呼吸を整えて健康に[健康]
(2015-01-02 22:38:49) by 中込慶一
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リハビリテーションの分野で多大な功績を残した医師のKarel Lewitは
「呼吸が正常化されなければ、他の動作も正常化できない」
と話しているように呼吸という運動は、私たちの体にあらゆる影響を与えているのです
呼吸パターンは以下のものに影響を与えます
1.腰椎の安定性
表層の筋肉と深層の筋肉のバランスが悪くなると(表層筋が優位になりすぎると)
脊柱の安定性が低下して、腰痛などが起きやすくなります
また、腹筋が十分に強くても、深層筋である横隔膜との適切な協調性が無い場合は
激しい有酸素活動時に脊柱が不安定になることが分かっています
2.上部胸椎、姿勢
良い呼吸パターンでは、胸椎がしなやかに動き負担の少ない姿勢をつくることができますが
悪い呼吸パターンでは脊柱の運動が障害され、負担の大きい姿勢になります
3.斜角筋と上部胸椎の運動
悪い呼吸パターンでは呼吸補助筋である斜角筋が使われるために
肩こりなどの原因となります
4.感情などの精神的状態、自律神経
緊張状態では、呼吸は早く浅くなります
逆に精神が安定していたり、リラックスしている時は
呼吸は遅く深くなります