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2014年4月

2014年4月

消化と栄養素

〈消化について〉

 

・消化とは、食べ物を分解して、吸収しやすい形にすること

 

物理的消化:消化管の運動

化学的消化:消化液の作用

生物学的消化:腸内細菌の作用

 

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・能動輸送、受動輸送

能動輸送は、エネルギーを使って物質を移動させる方法。

受動輸送は、エネルギーを使わずに物質を移動する方法。

 

・消化管とは、口から肛門まで続く1本の管のこと

口腔、食道、胃、小腸、大腸、直腸、肛門

 

・消化器とは、消化管に付属している器官のこと

唾液腺、肝臓、胆嚢、膵臓

 

消化液は18リットル分泌され、その中には多くの消化酵素が含まれます。

 

消化液の分泌量と主な消化酵素

消化液

分泌量(ml/1日)

主な消化酵素

唾液

1200ml

アミラーゼ

胃液

2000ml

ペプシン

膵液

1200ml

アミラーゼ、トリプシン、キモトリプシン、エラスターゼ、ペプチダーゼ、リボヌクレアーゼ

胆汁

700ml

 

腸液

3000ml

 

 

人間の組成の中で糖質が占める割合は0.5%しかなく、タンパク質は約18%あります。

これはタンパク質が体の構成成分であるのに対して

糖質はエネルギーとして活動するために必要な栄養素であることが分かります。

 

・好き嫌いと偏食の違い

好き嫌いは、単純に豚肉は好きだけど

鶏肉は嫌いといったような特定の食材が好きではないというもので

偏食は、肉は嫌いだけど、魚は好きといったような一定のくくりの中で

そのまとまりが好きではないといったような偏りがある場合を言い

必要な栄養素が摂れなくなる可能性があります。

 

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 〈栄養素の種類と働き〉

 

栄養素は大きく分けて5つあります

 

a.  タンパク質:筋肉や骨、臓器などの体を構成する主成分

b.  脂質:エネルギー源+細胞膜の構成成分

c.  炭水化物:体の主なエネルギー源

d.  ミネラル:生命活動に欠かせない無機物

e.  ビタミン:生命活動に欠かせない有機物

 

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4. 主な栄養素の食事摂取基準

 

推定エネルギー必要量(kcal/日)

 

男性

女性

 

身体活動レベル

身体活動レベル

年齢

Ⅰ    Ⅱ    Ⅲ

Ⅰ    Ⅱ   Ⅲ

1829

2500  2650  3000

1700  1950  2250

3049

2300  2650  3050

1750  2000  2300

5069

2100  2450  2800

1650  1950  2200


*身体活動レベル Ⅰ:ほとんど動かない状態

         Ⅱ:通常の家事などを行っている状態

         Ⅲ:運動を積極的に行っていたり、体を使う仕事をしている状態

 

タンパク質推奨量(g/日)

年齢(歳)

男性

女性

18~29

60

50

30~49

60

50

50~69

60

50

 

脂質:脂質の総エネルギーに占める割合(脂肪エネルギー比率:%エネルギー)

年齢(歳)

男性

女性

18~29

20以上30未満

20以上30未満

30~49

20以上25未満

20以上25未満

50~69

20以上25未満

20以上25未満

 

必須脂肪酸(n6系脂肪酸、n-3系脂肪酸)

 

年齢(歳)

n-6系脂肪酸

n-6系脂肪酸

n-3系脂肪酸

n-3系脂肪酸

 

男性

女性

男性

女性

 

目安量(g/日)目標量(%エネルギー)

目安量(g/日)

目標量(%エネルギー)

目標量

目標量

18~29

11  10未満

9  10未満

2.1以上

1.8以上

30~49

10  10未満

9  10未満

2.2以上

1.8以上

50~69

10  10未満

8  10未満

2.4以上

2.1以上

n-3系脂肪酸の目標量では、EPAおよびDHA1g/日以上摂取することが望ましいです。

 

・コレステロール(mg/)

18~69歳男性:1750㎎未満 18~69歳女性:1600㎎未満

 

炭水化物(%エネルギー)

18~69歳男性:50以上70未満 18~69歳女性:50以上70未満


特に最近では、オメガ3、オメガ6といった必須脂肪酸の摂取バランスが崩れ

アレルギーや炎症、血栓が起こりやすくなっているという問題があるため

あぶらの選び方に注意が必要です

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健康のためには、このような適切な栄養摂取と運動が重要で


パワープレートと組み合わせることで美容にも健康にも良い組み合わせになります




 

オメガ3,6,9脂肪酸とは?

健康的なダイエットには、パワープレートなどの運動による筋力強化や

脂肪燃焼の他に 

体に必要な栄養を確保した上での食事のマネジメントが欠かせません 

今回はその中でエネルギー源となる三大栄養素の脂質についてお話したいと思います

脂質は人体において、細胞膜の主要成分(リン脂質、コレステロール、糖脂質)

ステロイドホルモンの成分になる、ガンを除去するNK細胞の活性を高めるなどの

重要な役割を持っています



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〈脂質の種類〉

・脂肪酸

①飽和脂肪酸

二重結合がない脂肪酸で動物性脂、一部の植物油に含まれます

②不飽和脂肪酸

不飽和脂肪酸の一部は、体内で他の脂肪酸から合成できない必須脂肪酸であり

食事から摂取するしかありません

構造的には二重結合があり、酸化されやすいという特徴があり

過酸化脂質となって、体内組織を障害させ老化を促進させることもあるため、

調理方法や保存に注意が必要です

・コレステロール

ステロイドホルモン(性ホルモン、副腎皮質ホルモン)、胆汁酸、ビタミンDの前駆体であり

血中ではリポたんぱく質に組み込まれていますが

過剰になると動脈壁に沈着して動脈硬化の原因となります


・リン脂質

生体膜(細胞膜、核膜、オルガネラ膜)の脂質二重層を形成します

生体膜を構成するリン脂質の種類と割合は動物種により異なります

レシチン、スフィンゴミエリン、ホスファチジルセリンホルファチジルイノシトール

ホスファチジルエタノールアミンがあります

・糖脂質

脳神経系の構成成分で主にスフィンゴリン脂質で膜の情報受容体として働きます



〈食事について〉

上記の脂質の種類の中で食事に関わるのが脂肪酸です

脂肪酸のうち、常温で固体のものを飽和脂肪酸と言い、主に動物性脂を指します

ただしヤシの実は飽和脂肪酸です


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常温で液体のものを不飽和脂肪酸と言い、主に植物性油を指します

ただし青背の魚は不飽和脂肪酸です



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不飽和脂肪酸はさらにオメガ3(α‐リノレン酸)、オメガ6(リノール酸)

オメガ9(オレイン酸)という種類があり

オメガ3はエゴマ油(しそ科の実)に60%、シソ油に50%含まれ

オメガ6はベニバナ油に70%、コーン油に42%、大豆油に50%、ひまわり油に65%

含まれています

オメガ9はオリーブオイルに70%、キャノーラ油に55%含まれています

細胞膜を構成している重要な構成成分にはオメガ3、オメガ6があり

体内で作り出せないことから必須脂肪酸と呼ばれています


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健康のためには両者の比率が重要であり

許容の限界はオメガ3:オメガ6の値が1:4までとされていますが

1960年に厚生省が飽和脂肪酸の摂取による動脈硬化や高脂血症の予防のために

リノール酸系の植物性油を摂ることを推奨したことから

現代人はオメガ6の摂取割合が未だに高いのが現状です

しかし、脳神経細胞の細胞膜にはオメガ3が必要で

20%以上含まれていないと情報が正しく伝達されないと言われており

アルツハイマー型認知症の患者ではオメガ3が非常に少ないことが証明されています 

またオメガ3はアレルギー抑制、炎症抑制、血栓抑制

血管拡張といった作用をもつのに対し

オメガ6はリノール酸がアラキドン酸から

プロスタグランジンE2、トロンボキサンA2、ロイコトリエンB4といった

エイコサノイド(アラキドン酸を骨格に持つ化合物)が作られる

アラキドン酸カスケードという流れがあり

アレルギー促進、炎症促進、血栓促進といった正反対の作用を持っています

オメガ3と6はどちらも必要なのですが

現代人はオメガ6に偏った食事となっていることから


アレルギー過敏、炎症体質になっているという現実があります

食事制限などで脂質の摂取を抑える場合には

このオメガ3とオメガ6の比率を考慮して

必須脂肪酸は摂るように心がけましょう!

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脂肪の燃焼を促進する褐色脂肪細胞

脂肪細胞は通常、直径が0.01mm~0.12mmで

約250億~300億個あると言われています

肥満者の場合は体積が100倍以上になることもあり

過形成肥満では、数も1000億を超えることもあります

脂肪細胞の働きは脂肪細胞内の脂肪球にエネルギーである中性脂肪を蓄積、貯蔵することで

存在部位によって名称が異なります


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骨格筋(横紋筋)では筋肉と皮膚の間にあるため、皮下脂肪と呼ばれ

内蔵筋(平滑筋)では内臓脂肪と呼ばれます

女性は皮下脂肪が増えやすく、男性は内臓脂肪が増えやすい傾向があります

通常私たちが呼んでいる脂肪は白色脂肪細胞と呼ばれるもので

余分なカロリーを脂肪として溜め込む働きがあります


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中性脂肪は、脂肪細胞内の小胞体から分泌される脂肪分解酵素であるリパーゼによって

脂肪酸にまで分解され、脂肪酸は筋肉のエネルギー源として利用され二酸化炭素と水に

分解されます

利用されなかった脂肪酸は、肝臓に回収されて中性脂肪に再合成され

血管に注がれ再度脂肪細胞に蓄えられます


脂肪が使われるためにその膜が開くためには、ノルアドレナリン、アドレナリン

副腎皮質刺激ホルモンなどのホルモンが必要になります




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そしてもう一つ重要な脂肪細胞があり、それが褐色脂肪細胞と呼ばれるものです

褐色脂肪組織をつくる褐色脂肪細胞は多数の小さな脂肪滴を持ち

その間には豊富なミトコンドリアがあり、脂肪細胞の間には毛細血管網が発達します

コウモリが冬眠から覚める時期になると

この組織で盛んに脂肪の酸化が起こり、これによって発生した熱は

毛細血管を流れる血液に伝えられて体の各部を温め

これが一定の温度になると冬眠から覚めるのです

人の体にも褐色脂肪細胞があり、うなじ、脇の下、肩甲骨の間に

合わせて約40gという少ない量ではありますが分布しています


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この部分が寒冷刺激など交感神経への刺激が加わると

褐色脂肪細胞の活性度が上昇し、白色脂肪細胞の余分な脂肪が分解され

そのときに生じた遊離脂肪酸が褐色脂肪細胞に取り込まれて

熱として体外に放出されるのです


パワープレートは、 3次元振動で効果的に筋肉を鍛え、脂肪が燃えやすい体をつくり

血行を改善して、体温を上昇させ代謝を上げます

また褐色脂肪細胞を刺激してその効率をより高めてくれます

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脂肪吸引や急激なダイエットは、ホルモンバランスを崩しかねないため

安全とは言えません

やはり、きちんとした食事制限と効果的な運動を行って

過剰な脂肪の蓄積を抑えることが健康でいるために重要です!


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悪い姿勢が体に与える影響はそれだけではありません

近年スマートホンの普及によって、若者を中心に

頸椎椎間板ヘルニアになる人が増えているというのです

スマートホンを見るときのうつむく姿勢が、長時間続くことで

頸椎の前弯が無くなり、頸椎の椎間板に負担がかかってしまうのです


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この状態を通称スマホネックと呼んでいるのです

このような現状があることで頸椎椎間板ヘルニアは年平均8%ずつ増加しているそうで

現在では10人に1人が発症しているということです

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これに猫背などの不良姿勢が重なれば

いわば進化の過程が逆戻りしてしまっていると言えます


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さらにエレベーターやエスカレーター、車などの移動手段を頻繁に使うようであれば

歩く機会が減って、体を支える体幹や脚の筋肉が減少して、この退化現象が進行してしまいます


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パワープレートは、3次元加速度振動によって人体を加速させ

プラットホーム上の重力を増幅させることで

人間が本来持っている重力に抵抗するために筋肉を賦活させ、強化することができます

直立二足歩行という四足歩行と比べて極めて不安定な状態でヒトが活動できるのは

高度に発達した神経系によってバランスを保つためのセンサーや

重力に抗するための筋肉が発達したためです

せっかくの進化で身につけたこの素晴らしい能力を生かすためにも

痛みや障害ががなければ、なるべくエレベーターではなく階段を使うなどして

身体機能を高めておくことが重要です

そしてパワープレートを生活の中に取り入れて、普段使えていない筋肉を呼び覚ますことで

負担の少ない健康な姿勢を保てるようにしていきましょう!

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高齢人口の増加とパワープレート

日本の人口は、4国勢調査が始まった1920年(大正9)年が約5500万人だったのに対し

2010年現在では1億2806万人となっています

人口の増加率は1920~1940年では1%台でしたが

1995年~2000年では0.2%、そして2005年には‐0.05%と戦後初めて千年を下回り

2006年以降はほぼ横ばいとなっています

そして2010年の人口ピラミッドでは、第一次、二次ベビーブームの層での

人口増加に対して少子化が進み、出生数が年々少なくなっているため

逆ひょうたん型になっています



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現在では4人に1人が65歳以上という状態になっており

このような高齢化に伴ってなるべく病院にかからずに健康で長生きするために

やはり運動は欠かせません

運動器がしっかりしていれば、旅行に行ったり、自分で身の回りのことができるということで

活動の意欲が高まりま

ロコモティブシンドロームは 運動器機能低下症候群と訳され

運動不足によって骨、筋肉が弱り、骨粗鬆症や変形性の関節症、 骨折を引き起こしやすくなる状態です




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パワープレートはこれらの予防、治療に非常に効果的です

運動が必要なことは誰もが知っていますが、 すでに筋力が弱っている方は例えウォーキングであっても

関節を動かすことが負荷の高い運動になっていることが多く

筋肉の支えがしっかりしていない状態で歩いたりすると 

関節周辺のみならず組織を傷つけてしまうことがあります



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3次元の振動が筋肉を動かしてくれるため、パワープレートの上では関節運動は必要ありません!

また正しい姿勢でパワープレートに乗ることを心掛けることで

崩れていた筋肉のバランスが整い、アライメントの矯正にもつながります

筋力バランスや基礎的は支えとなる筋肉をつけていくと

関節を動かすことによる痛みも軽減されてくるため

徐々に動きをつけたトレーニングに移行していき

日常生活の様々な動きにも対応できるようになります


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運動器の障害によって日常の動作が制限されてしまうと

筋力や骨量の低下だけでなく、体を動かすことによる脳への刺激も減少し

急激に老化が進むことが証明されているため

医療機関でもパワープレートのトレーニングが導入されています

パワープレートでいつまでも健康な体をつくりましょう!



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コレステロールと中性脂肪

脂質にはコレステロールと中性脂肪という2種類があり混同されやすいですが

じつはこれらは全く別物です


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・脂質の種類


    コレステロール

コレステロールの値は食事から吸収したものが3分1で、残りは体内で合成されたものであるため、コレステロール値が高いからと言って全て食事が悪いという認識を持つのは誤りです


その他、遺伝的による家族性高コレステロール血症や、女性ホルモン(エストロゲン)はコレステロール代謝に関与するため、閉経後の女性はコレステロール値が高くなる傾

向があります


    中性脂肪

中性脂肪はほぼ全て摂取したものでその値が決まります

そのため、必ず空腹時に採血する必要があります

中性脂肪はエネルギーとして消費されるもので

余ると脂肪細胞内に脂肪滴として蓄積され、皮下脂肪、内臓脂肪として付着します


特に内臓脂肪は肝硬変の大きな原因となる脂肪肝などの内臓疾患や


血栓の原因となり、血栓は脳梗塞、心筋梗塞を引き起こします

150㎎/dl以上になると異常とされています

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・リポタンパク

コレステロール、ホルモン、中性脂肪は血液中を単独で移動することはできず

リポタンパクと結合することで全身に運ばれます

それらには以下の3種類があります


    LDL(Low Density Lipoprotein、低比重リポタンパク)

コレステロールを全身の細胞に届ける。

    HDL(High Density Lipoprotein、高比重リポタンパク)

各細胞で余ったコレステロールを肝臓に戻す。

    カイロミクロン


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HDLは一般に善玉コレステロール、LDLは悪玉コレステロールと言われますが

結合しているコレステロールは、全く同じ性質のもので

実際には悪玉のコレステロールというものは存在しません

 LDLは140㎎/dl以上、 HDLは40mg/dl未満を異常とし

HDLに対してLDLは全身にコレステロールを運ぶため需要が多く

2.5倍のコレステロール積載量があります


そのため、この2つの比率(動脈硬化指数、AI値:Augmentaion Index)が2.5を超えると血液中にコレステロールが余り、沈着することで石灰化し、動脈硬化の原因となります


動脈硬化指数=(総コレステロールーHDLコレステロール)/HDLコレステロール


カイロミクロンは中性脂肪を運びますが、その粒子は大きく、中性脂肪を運んでいる時には血小板を自らに引き寄せ付着させる作用を持つため、血栓をつくりやすくなります

中性脂肪値がかなり高値になると、肝臓でレムナントリポタンパクという運び屋が新たにつくられ、コレステロールと結合します

このリポタンパクはカイロミクロンよりも血小板との親和性が高いことから、より血栓をつくりやすく、超悪玉コレステロールと呼ばれています


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HDLが増える要因:運動(脂肪が燃焼されアディポネクチンの作用による)、ビタミンE、オメガ3系の脂肪酸

HDLが減る要因:中性脂肪の増加(中性脂肪とHDLは負の相関関係)

LDLが増える要因:食事内容、調理方法、トランス脂肪(肝臓で悪玉が多くつくられる)など

LDLが減る要因:女性ホルモンなど

中性脂肪を上昇させる要因:アルコール、糖質の多いもの、調理の油、食材の油


HDLと中性脂肪の値が分かっている時の簡易的なLDL値の求め方

中性脂肪の値からHDLの値を引き、そこから中性脂肪5分の1をかけた値を引くことで求められます


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1997年に大阪府守口市市民センターの調査では、50歳以上の16461人を対象にした結果、男性はコレステロール値が低くなるほど、5年後の死亡率が高く、女性はコレステロール値が最も高いグループと最も低いグループで死亡率が高くなっていました

日本脂質学会が50000人を6年間調査したものでは、総死亡率が最も少なかったのは総コレステロールが200~270で、総コレステロールが高くても、低くても死亡率は高くなるが、低い方がより死亡率が高くなります

総コレステロール値が低くなるほど、ガン死亡者数は増え、総コレステロール値が160未満は270の5倍になるというデータも出ています


このように中性脂肪値が低すぎて問題となることはほとんどありませんが

コレステロール値が低すぎることは非常に危険なのです

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パワープレートは最先端のトレーニング理論であるアクセラレーショントレーニングによって

一秒間に30~50回という非常に速い筋収縮を起こさせ

体脂肪の燃焼と筋肉量を増大を効率よく行うことができます


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15分でジムトレーニング1時間分の運動量を確保できるパワープレートでHDLを増やし

健康的な体をつくりましょう!


ディコンディショニングによるQOLの低下

ディコンディショニングとは

その人の日常生活における普通の活動に必要なタスクを遂行する能力

または認識されている能力の低下

より簡単な環境への適応、普通の状況に対する生理学的適応能力の低下を言います

例えば、デスクワークばかりで運動量が不足すると

心筋を含む筋力の低下がみられますが

このような筋力の低下もディコンディショニングに含まれます


・ディコンディショニングの原因

1.運動量の低下

2.ベッドレスト

3.ギプス

4.麻痺

5.加齢

6.その他

例としてロコモティブシンドロームを挙げたいと思います

ロコモティブシンドロームは運動器機能低下症候群と訳され

運動不足によって骨、筋肉が弱り、骨粗鬆症や変形性の関節症

骨折を引き起こしやすくなる状態です




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パワープレートはこれらの予防、治療に非常に効果的です

運動が必要なことは誰もが知っていますが、

すでに筋力が弱っている方は例えウォーキングであっても

関節を動かすことが負荷の高い運動になっていることが多く

筋肉の支えがしっかりしていない状態で歩いたりすると 

関節周辺のみならず組織を傷つけてしまうことがあります


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3次元の振動が筋肉を動かしてくれるため

パワープレートの上では無理な関節運動は必要ありません

また正しい姿勢でパワープレートに乗ることを心掛けることで

崩れていた筋肉のバランスが整い、アライメントの矯正にもつながります

筋力バランスや基礎的は支えとなる筋肉をつけていくと

関節を動かすことによる痛みも軽減されてくるため

徐々に動きをつけたトレーニングに移行していき

日常生活の様々な動きにも対応できるようになります


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運動器の障害によって日常の動作が制限されてしまうと

筋力や骨量の低下だけでなく、体を動かすことによる脳への刺激も減少し

急激に老化が進むことが証明されているため

医療機関でもパワープレートのトレーニングが導入されています

パワープレートでいつまでも健康な体をつくりましょう!


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パワープレートを使ったコンディショニング

マッサージは律動的に加えられた圧迫と伸展を用いる組織の物理的刺激を指します

圧迫は軟部組織を圧縮して受容体の神経終末ネットワークに刺激を与え

伸展は軟部組織に緊張を与え、また受容体の神経終末叢に刺激を与えます


この二つの力を使うことによって、血管束とリンパ管束の間隙が変化して

毛細血管、静脈、動脈及びリンパ管の循環に影響を与えることができ

神経の軸索反射も引き起こされます



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また皮膚では表面及び深部の深部の外部受容器、腱では筋の固有受容器

そして体内の診部組織の内部受容器を刺激することができます

このような効果が最終的に達成されるには二つのメカニズムが働きます


反射機構

手を軽く皮膚に触れると、固有受容器によって取り込まれた感覚刺激の結果

リラックスや血流の増加といった自律神経反応が起こります


物理学的機構

マッサージの圧迫を増すと、血液とリンパ液が圧迫されていない部位に移動させられて

細胞から老廃物が漉し出されます


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パワープレート三次元の高速振動は

一秒間に30~50回という速さで筋肉をマッサージし

効果的に血流を改善し、短時間での疲労回復や老廃物の除去が可能です

また、リラックス状態が持続している間は、幸福感や安心感、リラックス感など

気分を改善する神経伝達物質のセロトニンノルアドレナリンなどが分泌されます

身体が緊張性振動反射と伸張反射のリズミカルな収縮、弛緩刺激によって

筋ポンプや循環の促進が治療のマッサージに匹敵する効果を発揮するのです

これがJリーグを始めとしたサッカー、バレー、卓球、テニス、野球、陸上など

多岐にわたるスポーツシーンでトレーニングマシンとしてだけではなく

優れた疲労回復とコンディショニングマシンとして導入されている理由です

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アメリカ人医師のEdmund Jacobson博士は1920年代に

不安は筋緊張に伴って生じることから、その緊張を解くことで不安も軽減することができることを

発見しました



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すなわちパワープレートは、運動によるストレスの発散とマッサージによる不安の減少を

同時に行うことができる両刀使いのマシンなのです!



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菜食主義と健康

菜食人は、動物界の一員から生じる食べ物は摂取しません。

つまり肉、魚、ミルク、卵、チーズ、バター類は一切口にしません 

徹底した菜食主義者はハチミツも摂取せず、さらに服にもこだわり、彼らは革やウール

毛皮も着ないといいます

 ・菜食主義者の歴史 

完全菜食主義者をVegan(ヴィーガン)と呼ばれており

1944年、イギリス人のエルジーシェリグレーとドナルドワトソンが立ち上げました

語源は、Vegetarianの最初の3文字と最後の2文字を取ったもので

彼らは、ヴィーガニズム(厳格な菜食主義)を一般的なベジタリアンと区別しました

着るものや住まいを含めて、何においても動物製品を使うべきではないとしました

今日、ヴィーガニズムの大部分は、健康志向というより

動物愛護精心から推奨している面が多くあります

2006年、アメリカでハリスの世論調査が行われ、回答者の1.4%

つまりアメリカの人口に照らし合わせると200万人以上のヴィーガンがいることがわかっています


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・学会論文の歴史 

野菜を中心とした食事が健康にどのような影響を与えるかについての調査結果は

1980年代に入って、その発表が多くなりました。 総論としては、動物性脂肪、動物性たんぱくは

心臓病、糖尿病、高血圧、腎臓病、骨粗鬆症、大腸ガンをはじめとして

あらゆるガンの発症リスクとなり

さらに最近においてはアルツハイマーに関しても関与しているという報告も出始めています

特にガンに関しては、乳ガン、大腸ガン、前立腺ガン、子宮体ガンとの因果関係については

数多くのそれらを証明するデータは発表されています


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飽和脂肪酸(動物性脂肪は総じて飽和脂肪酸である)は免疫系を抑制し

過剰なカロリーを含んでいるため、ガン細胞だけでなくすべての細胞の成長を促進します

戦前欧米人と比べて、体格で劣っていた日本人が動物性食品を多く摂るようになったことによって、

欧米人に近づいたという事実もありますが、動物性脂肪と動物性たんぱくは

ガン細胞が好む酸性の環境を作り出す一因になります

また成長はある一点を超えると、正常細胞にとっては

老化であるということも忘れてはいけません

ヴィーガニズムには、これほどの肯定的な情報があるにも関わらず

ヴィーガニズム=健康という構図にはなりません 

実は、ヴィーガニズムの食事だけでは、十分な栄養が補えないため

健康を損なう危険があるのです 

賢く食べられる人で、様々な果物や野菜、豆類を手に入れることができ

さらに適切なビタミンやミネラルを補充することができない限り

ヴィーガニズムの食事にも要注意ということです


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 ・必須アミノ酸について 

私たちの体の中で絶対に摂らなければならないものの中にアミノ酸があり、約20種類あり

その中で、人間の体内では合成できないものが8種類あり、必須アミノ酸と呼ばれています

1. リジン 2. メチオニン 3. スレオニン 4. イソロイシン 

5. バリン 6. ロイシン 7. フェニルアラニン 8. トリプトファン 

この必須アミノ酸は、1種類でも欠けると重大な栄養障害を起こす可能性があり

毎日の食事で絶対に摂らなければなりません

動物性のタンパク質はこれらのアミノ酸をすべて含んでおり、非常に優れたものですが

アミノ酸だけを摂ることは難しく

どうしても一緒に飽和脂肪酸である動物性脂肪も摂ることになってしまうのです 

しかしすべてではありませんが、植物性タンパクにも多くの必須アミノ酸が含まれています

海苔の37%はタンパク質であり、昆布はアミノ酸の宝庫です

大豆も昔から「畑の肉」と称されるほど、アミノ酸を多く含み、大豆の必須アミノ酸含有量は

スレオニンが基準値を少し下回っているくらいで

動物性タンパクと比べてもほとんど遜色ありません

私たちは1つの食べ物だけを単体で食べているわけではなく、主食の穀物があって

主菜、副菜、そして汁物という構成の中で考えていけば

十分な必須アミノ酸を摂ることができるのです

パワープレートなどのトレーニングを行った後は、使われた筋肉を修復するために

タンパク質が必要です


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この時にしっかりとタンパク質が補給されなければ、栄養が足りずに筋力が増えるどころか

減ってしまうこともあります

人間が摂る全食品のうちの8分1は、動物性食品を摂るべきで

その理由は歯の種類に基づいており、32本のうち肉を食べるための歯である犬歯は4本なのです

自然の法則に従うと、本来人間は菜食中心であるべきで

8分の1は動物性食品を摂るべきであると言えるのです


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ですから運動をされている方は、プロテインなどで足りないタンパク質を補うことも有効です

ダイエットには、運動ときちんとした栄養の知識を身につけておく必要があるのです



トランス脂肪に要注意!?

私たちが摂取する脂肪の95%はトリグリセライドでグリセロールと脂肪酸からできています

脂肪酸のうち、常温で固体のものを飽和脂肪酸と言い、主に動物性脂を指します

ただしヤシの実は飽和脂肪酸です


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常温で液体のものを不飽和脂肪酸と言い、主に植物性油を指します

ただし青背の魚は不飽和脂肪酸です



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不飽和脂肪酸はさらにオメガ3、オメガ6、オメガ9という種類があり

非常に酸化しやすく長期保存は難しいことから 

現在販売されている植物性精製油の多くは酸化を防ぐために水素添加法を考案しました 

これは150~200℃の高温、高圧下で強制的に水素を添加する方法で 

長期保存は可能になりましたが、自然界には無いトランス型の脂肪がつくられてしまい 

様々な悪影響が出ることが明らかになりました


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 ・トランス脂肪の人体に対する悪影響

 ①トランス脂肪は自然界に存在しないことから 

体内では異物として認識され、分解がうまくできず細胞内に蓄積することによって 

肥満の原因となる 

②免疫担当細胞は異物認識をすることによって、アレルギーの原因となる 

③細胞壁に影響を与え、インスリン受容体機能低下や栄養分取り込み障害

老廃物の排泄障害が起こる

 

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インスリン受容体の機能低下によって

糖を細胞内で利用できなくなり エネルギーをうまく消費できなくなることから

血糖値の高い状態が続き 糖尿病の原因となります


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・調理法とトランス脂肪

植物油は不飽和脂肪酸が主で、不安定で酸化しやすいので

本来、遮光容器に入っている必要がありますが

市販のサラダ油は生成の過程で高温処理によって脱臭、脱色、水素添加が行われるため

遮光容器に入れる必要がないものの、トランス脂肪が含まれています 

調理法においても、揚げる、焼く、炒めるなどの高温(150~160℃以上)での調理は

トランス脂肪酸を発生させます

オメガ9の油に分類されるオレイン酸を多く含むオリーブオイルは

善玉コレステロールを下げることなく悪玉コレステロールを下げますが

やはり150度以上に加熱するとトランス脂肪が発生してしまいます

100度そこそこの茹でる、煮る、蒸すではトランス脂肪はできません

またトランス脂肪とデンプンが合わさることによって

アクリルアミドという発癌物質が発生するという問題もあります

アクリルアミドはIARC(国際ガン研究機関)で

ディーゼルエンジンの排気ガスと同じカテゴリーである2Aに分類されています

この物質も150度以上の加熱調理で発生するため、フライドポテトやかりんとうなどは注意が必要です


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ダイエットや健康増進のためにせっかくパワープレートで運動をしても

私たちの体をつくる食事を気をつけなければ、本末転倒になってしまうので

食事と運動をセットにしていくことが重要です


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血管の柔軟性を高めて脳血管障害を防ぐ

脳卒中は日本人の死亡原因の第一位でしたが、1980年以降、次第に減少

平成15年度には死亡原因の第3位となっています

その内訳は、厚生労働省の「平成15年 人口動態統計」によると

脳梗塞が最も多く62%、脳内出血が25%、くも膜下出血が11%となっています


・脳梗塞

脳梗塞は、脳の動脈が動脈硬化を起こしているところに

血栓が詰まることで発症します

血流が止まると、その先に酸素や栄養分が供給されないために

脳細胞が壊死を起こし、脳に重大な障害をもたらします

症状は軽い場合もありますが、重い場合には言語障害、片麻痺

意識不明に陥ることがあります

脳梗塞はその原因により、3つに分類することができます

1.アテローム血栓性脳梗塞

頭蓋内の動脈などで起こった動脈硬化(アテローム硬化)による血栓を原因とします


2.脳塞栓

心臓などでできた血栓が脳へ流れ、血管を詰まらせることが原因です


3.ラクナ梗塞

脳の深部にある最小動脈の血栓が原因となります


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・脳出血、くも膜下出血

脳には無数の毛細血管があり、酸素と営為養分を供給しています

高血圧が続くと、この細い血管が動脈硬化を起こし

血管が膨らんで動脈瘤をつくります

これが破裂して起こるのが脳出血です

発作を起こす前には頭痛や吐き気などを感じることがありますが

多くの場合は自覚症状がなく、突然起こり

急激な発作の場合には、死亡することもあります

手当が早く、一命をとりとめたとしても

言語障害や半身まひなどの後遺症が残ることも少なくありません


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同じ脳出血の一種で、死亡率の高いもいのにくも膜下出血があります

これは脳を包む細い血管に動脈瘤ができ、それが破裂して起こるもので

やはり高血圧が原因の一つとされています

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このような脳血管障害を防ぐには、やはり運動と食事が重要です


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パワープレートは、3次元の振動によってストレッチ、トレーニング、マッサージを行うことができ

振動刺激が血管を拡張し、血液がよどむのを防ぐと共に

ストレスホルモンを減少させて、血管を収縮させる交感神経が優位な生活を

改善させることが可能です





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定期的にパワープレートを使うことによって

血管の柔軟性が高まり、動脈硬化度が低下するというデータも出ていることから

ぜひ健康増進のためにパワープレートを取り入れて、血管年齢を若く保ち

血管障害を防ぎましょう!





ゆらぎ肌に要注意

今の季節、気を付けなければいけないことの一つとして

乾燥や紫外線で、肌の角質が壊れてしまう「ゆらぎ肌」というものがあります

冬から春にかけての季節の変わり目は、乾燥、紫外線だけでなく

花粉や黄砂といった肌へのストレスとなりやすい要因が多いことから

肌質が定まらず揺らいでしまうという状態を、ゆらぎ肌と言っています

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ある医師によると、全人口の3割がゆらぎ肌と言われており

湿疹、シミ、小じわの原因となっているそうです

人の肌のバリアとしては、毛穴に付随している皮脂腺が皮脂を分泌して

汗と混じることでクリーム状の皮脂膜となって外部の様々な刺激から肌や髪を守ります


最も身近なケアとして、洗顔の時に肌をこすらないようにして

刺激の少ないぬるま湯で行うことです

その他、皮脂膜の形成に重要な汗の分泌を促すことも重要です

最近は、暑くても汗をかけなくなっている人が増えています 

原因は空調の効きすぎや、運動不足で汗をかく機会が減り 

汗腺を支配する自律神経が鈍ってしまっていることが考えられます

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汗をかくということは体温調節をするうえでとても重要な生理作用です

空調の問題はなかなか避けることが難しいのですが

運動であればパワープレートを使うことで、短時間で汗をかける体をつくることができます!

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体で作られる熱の約40%は筋肉から発生しているため

効率の良い筋肉運動をすることが有効です

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安静にしている時の筋の血流量は心臓から拍出される血液の約20%ですが

激しい運動の際には心拍出量の80%もの血流が筋に供給されます

パワープレートは、振動が筋肉を動かすため、今まで使えていなかった筋肉まで

刺激することによって効果的に体温を上げ、体温調節中枢に刺激を与えて

発汗を促します


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私が担当しているお客様でも、今まで何をしても汗が出なかったとおっしゃっていた方が

レッスン後はびっしょり汗をかいて喜んでいたというのを何度も経験しました!

パワープレートで短時間で、筋肉を引き締めてダイエットをすると同時に

汗腺をコントロールする自律神経も鍛えられるというのは

本当に一石二鳥のトレーニングだと思います

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パワープレートでリンパの流れを改善

パワープレートの効果のひとつとして

リンパ、血液の流れを改善するというものがあります


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・リンパ系の役割

全身を循環する動脈血の血漿の一部は間質液として、毛細血管の壁を通って

組織中に漏出し、そこで組織の細胞に栄養を与え、代謝産物を取り込んだあとに

再び静脈の毛細血管壁を通って静脈に戻りますが

その一部がリンパ経を通って静脈系に戻ります

リンパ系は毛細リンパ管に始まり

集合リンパ管を経て左右の右リンパ本幹と胸管となって

鎖骨下静脈につながります



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下肢、腹部、左上半身からのリンパ系は全て体の左側にある胸管に入り

右上半身からのリンパ系は、右リンパ本幹に入ります

毛細リンパ管の透過性は毛細血管より高いため

体内に侵入した異物の大部分はリンパ系に取り込まれ

途中にあるリンパ節(全身に約300~800個存在)でリンパ球や

マクロファージによって取り除かれます


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・リンパ系の機能

①体内の組織中に存在する過剰な間質液を吸収する

②体外から間質液に侵入した異物を取り除く

③間質液にある過剰なタンパク質を取り込んで循環血液に戻すことによって

間質液の浸透圧を調節する

④小腸内のリンパは消化された脂肪を吸収する


・リンパの流れ

毛細リンパ管以外のリンパ管は周りを平滑筋が覆っており

それによって若干ながら自発的に収縮します(一分間に2~6回)

また、リンパ管には多数の弁があり、リンパ管が収縮すると一定方向に流れるようになっています

このようなリンパの流れには

①骨格筋の収縮

②呼吸運動

③消化管運動

④動脈の拍動など

リンパ管の外からの力も重要な役割をしています


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パワープレートは3次元振動によって骨格筋を素早く収縮させ

5分間で95%の人の血流が改善するため

冷えやむくみに悩まれている方にも非常に有効なのです


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東洋医学的にみた冷え


漢方での冷えの分類は大きく分けて4つあります 

①消化器が弱くて冷える人 

特徴:冷たい食べ物、脂っこい食べ物が好きで、疲れやすく、顔の血色がよくない 


②お手洗いが近い人 

特徴:腎臓、膀胱などの泌尿器が弱いため、水分代謝がうまくいかず、むくみやすい 


③月経不順、月経痛が強い人

 特徴:手先、足先がジンジン冷える、アザができやすい 


④冷えとのぼせが混在する人 

特徴:体全体のエネルギーが足りない状態で、上半身はのぼせて、下半身は冷える というものです


ここに、漢方で非常に重要な体のとらえ方である『気、血、水』にあてはめていくと 

それぞれの冷えの原因が分かりやすくなります

 『気』とは、目には見えない生命エネルギーのことで

「自律神経(体の機能を調整する神経)」のはたらきに近いと考えられていて体を温める作用があります

 『血』は、全身をめぐってさまざまな組織に栄養を与えるもののことで、主に血液を指します。

『水』は、血液以外の体液全般に相当し、水分代謝や免疫システムなどに係わっているものを指します

これらの巡りが悪くなったり、不足したりすると体の調子が悪くなります

p_3elements.jpgそれをふまえると①、④は『気』の不足、または滞りによって

体を温める力が弱くなっている状態といえます

 ③は、瘀血(おけつ)といって『血』の流れが悪くなっている状態で

婦人科系の器官が弱くなっていることを表しています

 ②は、水滞(すいたい)といって『水』が体の中に多すぎたり、停滞したりすることで

むくんだり下痢になるといった症状が出たりします 

このような『冷え』と『痛み』は非常に密接な関係があり

冷えがあると痛みを感じやすくなります 

そのため、頭痛、肩こり、腰痛、神経痛など様々な症状が出やすくなります
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これは逆にいえば、冷えをとればこれらの痛みを楽にすることができるということです

体の冷えをとるには深層筋を鍛えることが非常に有効です

パワープレートで体幹を鍛えれば、3次元振動で鍛えることが難しい深層筋を簡単に鍛えられます!


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体で生み出される熱の約40%は筋肉から出る熱です

筋肉を鍛えることでその熱量が高まり、冷えにくい体をつくることができるのです!


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寒暖差アレルギーに要注意

4月になり、いきなり気温が20度前後になる日もあれば

雨や風で朝晩急に冷え込むこともあるこの季節



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このような時期に多いのが寒暖差アレルギーです


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急な寒暖差で鼻腔の血管の太さが変化し、アレルギー性鼻炎のような症状が起こるため

このように呼ばれています



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これは温度に合わせて体を調節し適応させる自律神経の乱れが原因です

自律神経が対応できる気温差は約7℃と言われており

それ以上になるとうまく体が環境に反応できなくなってしまうのです

夏の暑い日にクーラーの効いた部屋に入ると、くしゃみや鼻水が止まらなくなるのも

同じメカニズムです

実際はアレルギーや風邪ではないため、薬は効きません

気をつけるべきことは、服装の調節を行って温度差ができにくくすることと

体の熱をつくっている筋肉を鍛えて、冷えにくい体をつくることです


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パワープレートは通常、運動で約30%しか使われていないと言われている筋肉を

97%も動かすことができ、今まで使えていなかった部分を目覚めさせ

産熱量を高めることで、より寒さに強い体をつくることができます



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また、寒い日には血管が収縮していますが

トレーニングを行うと骨格筋の血管が拡張するため

自律神経の鍛練にもなります

冬本番になる前にパワープレートで準備を万全にしておきましょう!

タンパク質の重要性

日本人の食習慣において最新の国民健康栄養調査では

朝食を抜かす人の割合は、男女とも20歳代が最も多く

男性で33.0%、女性で23.2%

脂肪エネルギー比率が30%以上の者の割合は成人男性で20.0%

女性で27.6%だったそうです

パワープレートで効率よく筋肉を動かしても、筋肉の元となる栄養補給を怠っては

筋肉は強くなれず、うまく体は引き締まりません

そこで重要な栄養素がたんぱく質です

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たんぱく質は細胞の主要な構成成分であると同時に、物質代謝に必要な酵素や

生体機能の調節に必要なホルモンの材料としても重要です

一日の摂取基準は男性で70g、女性で60gとなっていますが

なかなかこの量を摂取できていないのが現状です

また、トレーニングを行って筋肉を増やそうとしている場合は

基準より多くの摂取が必要です

高齢者でもタンパク質の吸収効率が低下しているため

積極的な摂取を心がけましょう

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パワープレートトレーニングは今まで使えていなかった筋肉も同時に動かすため

効率が良いのですが、その分栄養素もきちんと取る必要があります

たんぱく質は100gあたり牛乳で約3.5g、肉類で約20g、魚で約25g含まれていて

特に多い食材がシラス干しで約40g摂取することができます

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これらの食材と併用してプロテインを飲むことも非常に有効で

最近ではたんぱく質以外にもビタミンなど栄養素が添加されたものが

売られているので、炭水化物の変わりにプロテインを飲むことで

カロリーを抑えながらたんぱく質を取ることができ、トレーニングの成果を早めることができます

ダイエットは安全に行わなければ意味がありません

ですから、必要な栄養素はきちんと取って、余分なカロリー摂取は抑えることが重要なのです

正しい呼吸を身につけて美しい体に

リハビリテーションの分野で多大な功績を残した医師のKarel Lewitは

呼吸が正常化されなければ、他の動作も正常化できない

と話しているように呼吸という運動は、私たちの体にあらゆる影響を与えているのです




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・呼吸システムを傷害するもの

1.肺を膨らませるために必要な胸椎と肋骨の可動性の減少や

筋肉バランスの不均衡といった生体力学的因子


2.アレルギー、感染、栄養不良、ホルモンの影響、腎機能障害などの

体の微妙なpHバランスに影響を与えるような生化学的因子


3.慢性的な不安や怒り、抑うつのような心理社会的因子



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パワープレートは、関節に分布する固有受容器を刺激して神経の機能を改善すると共に

呼吸に関わる脊柱の柔軟性の向上や

横隔膜をはじめとした深層筋を効果的にトレーニングできるため

理想的な呼吸パターンへの教育が可能です

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ホルモンについて

・内分泌学

内分泌学は比較的新しい学問で

1902年にイギリスの生理学者によってホルモンという専門用語が使われるようになりました

ギリシャ語で、「ホルマオ=刺激する、興奮させる、動かす」という言葉が語源となっています

体の生理活動を正常に保つため、その働きをコンロトール(活性、抑制)する

神経系と内分泌系は、協調して働くことにより、日常のホメオスタシスの維持を行っています

たんぱく質を含む物質が血中に分泌され、微量で多大な効果を持つものも多くあります

ホルモンの届きやすさは、血液循環の良し悪しで、個体差があります

心臓から送り出された血液が再び戻ってくるまでにかかる時間は

血流が良い人も悪い人も約1分かかりますが

血流が良い人では毛細血管の隅々まで巡って1分

悪い人では、毛細血管にあまり血液が行かずに大動脈

細動脈を通って1分という違いがあります

血液検査の項目には、AI値(動脈硬化指数)というものがあり

正常値は2.6以下、20代では1.0以下です

この値は動脈硬化だけでなく、ホメオスタシスやホルモンの働きも反映していると言えます

ホルモンは、色々情報を伝達する生理活性物質で、主としてたんぱく質で構成されており

血液中に分泌されることから内分泌と呼ばれています

ホルモンが作用を及ぼす特定の器官を標的器官といい 

その細胞あるホルモンの受容体(鍵穴)をレセプター(2000~100000個/細胞)といいます

レセプターの数は、血液循環の良いところでは増え

血流が悪くホルモンが届かないところでは減少する傾向にあります

また意識している部分も血液に集まりやすくなるため、レセプターが増えます

ホルモンはここで栄養素のように分解してエネルギー源になるのではなく

その細胞の代謝活動のきっかけをつくる、または調節したりします 

特定の器官から分泌され、血管の中を移動し

遠隔の器官に作用するものを狭義のホルモンと捉えますが

最近では、ある種の細胞や組織から分泌され

比較的近傍で働く生理活性物質(サイトカイン、プロスタグランジンなど)も

広義のホルモンと捉えられています

ホルモンは単独では働かず、脳下垂体で制御されていますが

下垂体はその上の視床下部の制御も受けているため

ホルモンは自律神経の影響や感情、情動が大きく関わります

微量で多大な効果を持つものも多く

一生のうち耳かき1杯分しか分泌されないものもあります


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 ・ホルモン全体の働き 

① 平滑筋や心筋の活動を調節 

② 分泌腺の調節 

③ 代謝の変化 

④ 成長や発育を促す 

⑤ 生殖過程に影響を及ぼす 

⑥ サーカディアンリズムの調整 


 ・ホルモンの種類 

ペプチドホルモン(たんぱく質主体のホルモンで、期待する感情で分泌が影響を受けるホルモン) 

現在、発見されているホルモンの70%はペプチドホルモンで

細胞膜にレセプターがあり、その信号が細胞内に伝達され

酵素活性が起きることにより、生理的反応を引き起こします


アミン型ホルモン(構造にアンモニア化合物の総称であるアミンを含むホルモン) 

細胞膜にレセプターがあり、その信号が細胞内に伝達され酵素活性によって

生理的反応を引き起こします

ビタミンも全てアミンです(Vita-amin)

ステロイドホルモン(コレステロールを材料にするホルモン) 

レセプターが細胞内にあるため、直接細胞に侵入し、核の中の遺伝子に影響を与え

新たなたんぱく質や酵素の合成を促します 

細胞膜はたんぱく質と脂質の二重膜でできており

ステロイドホルモンも似た構造であるため、細胞内に入っていくことができます 

エストロゲン(女性ホルモン)、プロゲステロン(黄体ホルモン)

テストステロン(男性ホルモン)、コルチゾール(副腎皮質束状層ホルモン)

アルドステロン(副腎皮質球状層ホルモン)などがあります

ドーピングで使われるステロイドホルモンは

男性ホルモンで筋肉を増強させることを目的としています 

また抗炎症作用を持つものもあるため、傷口に塗布する軟膏の成分としても使われます



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 ・内分泌器官 

代表的な内分泌器官として、脳下垂体、甲状腺、副腎、膵臓、卵巣、精巣があり

ホルモンはこれらの器官で生産され、血液によって全身に運搬されます 

レセプターを持つ標的器官に働きかけることで、代謝を促進または抑制します 

肝臓はいくつかのホルモンを不活化し、腎臓はそれらを尿中に排泄する役割を持ちますが

冷えに弱い臓器であるため、冷え性ではホルモンの作用の調節がうまくいかず

様々な症状が出ることがある


・美容に関連の深いホルモン 

成長ホルモン:入眠1時間後に下垂体前葉より分泌し、眠りが深いほどたくさん分泌されます

深い睡眠(δ波)のためには、入眠前の30分のα波が必要です 

あらゆる細胞にレセプターがあり、代謝の促進、たんぱく質の合成を高めます

日々分泌量が異なり、日中の刺激量(肉体的、精神的)によって夜の分泌量が変化します

この分泌量の影響を受けて、睡眠中に代謝活動(エネルギー代謝、形態代謝、機能代謝

新陳代謝)が行われます 

すなわち、分泌量が高くても十分な睡眠時間が少ないと、作用が低下し

覚醒すると、代謝は抑制されます

また睡眠前のイメージデータに基づいて、その部位の対して働きかけますが

加齢とともに分泌量が低下します

分泌量が減少すると、体脂肪の増加、筋肉量や骨量の減少、基礎代謝低下

皮膚の乾燥、免疫系の衰退が起こります


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② 甲状腺ホルモン:新陳代謝を司るホルモンで基礎代謝率を上昇し、酸素消費量を上げます 

全身にレセプターがあり、神経系の成長を促進します 

1. 代謝促進:たんぱく質、炭水化物、脂質 

2. 生体の発育、成長の促進 

3. 体温の上昇 4. 血液中のカルシウム量を調節する(精神安定) 

カルシトニン(甲状腺傍濾胞細胞より分泌):血中カルシウム濃度を低下 

パラソルモン(上皮小体より分泌):血中カルシウム濃度を上昇 

視床下部からのTSH放出ホルモン(TRH)によって、下垂体から甲状腺刺激ホルモ ンが分泌され

血中経由で甲状腺に運ばれることで、甲状腺ホルモンが分泌されます

エネルギー代謝が増す状況(寒冷環境、低血糖、高地、妊娠)なども

甲状腺ホルモ ン分泌に影響を与えます


③ 性ホルモン:コレステロールが材料のステロイドホルモンで、生命力と美意識で活性

 ・男性ホルモン 

1. たんぱく質合成の促進(筋肉の形成) 

2. 皮脂の分泌促進 

3. キメが粗くなる 

4. 体温、血圧の上昇 

5. 精子の生成 

・卵胞ホルモン 

1. 皮下脂肪の発育促進 

2. 皮脂の分泌抑制 

3. キメ細やかな肌にする

4. 思春期に女性生殖器の発育 

・黄体ホルモン 

1. 内膜を膨潤し、妊娠可能にする 

2. 組織内に水分を滞留させる 

3. 皮脂分泌の促進と角質肥厚(男性ホルモンに類似) 

④ 副腎皮質ホルモン:ストレスに対して体を守るため、抵抗するホルモン 

1. たんぱく質、脂肪を糖質に変える

(糖新生:グルコース、アミノ酸、乳酸からグルコースを生成する) 

2. 抗炎症作用 

3. 体液の濃度を一定に保つ 

4. メラノサイトをコントロールする 

5. 性ホルモンの分泌 ・ホルモンの分泌を促進するには 

 ①分泌器官が正常であること 身体機能は鍛えれば、より活性化しますが

使わなければ退化します

3か月使わないと退化が特に進行します

また、脳と男性の精巣以外の内分泌器官は温めると機能が高まります

女性でかかとが冷えている場合は、骨盤内の臓器が冷えていることの指標となります

かかとを温めるには、動脈が体表の表面を走っている足首を温めることが有効です 

②ホルモンをつくる材料が身体にあること 食事の重要性(46種類の栄養素摂取、1日30品目) 

たんぱく質:ペプチド 脂質:コレステロールはステロイドホルモンの材料 

ミネラル:代謝時に必要、ブレインコードの伝達に関与 

*ブレインコード:脳内言語のことで、ホルモンの前駆体などの刺激は

右脳の前頭葉で起こる感情によってブレインコードが作られ、生成がコントロールされます

大脳新皮質でブレインコードが作られ、その刺激が旧皮質に伝達されることで

そこからホルモンを含むケミカルコードが全身に作用します 

糖質:脳のエネルギー源はブドウ糖のみ、脳で消費しないと脂肪として体内に貯蔵 

水:ホルモンの代謝(形成、分解)に必須


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1.加水分解 

2.ペプチド結合 

 ③体温環境と体循環の活性 ホルモンは血液によって運搬されます

④湧き上がる情熱とイメージ力 イメージは脳内では予定となり

身体反応が起こることで自律神経、ホルモンに影響を与えます

⑤ ストレスフリー ストレス(ディストレス)は

視床下部に伝達されホルモンのアンバランスを引き起こし

ストレスによって血管が収縮することで、ホルモンの運搬が隅々までスムーズにいかなくなります

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パワープレートは3次元振動を用いたアクセラレーショントレーニングによって

成長ホルモンの分泌量を最大で通常の4.6倍にすることができます!



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それは通常約30%しか使われていないと言われる筋肉を

緊張性振動反射によって97%動かし、より多くの成長ホルモン分泌刺激を

脳に与えることができるためです

パワープレートで一日15分のアンチエイジングを始めてみてはいかがですか?


脊柱の構造と機能

脊柱に求められる力学的要素は強靭性と柔軟性です

後方から脊柱を見るとおおむね直線状を呈していて

上方から下方にいくにしたがって安定性と安全性を保つために脊椎が大きくなっています

脊柱の支持は筋肉や靭帯があらゆる部位に存在して

直立姿勢時には左右均等に、左右非対称な構えがとられる時にはバランスを保つように

働きます


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何らかの原因によって骨盤部が傾斜すれば、脊柱に側弯が生じて

身体全体の安定が保たれます

脊柱の柔軟性は身体のあらゆる動きに対して従順に対応し

動きに伴う肢位変化(姿勢変化)の調整において重要で

強靭性とはそれを支えることとなります

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この2つの力学的要素が満たされる時、脊柱は身体、生体の安定軸として正しく機能するのです

脊柱において、直接身体を支えているのは椎体部分で

椎体の前方部分は中、後部に比べて抵抗力が弱く

正常な椎体の場合、600kgの圧力が加わると、前方が楔形に骨折し

800kgの力が加わると、椎体全体がつぶれてしまいます

このような骨折は椎体圧迫骨折と呼ばれ、高齢者や強い外的衝撃が加わった時などに

見られます

パワープレートの3次元振動は筋肉だけでなく、骨密度も高めることが

研究によって明らかになっています


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脊柱は四肢、体幹を支配する神経である脊髄が通っている重要な部分です

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パワープレートで全身の骨密度を高めて

身体の機能がしっかりと発揮できる状態をつくりましょう!


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膝関節について

膝関節は人体で最大の関節で、大腿骨、脛骨、膝蓋骨からなる2関節の複合体です

大腿骨の関節面が2つの半球状であるのに対して

脛骨の関節面は浅い凹状の平坦な構造であることから

膝関節の骨としての適合はとても不安定です

これを補うために膝関節には


・外側、内側の半月板

・前後の十字靭帯

・内、外側側副靭帯


といった組織が覆っています


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半月板は断面が三角形の線維軟骨でその機能は

①関節の適合性を良くする

②緩衝作用

③可動性を適正にする

④関節内圧の均等化

⑤圧迫応力の減少(骨の衝突を防ぐ)

といったものが挙げられます


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内、外側側副靭帯は側方への動揺を防ぎ

関節の伸展時に緊張し、屈曲時に弛緩するという特徴があります

従って膝関節に何かしらの問題があり、膝が伸びきらずに生活していると

靭帯がうまく働かず、不安定になり損傷しやすくなります

前後の十字靭帯は、前後の膝の動揺を防いでいますが

コンタクトスポーツなどでは損傷しやすい靭帯です


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これらの安定機構に加えて重要なものが筋肉です

しかし体の使い方に癖があったり、筋のアンバランスがあると

骨の変形や痛みの原因になってしまいます

パワープレートはプラットフォーム上でトレーナーが正しいアライメントに整え

スクワット等の簡単なトレーニングを行うだけで、1秒間に30~50回という速い振動刺激が

筋や腱、関節に存在するセンサーを刺激し

正しいアライメントを体に覚え込ませることができます



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運動不足や年齢を重ねていくと、筋力の低下によって先ほど述べた安定機構への負担が増え

様々な膝関節障害の原因になりますが

パワープレートはもしすでに膝に痛みを抱えていらっしゃる方でも

関節運動を行わずにトレーニングができるため、リハビリとしても有効です

多くの病院でも導入されているこのマシンをぜひお試しください


心と痛みの関係

かつての西洋医学ではデカルトの心身二元論が基礎にあったため

体の痛みに心は影響しないと言われていましたが

近年では東洋医学で言われているような心身一如という考え方が普及し

心理的ストレスと痛みとの関係の研究が盛んに行われるようになりました


その理由は、非常に多くの方が罹患する疾患である腰痛を例に挙げても

原因が分かっているものが約15%しか無いという現状があるためです

これだけ医療が進歩しても約85%は原因不明であるという現実は

今までよりも広い視野で患者を診る必要があることを示しています


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シカゴのノースウェスタン大学の研究では、急性の痛みと慢性の痛みについて

脳にどのような痛みの感じ方の変化があるかを調べたところ

急性の痛みでは痛みの信号が、神経伝達の中継点である視床から脳全体に放散するのに対し

慢性では高次の精神機能を司る前頭葉が緊張していることを突き止め

痛みの発生メカニズムがそれぞれ異なっていることを実証しました


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痛みが心理的なものにスイッチしてしまうことで

その時の精神状態によって痛みが長期化していると考えられるのです

最近では整形外科と心身医療科が連携して治療に当たっている病院も多く

心と体の繋がりが重要視されています


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パワープレートはトレーニングを行うだけで、ストレスホルモンであり、長期の分泌が

記憶において重要な海馬を委縮させると言われるコルチゾールを減少させ

代わりに脊髄への痛みの抑制効果があるセロトニンやたんぱく質合成を高める

成長ホルモンやテストステロン、インスリン様成長因子などが分泌されることが

分かっています

体を引き締めるだけでなく、ストレスを発散することもできるパワープレートは

一石二鳥のマシンなのです


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足の構造と機能

今回は足部の関節についてお話したいと思います

足部の関節は足根部、中足部、足指に関節の3つにわけることができます

〈足根部の関節〉

1、距腿関節

2、足根間関節 

①距骨下関節

②踵立方関節

③距舟関節

④楔舟関節

⑤立方舟関節

⑥楔立方関節

⑦楔間関節


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〈中足部の関節〉

1、足根中足関節

2、中足間関節

〈足指の関節〉

1、中足指節関節

2、指節間関節

といった多くの関節が連動して足の機能を発揮しています

その他、関節を安定させるために内側側副靭帯(三角靭帯)、外側側副靭帯(前距腓靭帯、後距腓靭

帯、踵腓靭帯)などの靭帯が支えています


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関節には体のバランスを感じるレセプター(センサー)があり、体の傾きや衝撃などを脳に伝えて

反射によって安定を保っています

歩行を始めとした多くの運動を行う上で、それらの構造がきちんと機能しているかは

非常に重要になります


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パワープレートは一秒間に30~50回という振動刺激が

3次元(前後、左右、上下)に伝わることで、筋力や骨の強化だけでなく、レセプターに対して

非常に多くの情報を送ることになり、活性化させることができます


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椎間板と健康

成人の背骨には頸椎、胸椎、腰椎の合わせて24個の椎骨があり

その間に23個の椎間板があります


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椎間板は線維軟骨でできており、外側の線維輪と内側の髄核によって形成されていて

クッションの役割と体重支持、脊椎の動きに関与しています

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髄核は非常に親水性が高く80%以上が水分で、年齢とともに水分含有量は減少し

老齢期には70%以下にまで低下します


一日の中でも重力の作用で同じような現象が起こっており

十分な睡眠をとった朝と一日活動を終えた夜を比較すると、身長差が生じます

髄核は、スポンジのように荷重がかかると圧迫によって水分が逃げ

数時間の睡眠により圧縮荷重が取り除かれると水分の再吸収が起こり、厚みが回復します

しかし、単に寝ていればいいというわけではなく

5週間に渡るベッド上での安静後に椎間板水分量を測る実験では

逆に水分が著しく低下していたというデータが出ています

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そのため、このような活動と睡眠が繰り返し行われることで水分が循環し

椎間板の機能が保たれており、このサイクルが乱れると椎間板の変性が生じます

椎間板は20代を過ぎると血管による栄養補給が断たれ

30代では完全に無血管になってしまいます

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そのため、普段あまり運動をしていない方にも

多く運動したのと同じような刺激を短時間で与えることができるため

15分のトレーニング週に2,3回行うだけでも十分な運動量を確保することができます


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椎間板の外壁をつくっている線維輪と呼ばれる部分は

線維の走行が斜めになっているため、パワープレートのような3次元の振動刺激

の中で回旋運動を行うことで効率よく栄養と老廃物の代謝を行うことができるのです!

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小さい努力の積み重ねが老後を健康的に過ごせるかを左右するということを

考えると、運動の重要性が見えてくるのです



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インナーユニットについて

Core(コア)という言葉には、核心、芯、中心といった意味があり

筋肉のトレーニングにおけるコアは、文字通り体の芯をつくる上で必要な筋肉を指し

あらゆる動きでまず最初に起動して体を安定させる役割を持っています

コアの筋肉が弱っていたり、うまく働かないと体幹から生み出された力が手足に

うまく伝わらずに、パワー不足になるだけでなく、ケガの原因にもなってしまいます


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コアの中には、腹圧を高めて体を支えるインナーユニットというものがあります

インナーユニットは

腹横筋

骨盤底筋群

多裂筋

横隔膜

からなる腹部の安定性を保つためのユニットです

腹横筋は側腹部から腹部前面を覆う筋肉で腹圧を保つために重要です


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骨盤底筋群は骨盤内の臓器を支えている筋肉の集まりです

骨盤底は骨盤隔膜(腸骨尾骨筋、恥骨尾骨筋、恥骨直腸筋という3つの尾骨筋

肛門挙筋、梨状筋)と尿生殖隔膜(上尿生殖隔膜筋膜、深会陰横筋、会陰膜または

下尿生殖隔膜筋膜)によって骨盤下口を閉鎖している部分を言います

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多裂筋は背骨に付く細かい筋肉です

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横隔膜は胸椎、肋骨、胸骨に張る筋肉で腹部と胸部の境目となり

これらが合わさって腹腔を形成しています



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インナーユニットが収縮すると、腹腔の容積が小さくなり

内部に加わる腹圧が高まります

特に腹横筋は、上肢、下肢の筋収縮の直前に体幹で最も早く筋収縮を起こすことで

脊柱を安定させ、重心移動によるバランス保つ働きがあり、非常に重要です

上肢の運動では、上肢が動き出す0.03秒前

下肢の運動では、下肢が動き出す0.11秒前に事前収縮が起こります



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これにより内部では内臓の位置が保たれるほか

腰椎が安定し、素早く力強い動きが可能になるのです

パワープレートは3次元振動が深部の筋肉を効率良く動かし

通常のトレーニングでは鍛えることが難しいインナーユニットを

強化することできます

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ダイエットとしての腹部の引き締めはもちろん

これからスポーツを始めようと考えている方からアスリートまで

コアトレーニングは有効ですので

パワープレートで効率良く、機能的な体の軸を作りましょう!

セロトニンについて

セロトニンは場所によって異なる作用を持ち

中枢神経では

①ノンレム睡眠の調整

②痛みの調節

③体温調節

④嘔吐

などに関わり、消化管では消化管運動亢進、血液では血漿板凝集

血管では血管平滑筋収縮といった役割があります


セロトニン作動性のニューロンは脳幹の縫線核に集中しており

そこから脳、脊髄に広く投射されます

数多くの受容体がある中で、5-HT1A受容体は抑制性で

抗不安作用(不足すると情緒不安定、うつ状態)があり

5-HT2A受容体は幻覚やうつ病に関係があると言われています


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セロトニンと関連の深い物質としてメラトニンがあります

・メラトニン 

 リンパ球にはメラトニンのレセプターがあり、メラトニンの分泌がリンパ球の活性を高めます 

メラトニンの分泌は午後4時から午前4時に起こり、血中濃度は午後7時頃から上昇し

午前7時にはゼロになり、メラトニンの分泌量が睡眠の質を決めます 

第一に分泌を支配するのは自然光、第二に影響するのは人工照明であり

睡眠の質を高めるためには、自分が思っている以上に体は音や光を感じていることから

なるべく静かで暗い環境で寝ることを心がける必要があります 


 ・入眠時間と睡眠の質 

 アメリカの研究では、週3日以上の深夜勤務者は乳ガンの発症リスクが昼間だけの勤務者と比べて

2倍であり、日本でも深夜勤務者は、日勤のみの男性に比べて前立腺ガンの発症リスクが3.5倍です

また高血圧の人の約40%が睡眠に問題があり

本来は副交感神経が緊張しているはずの夜間に交感神経が緊張しています 



 ・眠気のサイクル   

 ① 疲労物質や体液、組織の酸性化によって眠くなる 
 ② 夜になると光の関係とメラトニンの分泌によって眠くなる 
 ③ 日照時間や自律神経の作用によって代謝が落ち深部体温が下がることで眠くなる 

 睡眠には、深い眠りの状態であるノンレム睡眠と覚醒時に近い脳波が現れるレム睡眠があり

レム睡眠中に覚醒すると寝起きが良く、ノンレム睡眠時に覚醒すると寝起きは悪くなります 

そのため、平均して4回して起こるレム睡眠時は、眠りが浅いことから

夜間に目が覚めることは異常なことではありません 

また、質の悪い睡眠によって睡眠時間が7時間以上になると死亡率が増加します 

人の眠りは、起きた時間で決まり、目覚めてから15~16時間で眠くなるメカニズムが存在しています 

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・朝型と夜型人間 

朝型と夜型の人がいますが、これらを分けるのは、メラトニンの血中濃度の上昇速度

メラトニンの血中濃度の最高値、深部体温の夜における下がり方

深部体温の最高値を示す時刻によるもので

どちらも体が代謝を落として体温を下げる時間は午後9時前後です 

しかし、朝型の人はスムーズに体温が下がり

深部体温が最低になる時間が午前3時頃なのに対し、夜型の人はゆっくりと体温が下がり

午前7時前後となることから目覚めるための体温上昇が遅れ、寝起きが悪くなります 


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・冷えと睡眠 

冷え症の人が眠りにつきにくいと言われていますが

その理由は、眠くなる一番の原因であるメラトニンの他に

深部体温の低下がうまくできていないことが挙げられます

末梢血管の収縮によって、末梢における熱の放散がうまくできず深部体温が下がりにくくなり

入眠が障害されます

末梢血管の拡張はメラトニンの直接作用の他に自律神経が関与しているため

夕食後は深部体温が上がることから就寝の3時間半前に済ませておくことが理想です 

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 ・肥満と睡眠 

 また、夜更かしはホルモンバランスを乱し、肥満に繋がります 

グレリンはストレスホルモンの一種で胃から分泌され、視床下部に作用し、摂食を刺激します
レプチンは食欲と代謝の調整のために体脂肪量を脳に伝える役目を持ち、食欲を抑制し
代謝を促します

睡眠時間が7時間から4時間に減ると、グレリンの分泌量は28%上昇し

レプチンの分泌量は18%低下し、体重、脂肪組織が増大します 


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・女性とセロトニン

女性は男性に比べ、セロトニンを合成する能力が低いため

不安な気持ちになりやすく、生理前になると気分が落ち込む原因も

セロトニンにあると言われています



 ・睡眠障害とうつ 

 睡眠が様々な形で妨げられ、細かい目覚めが何度も起こるようになると

本来副交感神経が優位になっている睡眠時に交感神経が緊張し

精神安定に関わるセロトニンの減少と共に自律神経失調の原因となります

それによって動悸、めまい等の肉体症状だけでなく、精神的に不安定な状態につながります
 
セロトニンはメラトニンの類似構造物質で、覚醒時から分泌され

日光に当たることにより分泌が促進され、睡眠中はほとんど分泌されず

昼間にセロトニンが十分に分泌されないと

夜のメラトニンの分泌量も減少し睡眠障害につながります
 

パワープレートは独自の3次元振動によって

セロトニンの増加やストレスホルモンの減少が見られたという

研究結果が出ています



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セロトニンは情緒や感情に対しては、精神の安定作用があり

うつ病の改善に重要な神経伝達物質です

また運動は認知にも効果をもたらします

認知とは、記憶、分析的思考、計画、関心、集中、意志決定などを含む能力を言います

加齢脳に対する身体活動の有効性を実証した初期の研究によると

特に加齢に伴う反応時間の増加が、運動を行っていない人と比べて

行っている人は生じにくいという結果が出ています


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この反応時間は中枢神経系の全体的な統合性を図る基本的な指標となります

また、ある研究では、複雑な認知テストで、身体活動を行っている健康な60代の高齢者は

日活動的な高齢者よりもメンタルパフォーマンスが高値になりました

運動が認知に及ぼす効果については

運動が加齢に伴って起こる脳への血流の低下を抑制する

または血管新生効果があるという説があります

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パワープレートは肉体的なものと精神的なものへ同時にアプローチすることができる


足の機能について

足部は歩行時に衝撃を吸収、分散し、身体の前方移動の支点になるという重要な役割を持っています

人間は二足歩行をすることことから手と足では役割が違うことから

その形状も大きく異なっています


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手の関節と比べて足の関節は可動性が低く、運動が制限されていますが

その代わりにアーチ(土踏まず)を形成することによって体重移動をスムーズにして

滑らかな歩行を可能にしています

足底アーチには以下のものがあります


①内側縦アーチ

土踏まずを形成し、歩行と密接な関係があり

踵骨、距骨、舟状骨、内側楔状骨、第一中足骨で構成されます

ここに後脛骨筋、前脛骨筋、長母指屈筋、長指屈筋といった筋肉がこれらのアーチを支えています

②外側縦アーチ

身体の側方への揺れに対して足のバランスと密接な関係があり

踵骨、立方骨、第五中足骨、で構成され、長腓骨筋、短腓骨筋といった筋肉が支えています

③前、後横アーチ

両縦アーチの間にできるアーチです

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パワープレートは一秒間に30~50回という振動刺激が

3次元(前後、左右、上下)に伝わることで、筋力や骨の強化によってアーチを正常に保ち

身体の機能を最大限に発揮させることができます


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近年増えている姿勢

近年デスクワークやスマートフォンの普及によって
肩や首が前方に変位してしまっている人が非常に多くなっています

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このような姿勢では、見た目が格好悪いだけでなく

身体の前後の筋肉バランスが崩れ

関節や筋肉に負担がかかり、肩こりや首こり、頭痛など様々な症状の原因となります

本来正しいアライメントでは、骨格で身体を支えられているため

筋肉の負担は最小限になっています

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脊柱の支持は筋肉や靭帯があらゆる部位に存在し
独特の静的支持と動的機能を持っています

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それは機能単位によって成り立っており
最小機能単位は2つの脊椎と1つの椎間板です

不良姿勢では、このような機能単位がうまく働かなくなり
それを補うために一定の筋肉や靭帯に負担がかかるようになります

これが上半身で特徴的な場合に起こるのが

Upper cross syndrome(上部交差症候群)で

緊張、短縮筋している姿勢筋として

①斜角筋

②胸筋

③僧帽筋上部線維

④胸鎖乳突筋

⑤後頭下筋群

機能低下筋群として

①僧帽筋中、下部線維

②菱形筋

③深部頸椎屈筋群


などがあり、その対角線を結んでできる線がクロスしているためにそのような名前が付いています


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頭部の前方変位によって斜角筋の起始と停止の位置が変化することで
本来頚椎屈筋の斜角筋が上部頚椎の伸筋になり
上部頚椎は過度伸展位に、下部頚椎は屈曲位になります

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このような姿勢では関節に過剰な負荷が加わり続けるため
頚椎の前弯の減少などから骨棘が形成され
椎間板の脱水と弾性の消失によって退行性関節 症の原因となります

上部交差症候群に特徴的な症状として以下のようなものがあります

・頭痛
・顎関節;の機能障害
・頸椎の損傷
・腕の痛み


パワープレートは独自の3次元振動によって以下のようなトータルなアプローチができます

①関節への固有振動刺激によるアライメントの改善

人体のあらゆる器官は運動しているため、それぞれの周波数をもっています 

・全身 5 Hz  

・脊髄 8 Hz  

・頭部 18 Hz 

・内臓 20 Hz 

・眼球 20 Hz  

その中で関節は約35Hzが固有振動数となり、この振動を与えることで

関節は最も反応し、動きやすくなるのです

この環境下で関節に対するモビリゼーションを行うことで

今まで可動性が失われていた部分の機能を高め

アライメントの改善と神経伝達を促進します

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②緊張、短縮筋のストレッチ

パワープレートでのトレーニングは 緊張性振動反射 と共に多シナプス反射によって

ゴルジ腱器官等に作用して筋を弛緩させ、筋の柔軟性を高めます


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③弱化筋の筋力強化による再発予防

15分でジムトレーニング1時間相当の運動量を確保でき

通常40%程度しか使えていない筋肉を不随意的に97%動員させ

効率的に筋力強化を行うことができます

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肩こり、首こりなどの根本原因には、このような姿勢によるゆがみが関わっている可能性

が必ずあると言っても過言ではありません

ぜひパワープレートでゆがみを正して健康な体をつくりましょう!


パワープレートで筋肉の連動性を高める

私たちの体は、筋肉が収縮することで骨が引かれ

関節が動かされることで運動ができます

さらに筋肉は筋膜という膜に包まれており、周辺の別の筋肉と

筋膜を通して繋がりがあります

それが筋膜連結です

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筋膜連結によって、それぞれの筋肉の動きが連動して

スムーズな動きをつくりだすことができます

例えば歩くという動作は、右腕と左脚、左腕と右脚という風に体をねじるようにして使うことで

推進力を生み出していますが、これは体を斜めに走る筋膜の連結があるためにできる

自然な動きなのです

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その他、投球動作、サッカーなどのキックなど対角線上の体の使い方を利用したスポーツは

数多くあります

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従って、このような筋膜連結を意識したトレーニングがあらゆるスポーツに対して

重要であると言えると思います

そういった点においてパワープレートトレーニングが優れている点は

重りを持つといった動きを制限される道具を使わずに

振動によって負荷をかけることによって

体を自由自在に動かしながらトレーニングができるということです

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地上で行うスポーツ動作に限りなく近い環境でのトレーニングは

実戦へのフィードバックがより早くなり、パフォーマンスアップにつながりやすいのです

また、パワープレートの3次元振動は上下が70%、左右が20%、前後が10%

という強さの割合で動き、特に重要である上下の振動は、重力と同方向であることから

アクセラレーションによって重力負荷を高めることをできます

前後左右の振動はあえて不安定な環境をつくり

それに対する姿勢調整の受容体を刺激することによって

バランス能力を高めることにも役立っています

筋膜連結によるしなやかな動きづくりとバランス能力の改善は

トレーニングの工夫次第で、様々な種目に特化したものを行うことができますので

ぜひパワープレートトレーニングを取り入れて頂ければ思います











レプチンとグレリン

ダイエットや健康づくりのために運動をすることは素晴らしいことですが

それと同じくらい大事なのが睡眠です

なんとなくは分かっていても、ついつい夜更かしをしてしまっていませんか?



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運動は活動であり、睡眠は回復です

運動ばかりでも回復が十分でなければ、体に疲労が蓄積して決して健康とは言えませんし

睡眠ばかりではもちろん太ってしまいます


これに大きく関わるのがホルモンの存在です

肥満に関係するホルモンとして重要なのがグレリンレプチン

グレリンは主に胃から分泌されるストレスホルモンの一種で

視床下部に作用して摂食(食欲)を刺激します


レプチンは脂肪細胞から分泌され、食欲と代謝の調整のために

体脂肪量を脳に伝える役目を持ち、食欲を抑制し

代謝を促す働きがあります



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ですから太らないためには、グレリンは少なく

レプチンはしっかり分泌されてほしいところですが

仮に睡眠時間が、理想とされている7時間から4時間になったとすると

グレリンの分泌量は28%も増えてしまい

逆にレプチンは18%減少してしまうのです

また、脂肪分解や骨、筋肉の強化のサポート、皮膚の弾力アップなどの効果がある

成長ホルモンも分泌のピークは10:00PM~2:00AMであり

なおかつ睡眠中でなければなりません


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ですから夜更かしをしてしまうと分泌量が多く減少します

パワープレートトレーニングの大きな特徴である

成長ホルモン分泌の上昇(最大通常の4.6倍)を十分に生かすためにも

睡眠は非常に重要であり、運動と睡眠をバランスよくしていくことが

美容と健康への近道なのです

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プロフィール

中込慶一
(ナカゴメケイイチ)
・出身地:東京都
・血液型:O型
・昭和61年4月7日
・日体柔整専門学校卒
・柔道整復師
・全国冷え症研究所に5年勤務ののち現在は、パワープレート東京にてインストラクターを務める
・特技:スポーツ全般 陸上
・趣味:音楽・バイクツーリング
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