よく見られる歩き方の癖とパワープレートによる癖の改善方法をご紹介したいと思います
私たちが歩き出したり、歩くのをやめる際の引き金役になっているのは、脳幹の一つである中脳の
中脳歩行誘発野(MLR:Mesensephalic Locomotor Region) です
動物実験において、この部位を連続的に刺激すると、それまで座っていた動物が立ち上がり
歩き出すことが分かっています
また歩く時に特に意識をしなくても歩き続けることができるのは
脊髄にCPG(Central Pattern Generation:中枢パターン発生器)があり
リズムと筋活動が誘発される仕組みがあるためです
・歩行の諸要素
?重複歩
一側の踵が接地してから、次に同じ踵が設置するまでの動作
重複歩の前後距離を重複歩距離(ストライド)
左右の感覚を重複歩幅といいます
?一歩
一側の踵が接地してから、反対側の踵が接地するまでの動作
その前後距離を一歩距離といいます
?歩行周期
重複歩を単位とする一連の動作
?立脚相
(歩行周期の60〜65%)
歩行周期のうち、一側の脚が接地している期間
?遊脚相(
歩行周期の35〜40%)
歩行周期のうち、地面から遊離している期間
?同時定着時間
歩行周期のうち両足が同時に地面に接着している期間で
自然歩行では立脚相は歩行周期の約60%、同時定着時期が10%を占めています
?歩行速度
単位時間あたりの進行速度
?歩行率
単位時間内の歩数
これらの要素が協調し正しく筋肉が使われていれば
疲れにくく身体の循環を高めることができますが
筋肉のアンバランスや姿勢が悪い状態では、身体のゆがみの原因になってしまいます
ここでいくつかの
歩き方の癖をご紹介したいと思います
?船乗り歩行:腰椎の前弯が強いと、左右の足の幅を広く取り
骨盤、肩が左右に大きく動揺する歩き方
女性は男性に比べて腹筋が弱く、腰椎の前弯が強くなりやすいためよく見られます
?スイング歩行:
臀部の筋肉である中殿筋が弱かったり、収縮がうまくいかないと
骨盤は大きく下降して臀部の振りが大きい歩き方になります
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