冷えと免疫[冷えと免疫力]
(2015-03-31 08:25:55) by エルクレストアカデミー
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〈冷えとは?〉
西洋医学には「冷え性」という病名はありません
何かの病気があり、その影響で冷えが起きている場合には
原因となっている病気の治療を優先し、冷えそのものの治療はあまり行われないのです
女性は特に、自覚の無い冷えがあることが多く
自分は冷え性ではないと思っていても注意が必要です
「冷え性」とは、特別な病気がないのに手や足が冷えるものの総称で
はっきりした病気ではないため、西洋医学では適切な対応ができません
したがってメディカルハーブや漢方などの代替医療が得意とするものであるといえます
見た目では顔や舌が白くなっている
無意識に季節にそぐわないほどの厚着をしているなどの特徴があります
・冷えは万病のもと
冷え性とは、単に体が寒いという状態だけを指すのではありません
一般には下半身が冷えることが多いのですが、寒さを自覚しない冷え性もあります
女性に多く見られる冷え性には、腰から下が冷たい、手足の指先が冷たい
顔はのぼせているのに足が冷たい、など色々な症状の現れ方があります
さらに冬になると暖房によって温められた空気が天井に集まって床が冷え
室内が寒い状態になります
冷え性には、頭痛、肩こり、腰痛、風邪、神経痛
さらに月経痛、月経不順など様々な症状を引き起こします
それは冷えが痛みを強くしてしまうためです
また体温が1度下がると免疫力が約30%低下し
逆に体温が平熱から1度上がると500%増加すると言われています
この事実は、がん治療などでも生かされており
体温を高めることでインターフェロンやインターロイキン
腫瘍壊死因子といった免疫物質より活性化させて治療効果を高めています
風邪もウィルスはDNAやRNAをタンパク質の膜で囲んだだけの簡単な構造であるため
熱に弱く、発熱することで、不活化させることができます
・冷えの原因
冷えの原因は全身の血液循環が悪くなって、下半身が冷えたり
身体の上下の温度差を調整できなくなった結果の症状と考えられるため
血行を改善することを優先します。
またストレスが冷えの原因になっていることもあります
ストレスを感じると交感神経が優位になり、筋肉の緊張が高まって血管が収縮し
血液の流れが悪くなるのです
〈漢方で考える冷えとは〉
・気、血、水(津液)のはたらき
「気」:人体の構成と生命活動の最も基本になるもので、推動作用(ものを動かす)