寒冷刺激と交感神経[冷えと自律神経]
(2011-08-31 15:30:33) by エルクレストアカデミー


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安静時

負荷中

1分後

2分後

3分後

4分後

最高血圧

106

120

114

108

104

104

最低血圧

60

54

58

60

60

60

心拍数

84

88

88

88

88

86

 

表を見ていただくと、氷水による負荷をかけたところ

交感神経の緊張によって血圧、脈拍共に上昇し、氷水から手を出すとまた元に戻っていく

のが分かります


<画像:寒冷昇圧試験2.jpg>


冷やす刺激は痛み刺激に分類され、その情報は延髄の循環中枢に伝えられます

そして血管収縮神経である交感神経の活動が高まり、血管が収縮し、血圧が上昇します

この実験では、健康な人では冷水による感覚(痛み)には個人差が少ないので

この時の血圧上昇の度合いを調べることで

交感神経遠心路のおおよその機能を知ることができます


<画像:bp2.jpg>



したがって体を冷やすこと、また持続的なストレスは過剰な交感神経の緊張を招き

冷え症の悪化、免疫力の低下、痛覚閾値の低下(痛みを感じやすくなる)

痛みの持続
血圧の上昇、睡眠障害などの様々な症状を引き起こします


今回の実習で体を冷やさないこと、交感神経の緊張をとることの重要性を改めて感じました!

冷えについてはこちら


written by nakagome keiichi


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