脳の機能とパワープレート −右脳−[人体の構造、機能]
(2014-12-26 09:01:15) by 中込慶一
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右脳と左脳という言葉は多くの方が耳にされたことがあると思いますが
今回はそれぞれの脳の発達と機能についてお話したいと思います
左右の脳の発達には時間差があり、0〜2歳までは右脳の発育が優位で
約2〜3年おきに優位性が交代して、13歳までで大人と同じ大きさになります
自閉症の子供は右脳の活動が低く、左右の脳のコネクションが弱いとも言われています
大人であってもストレスや疲労などで片側の脳の機能低下が起こることがあります
それによって運動、行動、感情、社会性、学習能力などに問題が出てきます
脳の発育はボトムアップといって感覚受容器(体に備わっているセンサー)の刺激を受けることで
促進されます
脳の機能に影響を与えるものの例として
・重力
・触覚
・関節受容体および筋肉受容体
・三半規管
・視覚
・聴覚
・嗅覚
・味覚
・愛情
などがあります
脳の機能は、ボトムアップで入ってきた刺激を処理して(プロセシング)
それに対する反応、表現(トップダウン)を起こすことです
すなわち刺激がなければ脳の機能は低下していってしまうのです
左右の脳で働きが異なることは、多くの方がご存知だと思いますが
今回は右大脳半球(右脳)の機能について注目していきたいと思います
〈右脳の働き〉
・全体像を見る
・姿勢保持筋のコントロール(大きな関節周囲の筋肉)
・空間的脳
自分と人との関係、重力下でのバランス、空間の中での自分の位置感覚
・ボディランゲージ
人の表情を読む
・社交脳
人との関わり、自分と人との位置関係、人との共感