2010年の日本人の死因順位は、1位が悪性腫瘍、2位が心疾患
3位が脳血管疾患と、近年は血管系疾患が非常に多いことが分かります
このような疾患の大きな原因に、脂質異常症による動脈硬化があります
脂質にはコレステロールと中性脂肪という2種類があり
血中でそれらのバランスが崩れることによって
血管壁が障害されるのです
・脂質の種類
? コレステロール
コレステロールの値は食事から吸収したものが3分1で、残りは体内で合成されたものであるため、コレステロール値が高いからと言って全て食事が悪いという認識を持つのは誤りです
その他、遺伝的による家族性高コレステロール血症や、女性ホルモン(エストロゲン)はコレステロール代謝に関与するため、閉経後の女性はコレステロール値が高くなる傾
向があります
? 中性脂肪
中性脂肪はほぼ全て摂取したものでその値が決まります
そのため、必ず空腹時に採血する必要があります
中性脂肪はエネルギーとして消費されるもので
余ると脂肪細胞内に脂肪滴として蓄積され、皮下脂肪、内臓脂肪として付着します
特に内臓脂肪は肝硬変の大きな原因となる脂肪肝などの内臓疾患や
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