やストレス解消法
関口: | 先生のご趣味は何ですか? | |
---|---|---|
佐藤: | 私は生まれつき運動を制限されてきましたので、ゴルフとかテニスを趣味にできればいいのですがそれは叶いません。そのかわりお酒と食べることは好きですね。それと観劇が趣味で、特に歌舞伎を見るのが大好きです。銀座の歌舞伎座の桟敷で一杯飲みながらというのは、私にとって最高の休日の過ごし方ですね。 | |
関口: | 先生のストレス解消法は? |
佐藤: | 私は、毎月第4土曜日に五反田にある奈良の薬師寺・東京別院に家内といっしょに写経と山田法胤和尚の法話を聴きに行ってます。これが非日常でとてもいいのです。 人は、性格は変わりませんが、発想は変わります。この和尚の話しがたいへんおもしろく、気づきが多いです。私の患者さんで出社拒否だった方をここにお連れしたらすっかり元気になられました。私は、元々そんなにストレスをため込み易いほうだとは思っていませんが、この和尚の法話を聴くと2週間は、清々しい気分でいれます。 |
---|---|
関口: | 患者さんの中には、ガンの方もいらっしゃたりで重圧もおありですよね? |
佐藤: | もちろんあります。このお寺に定期的に通うことで仕事のことで悩んだり、こだわっていることを整理できる日でもあるのです。 |
関口: | 先生のストレスを溜めないコツは? |
佐藤: | ストレスを溜めないコツとして「ジャマイカ族」があります。何でも「じゃ、ま、いいっか!」と考えることも必要です。そして私自身の人生観として、何があってもそれが一番良かったんだと思うようにしています。 |
佐藤先生ご自身の健康診断
芹川: | 先生ご自身は、どのような健康診断をされていらっしゃるのですか? | |
---|---|---|
佐藤: | 私は、年に1回3次元ヘリカルCTと胃と大腸の内視鏡検査をします。そして、血液検査は、自分で毎月しています。 | |
芹川: | なぜ、毎月も必要なのですか? | |
佐藤: | 家系・体質的なこともありますので。 | |
芹川: | ガンの腫瘍マーカーも毎月ですか? |
佐藤: | ガンマーカーも全部で30種類以上ありますので、毎月少しずつをローテーションして検査しています。 |
---|---|
芹川: | 検査結果で見るポイントを教えてください。 |
佐藤: | 私はお酒が好きなので、当然中性脂肪値やコレステロール値も見ますが、それ以外に総蛋白量を気にします。アルコールの影響で総蛋白が落ちてくると免疫力にも影響が出ますので少しお酒を控えたり、食事の工夫をします。 |
芹川: | 他に見るポイントはありますか? |
佐藤: | 毎回、Lympho(リンパ球)の値は気にします。私の平均は、40%くらいですが、ストレスがかかるとやはり下がりますね。 |
矢澤: | 私も中込オーナーも先生のご紹介で年に1回、3次元ヘリカルCT検査を受けていますが効用を教えてください。 |
佐藤: | 今までのレントゲンですと全身いっぺんにというわけにはいきませんし、直径5㎜程度の初期段階の腫瘍ですと映し出すのがむずかしいという弱点があります。その点ヘイカルCTは、頭部から腹部までの腫瘍の早期発見には効果がありますね。 |
ヒメマツタケの飲み方について
星野: | 先生は、ヒメマツタケはどのように飲まれているのですか? |
---|---|
佐藤: | 毎朝起きたらすぐ2包を水で飲んでいます。空腹時がよいです。 |
星野: | 注意することはありますか? |
佐藤: | 他のサプリメントといっしょに飲んだりしないこと。飲んでから15分、できれば30分くらいは何も口にしないことがポイントです。そして何より大切なことは、継続は力なりです。私はもうかれこれ16年間飲み続けています。 |
中込: | 私も一時期サボってしまいましたが、この2年近く毎朝飲ませていただいて、ぜん息もでなくなりましたし、Igeの抗体量も1100あったものが600台まで下がってきました。Limphoが、いつも大体25%前後と低めなのですが、飲み続ければ上がってきますか? | |
---|---|---|
佐藤: | その可能性は十分期待できますが、中込さんの場合は、仕事でのストレス管理を上手に工夫されることも同時進行でお願いしたいですね。ストレスはLimphoの値を下げる要因になりますから。 | |
中込: | ありがとうございました。 |
佐藤先生とヒメマツタケの出会い
-
- 1.ガン克服のカギを握るのは、ヒトが本来持っている免疫力
- 2.運命的な出会い
- 3.三重大学等の研究で科学的に裏づけられたヒメマツタケの力
- 4.「ヒメマツタケ」のどれもが同じ薬理効果を持つわけではない
- 5.重要なのは学会発表と同じ種菌、栽培方法かどうか
- 6.ヒメマツタケを治療目的で飲用される方へ
- (佐藤先生著書『今からでも遅くないガン対策』より)
昨年と今年は、先生にご紹介いただいた3次元ヘリカルCTの検査で胃の裏側のリンパ管が腫れているとの診断を受け、胃カメラで精密検査をしていただき、胃の噴門部と食道のつなぎ目付近に炎症が見られ、胃酸を抑える薬を処方していただき、すこぶる調子が良くなりました。
私は、30年近く夜遅く寝る前に食事をする生活習慣と逆立ちをする健康法の習慣が仇となり、胃液の逆流を招き、食道炎を起こしていることを気づかせていただきました。
昨年、母親のガンがわかった時も親身に相談にのっていただき、とても心強かったです。
今回、このようなご縁から『ガンにならない生き方』のセミナーを2回と座談会にご協力いただき、多くのお客様とスタッフの健康に関する啓蒙ができましたことを心より感謝申し上げます。
佐藤先生には、いつまでもお元気でそしていつまでも現役でバリバリご活躍いただきたいと願っております。