内、外側側副靭帯は側方への動揺を防ぎ
関節の伸展時に緊張し、屈曲時に弛緩するという特徴があります
従って膝関節に何かしらの問題があり、膝が伸びきらずに生活していると
靭帯がうまく働かず、不安定になり損傷しやすくなります
前後の十字靭帯は、前後の膝の動揺を防いでいますが
コンタクトスポーツなどでは損傷しやすい靭帯です
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これらの安定機構に加えて重要なものが筋肉です
しかし体の使い方に癖があったり、筋のアンバランスがあると
骨の変形や痛みの原因になってしまいます
また膝関節の運動の特徴として、ロールバック機構とスクリューホームムーブメントがあります
・ロールバック機構
大腿骨と脛骨の関節の接触点は、屈曲に伴って後方へと移動していきます
これは関節がすべりの動きを持っていることで生じるもので
関節内の十字靭帯によって調整されています
この動きをロールバック機構と言います
・スクリューホームムーブメント
膝関節は、脛骨の顆部の内側と外側の形状が異なっています
内側は中央が窪んだ凹面をしていることで、関節を構成する大腿骨は主に滑るように動く一方で
外側は平坦で、後方に向かうにつれ下方に傾斜しているため
大腿骨は転がるような動きがメインになります