肥満遺伝子について2 −ADRB3遺伝子 リンゴ型−[ダイエット]
(2015-02-20 16:10:59) by 中込慶一


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シワだけでなくシミやソバカスが目立つ方が多いのも特徴です

ダイエットをすると一気に肉が落ちてしまい、たるみになることもあります

繰り返しになりますが、リンゴ型肥満の方は、通常よりも基礎代謝が200kcal減ってしまいます

体脂肪1kgあたりのカロリーは7200kcalなので、一日200kcalの差があるとすると

遺伝子変異の無い人と同じ生活をしていても、36日で体脂肪1kg分の差ができてしまいます

ですから「私は一生痩せないのではないか」と考えてしまいがちですが

決してそのようなことはありません


<画像:abdominal.jpg>

自分には摂取カロリーのハンディがあると自覚していることで

逆に食事の管理がきちんとできるといったケースが多くあります

一気に減らそうとすると大変ですが、1日あたり200kcalをうまく減らしていけば

大きな負担にはなりません

例えばご飯約1杯分、ビールでしたらジョッキ一杯分

運動ならウォーキング40分程度(歩数では約6000歩)の多少息が上がる程度の運動をして頂くと

200kcalをすぐに消費できます

リンゴ型の特徴として、ダイエットをすると内臓脂肪が減りやすいので

体重の変化は出やすいのですが、それで安心してしまったり、飽きてしまう方も多く

リバウンドもしやすい傾向があります 

糖質、とくに食べた瞬間に甘いと感じるもの(単糖類)については

食べてから30分ほどで熱(エネルギー)に変換されます

そして2~4時間ほどで無くなって(消費されて)しまいます

したがって、すぐにエネルギーが必要という時には非常に有効な栄養素ではありますが

使われなかったエネルギーは、脂肪として蓄積されますので、就寝の4時間前以降は

ダイエットのためにも、過剰な糖質の摂取は控えるべきと言えます

イモやお米など糖の鎖が長いものは、分解に時間がかかるため

血糖の上昇が穏やかになるため、甘いものと比べるとインスリンの消費が少なくて済みます

またお米でも精白米よりも玄米の方がより血糖の上昇は穏やかです

ちなみにタンパク質4~6時間でエネルギー化され

脂質は胃の中に6〜12時間留まってゆっくりと燃えていきます

ゆっくり燃えていく脂肪の典型が、飽和脂肪酸と呼ばれる動物性の脂肪です

脂質がなぜいけないかというと、エネルギー化されるまでに多くの労力が必要なため

使い切れない脂肪はすぐに体に溜め込もうとして、体重が増えやすくなるためです

→心がけるべきこと β3AR型の体は糖質の代謝が苦手で、インスリンの働きが悪いので

食事の際にはまずたっぷりの野菜を摂り、次にタンパク質(主菜)、低糖質の食事を心がけましょう

有酸素運動(水泳、ジョギング、ウォーキング)も非常に有効です。 糖化が起こりやすいので

紫外線(日光だけでなくパソコンモニター)に注意しましょう

<画像:vegetable.jpg>


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