脂質異常症[疾患予防]
(2013-05-01 14:33:38) by 中込慶一
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他の症状としては、まぶた、関節、アキレス腱などに
黄色種と呼ばれるコレステロールの塊ができたりすることがあります
遺伝的な要因に食生活などの要因が加われば
家族性高コレステロール血症は一層悪化するので、注意が必要です
また中性脂肪を分解するリポタンパクリパーゼに遺伝的な異常があると
(リポタンパクリパーゼ欠損症)、著名な高トリグリセリド血症になることがあります
リポタンパクリパーゼ欠損症の症状としては
黄色種、急性膵炎などがあります
また、何らかの病気が原因となって脂質異常症が引き起こされるケースがあり
これを続発性脂質異常症と言います
原因となる主な病気としては、甲状腺ホルモンの分泌が減る甲状腺機能低下症や
副腎皮質の機能が亢進して起こるクッシング症候群などの内分泌性のもの
ネフローゼ症候群や腎硬化症などの腎臓病
その他、薬の副作用が原因となって、脂質異常症になることもあるので
他の病気を治療中の人は医師にしっかりと伝える必要があります
女性は40歳くらいまでは、男性に比べて脂質異常症になる頻度が低いですが
更年期を迎える50歳前後からコレステロールが急に増えていき
脂質異常症と診断されるケースがあります
これは女性ホルモンの1つであるエストロゲンの分泌量が
閉経によって減少するために起こります
エストロゲンは肝臓でのLDL受容体を増やす働きがあり
それによってLDLコレステロールの処理が十分に行えるようにしていますが
閉経によってエストロゲンが減少すると、LDLコレステロールの処理能力が低下します
そのため血液中にコレステロールが増えてしまい
高コレステロール血症になります
また、中性脂肪値も閉経期前後から上昇していきます
・脂質異常症の合併症
1.腎硬化症
2.大動脈瘤
3.胆石
4.高尿酸血症(痛風)
5.脂肪肝
6.急性膵炎
7.腎不全
など
15分で一般的なジムトレーニング1時間に相当する運動量を確保し
脂質代謝を促進します
また、トレーニングに伴って分泌が促進される成長ホルモンが