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「皮膚と内臓」 森柾秀美先生レベルアップ研修

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「皮膚と内臓」 森柾秀美先生レベルアップ研修

2016年9月16日(金) 10:00~17:00


森柾秀美先生 レベルアップ研修 [第40回]


前半:座学

『皮膚と内臓』


@エルクレスト セミナールーム



後半:技術チェック

『エルクレスト オリジナル フェイシャルメソッド』

@代々木公園店 美顔本館


講師:エステティック モリマサ 学院長 森柾秀美先生

 

 

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お化粧をする時に肌が毎日違うことに気づくと思います。ファンデーションの伸びも違うし、発色も違う。ポイントメイクをした時にも、口紅がキレイにのる時もあれば、シワが目立ってしまい、色がうまく出ない時もあります。アイシャドーでもパレットで見える色がきちんと出る時と出ない時があると思います。

ですから私たちがお客様とお会いする時には、前回から時間が経っていますから同じ肌ではないということを頭に入れておく必要があります。皮膚というのは独立した臓器なのですが、内臓との関わりが非常に強い臓器でもあります。したがって体調が反映されやすいのです。

東洋医学(チベット医学、インド医学、中医学を合わせたもの)では内臓‐体性反射という言葉があり、内臓の状態が体表面に現れるということを示しています。

エステに通う方が潜在的に望んでいることとして美肌というものがあると思います。それは顔だけがキレイということではなく、内臓の状態が表面に反映されたものも含めた全体として肌がキレイであることでそのような印象を与えることができるのであり、顔はキレイでも他の部分がカサカサであったりすれば、それは単にメイクの上手い人か顔の手入れはしっかりしている人という評価を受けるだけになってしまいます。

また、年齢によってそれぞれの美肌があり、20代、50代、80代で美肌の基準は違います。80代で30代のようにシワが無く、ツルツルしていたらそれは不自然な印象になりますよね?大事なことは年代に合った全体としての美を目指していく必要があるのです。

特に背中は自分ではほとんどケアできないところなので、臓器の状態がそのまま反映されている部分と言えます。もし内視鏡の検査を受けたら画像を病院からもらってためておくといいと思います。内臓壁が一様にきれいなピンク色であれば、肌にも必ず良い影響を与えます。

肌をはじめとしてお客様の外見から得られる体の情報はたくさんあり、そこから体の状態に関することでコミュニケーションをとることもできます。もし糖尿病を持っているという方がいらっしゃれば、それを機に糖尿病について勉強してみることでより信頼のおけるエステティシャンになることができるのです。

ヒトの脳は快感(共感、嬉しい、ワクワク)で活性化するため、エステティシャンとしてお客様と共感するために日々勉強することが大切です。勉強とはセミナーや講習会だけではないのです。

学ぶ気持ちのある人は、どのようなことからでも学べますし、なぜか前もって勉強しておいたことが次の日に早速使えたりするといったこともよくあります。準備をしておくことでチャンスを手にすることができ、またそのチャンスを生かすために勉強するということの繰り返しだと思います。

 

今回のテーマは臓器ですが、この話をもしお客様にする時には、自分自身がこのテーマをどれだけリアルに、実際に内臓を見て触ったかのように話せるかがポイントです。ただ聞いたことをそのまま話すだけでは、気持ちが入っていないので聞く側にはほとんど響きません。

ですからイメージ力が重要なのです。自分がしっかりとイメージできていれば、話す相手に合わせて言葉を選んで分かりやすく話すことができます。それによってお客様も自分の頭の中で内容を描くことができるのです。このような時には右脳の前頭葉が働いています。

イメージをしている時の右脳の前頭葉はものすごい仕事量になるため、疲れている時にはイメージは湧いてきません。

体の勉強をしていると、日常とのつながりがとても強い分野なので、「この時体はこうなっているのかもしれない」とイメージを膨らませていくことができます。

 


[消化器系]

生体が生命を維持するためには、60~70兆個の個々の細胞に絶えず栄養素を補給することが必要です。食物を摂取し、消化吸収し、排泄するまでの行程を消化器系と言います。

消化、吸収は約200kcalのエネルギーが使われており、体力が落ちている時には、消化吸収の機能は低下します。食欲がない、もたれるという時には体力が落ちているサインです。

消化と吸収でどちらがエネルギーを使うのかと言うと、吸収です。最小単位まで分解された食物は、自動的に小腸の壁から吸収されるのではなく、小腸壁がエネルギーを使って栄養素を引っ張り込んでいるのです。したがって、例え体に気を使って栄養素の高いものを食べていたとしても、体力が落ちていれば十分に吸収されずに素通りしてしまいます。

高級な肉や魚などご馳走として食べられているものの多くはタンパク質であることが多く、口からは摂取しているにも関わらず、血液検査で総タンパクを見てみると低値になっているという人はとても多く見られます。タンパク質は他の栄養素に比べて、消化にもエネルギーが必要なので、体力の状態が反映されやすいのです。消化が悪い時は自分でもなんとなく自覚することができますが、吸収が悪い時というのは、なかなか実感できません。吸収できたとしても、吸収した栄養素を運ぶのは血流です。

ですから血液循環が悪ければ、正しく栄養素を届けることはできません。

また、血液が到達する最も遠い場所は体表の皮膚なので、気温が低くないにも関わらず皮膚が冷たい人は循環がうまくいっていないと言えます。

 

消化吸収を改善するために体力を回復させる方法としては、なるべくα波が出る状態(熱中している時、ワクワクしている時、リラックスしている時)をつくることが挙げられます。α波10分とお昼寝1時間が同じ効果があると言われています。

エステサロンは、お客様にα波になってもらう場所(パワースポット)、非日常を感じてもらう場所なので、そこで働いているスタッフも非日常である必要があるのです。年齢不詳でいつも元気な人を目指しましょう。

私は最近、プライベートでエステサロンに入ってみるようにしています。

この前仕事で沖縄に行った時に入ったところは、若い女の子がボディとフェイシャルをやってくれて、説明も上手くて、とても気持ちよかったのですが、1か月くらい経った時にそのサロンのことを思い出そうと思った時に、エステティシャンの女の子の顔やどんなことをしてくれたかも全く出てきませんでした。これは施術や接客に問題は無かったけれど、当たり前のことしかしていないので記憶に残っていないということです。スタッフのことを思い出せないということは、そのお店のこともそのうち忘れていきます。普通に問題なく仕事をしているにも関わらずこうなってしまうということは、よく考えると非常に怖いことです。

沖縄のリゾートホテルで東京の住所の人が来たら、決してまめに通ってくれる人ではないですが、また気に入ってくれていたら、冒険せずにまたそのサロンを選んでくれるでしょうし、もし沖縄にくる機会がなくても、友人が沖縄に行くという時に「あのサロンとても良かったよ」と口コミしてくれるかもしれないという大きなチャンスを逃してしまうことになるのです。

クレームは無いけど二度と行かないというサロンは潰れてしまいます。

仕事をこなすことと通い続けてもらうために緊張感を持って取り組むことは全く別物です。

これが商売の難しいところです。例えば、出張が多いという方がいらっしゃった時に、食べ物が偏ったり、睡眠が不規則になったりすることがありますが、そういったことを察して対応してくれる人と、カウンセリングと施術が乖離してカウンセリングで聞いたことが全く施術に生かせていないという人では、結果と満足度が格段に違ってきます。

もし不規則な生活で内臓が疲れているのが体に出ているということに気付けていて、施術を工夫したとしても、それをお客様に伝えなければ、お客様はほとんど場合気づいてくれません。

 

全長:約9m(日本人)、欧米人は7m前後 通過時間:約24時間(早い人で約15時間)

 

肉食動物と草食動物では、消化にかかる時間が異なるので消化管の長さも変わってきます。日本食のように繊維質のものを多く含む食生活では、消化に時間がかかるので必然的に腸は長くなります。

しかし日本人が食の欧米化によって高タンパク食や高脂肪食を摂るようになると、消化後に消化管での滞留時間が長くなるので、発酵が進んで有害なガスなどが発生しやすくなります。それが近年、大腸ガンが増えている原因の一つです。排便は神経を集中させないとできない行為なので、最低一日1回あれば便秘ではないとされていますが、便秘の定義はお客様によって違います。

学生の時には1週間に1回しか排便が無かったという人はたとえそれが3日に1回になっただけでも、「私は便秘ではありません」と言ってきたりします。

便は「お便り」という字いわく、消化管からのお便りなのです。ですから日頃から自分の便の色、形、長さなどを確認して体調管理のバロメータにしてもらいたいと思います。

 

理想的な便の状態を表す短歌:山吹の、薙刀一本、紙要らず、量が多くて、香りまた良し

 

山吹色に近い明るい色であるほど、発行していないアルカリ性の便であることを示しています。

自分の足のサイズが理想的な便の長さであり、直径は約4cmでそれで皮膚が切れないほど皮膚の柔軟性、血流が良い必要があります。

排泄物(汗、足のにおい、便のにおい、おならなど)は体内環境が良ければ臭くないはずです。

 

お客様の中にも、お店にいらっしゃってすぐは内臓の調子は良いと言っていても、口の周りが荒れていたり手が冷たかったりと内臓機能低下のサインが見られることがあり、完全にお客様のお話を鵜呑みにできないこともよくあります。

私たち施術者も熟練してくると、仕事モードに入った時に適度な緊張とリラックスのバランスが取れて手が温かくなりますが、これは副交感神経の働きです。施術中にお腹が鳴ってしまったりするのは、副交感神経にスイッチが入っているために内臓が活発に動いているサインです。

 

1. 口腔

2. 咽頭(飲み込んだらそれ以降は自律神経の担当になる)

3. 食道

4.

5. 小腸(十二指腸→空腸→回腸)

6. 大腸(盲腸、虫垂→上行結腸→横行結腸→下行結腸→S状結腸→直腸)

7. 肛門

 

 

位置

大きさ

働き

鳩尾(みぞおち)下方やや左

同じ部位にある経絡は同じ字を書いて鳩尾(きゅうび)と言う

縦長袋状の器官

(胃下垂の人では骨盤まで下がる)

入り口を噴門、出口を幽門と言う(門とは普段は閉まっているもののこと)

胃は幽門を口としているため、横隔膜側の壁を胃底と言う。

 

内容量1~1.5

 

食物の消化作用

    機械的消化‐蠕動運動

    化学的消化‐胃液の分泌

    アルコールの吸収・胃酸による殺菌と発酵防止(地球上の病原体の99.9%は酸に弱い)

 

小腸

腹部ほぼ中央

6~7m

十二指腸の名称は、指の12本横に並べた時の長さからきている。

それ以下5分の2が空腸(死体解剖をした時にいつも何も入っておらず空であることから)、5分の3回腸(曲がりくねりが大きくなることから)。

食物の消化作用

    機械的消化‐蠕動・分節(輪状の収縮)・振り子運動がミックスされて動いている。平滑筋という筋肉で動いているため、冷えて筋肉が固まっていると動きが悪くなる。

 

    化学的消化‐胆汁・膵液・腸液の分泌

栄養の吸収(アミノ酸、ブドウ糖、脂肪酸+グリセリン)

大腸

右腸骨より右周りに上、横、下、S字をかいて直腸に接続

1.6m

身長に等しい。

水分の吸収

・上行結腸では液状

軟便の人では、上行結腸の状態のまま排便してしまっている状態で、水分を多く摂っていても便で出てしまっているため、肌のカサつきが目立ってくる。

また血液が濃縮されて脳こうそくのリスクも増える。

ストレスが多くても、軟便の原因となる。

 

便の形成‐排便

胃‐結腸反射(胃を刺激することで結腸が動き出す反射)

 



・胃腸の機能低下による皮膚への影響

 

1. 肌荒れやざらつきを起こしやすい

2. 便秘症になりやすく、お腹が張ったり、吹き出物が出る

大腸での便の滞留時間が長くなると、水分だけでなく一部の老廃物も一緒に吸収されてしまうため、血液が汚れる→毛穴に行っている血管から毒素が排出される際に皮脂も増えて肌荒れの原因となる。

 3. 胃酸が不足すると脂性に傾きやすい

作用機序は分かっていないが、統計的に言われている。

 4. 毛細血管透過亢進症‐赤ら顔、酒さ(鼻回りが赤い人)

下痢は腸炎という炎症であるため、内臓で炎症が起きていれば、体表の皮膚でも炎症が起こりやすくなる。

 5. 炎症を起こしやすい‐敏感肌

 



○肝臓・腎臓:デトックス作用に関わる臓器、冷えに弱い

 

デトックスとは?

排毒作用、有害物質の無害化(解毒)

これがうまくいかなければ、新陳代謝が阻害されるため、疲れやすくなる、老けるということです。

低体温になって、最初に停止する臓器は肝臓と腎臓がほぼ同時。最後に停止するのが心臓、脳なのでこの臓器が止まった時を死亡としています。

 

・肝臓:人間の化学工場 沈黙の臓器・唯一の再生臓器(生命を維持するためにこの大きさが必要であるため、手術で半分切除しても半年で元の大きさに戻る)

寝ている時にしか再生しないため、常に眠いという時には肝臓が睡眠を要求していることがあります。

 

場所

右側横隔膜の下

大きさ

体重の1/40(体内で一番大きな臓器)・1.4kg

働き(約500種類)

    栄養の合成と貯蔵、分解(消化管から吸収された栄養素は門脈を通ってすべて肝臓に運ばれて、今必要な物質に変換される)

    解毒作用

    胆汁の生成と排出(肝臓でつくられて、胆嚢に貯蔵される。便の色は胆汁色素によるもの。子供は胆汁が十分に作れていないため、食べた食物の色がそのまま出ることがある。またアルコールやタバコなど毒素も控えなければならない)

    血液凝固に関与(肝臓が悪くなると血液凝固機能が低下するため、内出血が起こりやすくなる。)

 

    造血作用(若い時には血液成分の90%が骨髄でつくられるが、骨年齢が高くなると肝臓でつくられる)

    血液を貯蔵

    殺菌作用

    体温の生成(熱の産生のうちの21%は肝臓による)

ストレスが溜まると乳酸などの成分が出て肝臓に負担がかかる。

 

    余分な女性ホルモンをコレステロールに変える

ホルモンを産生しているという説もある。

 

    アルコールの分解

アルコール→アセトアルデヒド→酢酸→水、炭酸ガス

(この時に肝臓に貯蔵されているブドウ糖が使われるため、血糖値が下がり、身体は糖質を欲する)

アルコール分解のために肝臓が働くと、中性脂肪の合成が高まる。

摂取したアルコールと同量の水分を摂るべき。

機能低下

女性ホルモンが過剰‐皮脂の抑制(ニキビの治療薬として使われている)→乾燥、色素沈着(メラニン色素)・赤ら顔(動脈側の毛細血管拡張作用)・皮下脂肪の増加

日光過敏症(紫外線に敏感になる、顔色が悪くなる)、血管拡張(肝臓自体の影響)‐赤ら顔、酒さ、手掌紅斑(手掌にはメラニン色素が無い)

毒素などの分解機能が低下して敏感肌、かぶれ

脂漏部位やにきびの悪化

 

[症状]

食後の異様な眠さ、下半身がだるい

集中力、根気が無くなる

 




○腎臓

腎臓は背中に近い臓器なので開腹しても、消化器は見えますが腎臓は見えません。

したがって腎臓が悪くなると背中側に痛みが出ます。

 

場所

横隔膜の下方、脊椎を挟んで左右に一対

大きさ

1個 100g(ソラマメのような形)

働き

    体液の濃度と量を一定に保つ

機能が低下してくると体液の濃度は一定にできても、量を一定に保てなくなることでむくむ

 

    血液をろ過(160/日)して、老廃物や余分な水分を排泄

ろ過したものを尿管を通して、膀胱に送る。水分が不足している場合は尿管から水分を再吸収する。またトイレを我慢しすぎたり、水分を十分に摂れていないと再吸収が繰り返されて血液が汚れてくるので、注意が必要。

ヒトの全血液量は約4リットルなので、一日に約40回腎臓でろ過が行われているということである。

老廃物や水分は尿と汗で体外に排出される。

 

    尿の生成

機能低下

むくみ

1時間座っていると腹部は約1㎝むくむ

皮膚が荒れてくる‐血中に有害物質が多くなる

乾燥(むくむと体温が低くなっているため、表面は乾燥してくる)、光沢が無くなる

皮膚の抵抗力が低下‐傷が治りにくく化膿しやすい

 

[症状]

全身がだるい、倦怠感、身体が重い、異常発汗

 




○生殖器系(婦人科系)

 通常の子宮は、その人の握りこぶしの3分の2程度の大きさ。

子宮、卵巣は脳からの性腺刺激ホルモンでコントロールされており、出産に必要なエネルギー、皮下脂肪がなければ機能しないようになっています。

 

卵子を育てる細胞である卵胞は、原子卵胞から徐々に大きくなり最終的にグラーフ卵胞となり、脳の判断により排卵が行われ、卵胞から卵子が飛び出していきます。残った卵胞は黄色くなり黄体と呼ばれます。黄体が血液中に出すホルモンを黄体ホルモンと言います。

 

赤ちゃんでは男女にあまり差が無いのは、性ホルモンが十分に分泌されていないからで思春期に性ホルモン分泌が増えることで性差が現れ始めます。反対に更年期になると徐々に分泌量が低下し始め、老年期では、また男女の差が無くなっていきます。

 

月経が始まると卵胞刺激ホルモンの分泌が高まり、卵胞を育てていきます。卵胞が十分に育ってくると、血中に卵胞ホルモンであるエストロゲンが増え、それを脳が感じ取って排卵の命令を出します。この時に急激なLH(黄体形成ホルモン)の分泌増加であるLHサージ(サージは突起という意味)が起こり、体温が一気に下がります。排卵した卵子の寿命は24時間で、その間に受精して子宮内膜に着床できれば妊娠成立ということになります。受精が行われなければ、おりものと一緒に体外に排出されます。

LHサージによって黄体も大きくなり、黄体ホルモンを分泌するようになりますが、徐々に萎縮し白体となって処理されます。それに伴って黄体ホルモンが減少するので、脳が今回は妊娠しなかったと判断して、再び卵胞刺激ホルモンを分泌し始めます。妊娠が成立した場合は、黄体ホルモンが分泌され続けるため、脳は卵胞が成長するのを止めます。

ピルは黄体ホルモンなので、飲んでいる間は脳が妊娠していると捉えるため、生理が止まります。

月経は28日周期で内膜が剥がれ落ちますが、内膜も構造的に表皮と同じなので、皮膚のターンオーバーと同じサイクルになっています。

肌のお手入れをする時には、卵胞ホルモンが増加している時期が一番効率が良いと思います。

 

性ホルモン

(生命力と美意識・愛情で活性)

 

*コレステロールが材料のステロイドホルモン

男性ホルモン(アンドロゲン) 

女性ホルモン(卵胞ホルモン:エストロゲン、黄体ホルモン:プロゲステロン)

 

・男性ホルモン

    タンパク質合成の促進:筋肉の形成

    皮脂の分泌を促進する

    キメが粗くなる

    体温、血圧の上昇

    精子の生成

 

・卵胞ホルモン

    皮下脂肪の発育促進(額、顎、唇、首、胸、臀部、手の甲)

    皮脂の分泌を抑制する

    キメ細やかな肌にする(うなはたけ)

    思春期に女性生殖器の発育

 

・黄体ホルモン

    内膜を膨潤し妊娠を可能にする

    組織内に水分を滞留させる

    皮脂分泌の促進と角質肥厚(男性ホルモンに類似)

 



・性ホルモンの内訳の標準

 女性:女性ホルモン66.5%、男性ホルモン33.5%

 

男性:女性ホルモン12.5%、男性ホルモン87.5%

 

性ホルモンの前駆体は、感情であるため精神性との繋がりが深い。

 

頭髪は女性ホルモン、頭髪以外の体毛は男性ホルモンです。

それぞれの相反するホルモンは副腎皮質でつくられています。副腎はストレスで活性化する臓器なので、ストレスがかかると女性ではテカったり、ニキビができたりといった反応が出てきます。


◎森柾秀美先生プロフィール▼









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