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‐肝機能‐
・総ビリルビン:胆汁色素のビリルビンには、腎臓を通過可能な直接ビリルビンと
通過不可能で尿中に排泄されない間接ビリルビンとがあります。
これを合わせたものが総ビリルビンです。
胆石、肝炎などにより、血清中に1dlあたり3.0?以上増加すると黄疸を起こします。
肝臓は非常に大きな臓器で、女性でも1?以上の重さがあります。
さらに高い再生能力を持っており、半分近く障害されても休養によって再生すると言われています。
・GOT(AST):肝細胞中に含まれる酵素。肝細胞に限らず、全ての細胞は生きており
生命活動を維持するために血液からエネルギーを取り入れています。肝細胞が破壊されたり
肝細胞膜の浸透性が高まると、血液中に流出して増加します。高値で慢性肝炎
アルコール性肝炎、肝硬変などの肝障害が疑われます。心筋にも含まれ
心筋梗塞を診断する指標でもあります。
・GPT(ALT):主に肝細胞中に含まれている酵素で、急性肝炎、慢性肝炎
肝硬変などの診断に役立ちます。GPTはストレスでも上がりやすく
海外旅行に行って魚介類などを食べた際にA型肝炎にかかった時には
特に黄疸が出るということもなく、多少疲労を感じる程度で、この時に血液検査を行うと
一時的に高値になることがありますが、通常であれば放っておけば治ってしまいます。
・LDH(乳酸脱水素酵素):主に心臓、腎臓、肝臓、肺、血液細胞、骨格筋などに含まれます。
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