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2013年8月

NAKAGOME BLOG(ナカゴメブログ)

開業医・佐藤義之ドクターによる研修

2013.8.21.(水) 10:30~12:00

テーマ 『免疫あれこれ・大人の勉強』


@エルクレスト セミナールーム



講師は、日本橋清州クリニック院長、佐藤義之先生です


 

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・光と影

 

「必要は発明の母」であるという言葉があるが、需要が高まることによって新たな発明が生まれるのが普通だが、現代は必要がないにも関わらず、新しいものが次々と発明されている。

発明された後で、無理やり必要をつくっている状況がある。

以前よりも便利であるといって、このような発明の恩恵を受ける上で、常に物事には光と影があるということを心に留めておかなければならない。

そして発明と経済が結びつくと、誰もが疑わない正義になる。「物で栄えて、心で滅ぶ」という現実も考えていかなければならない。

 

光の部分(見えているもの)だけを見ていると、それがすべてだと思い込んでしまい、影について考える能力が失われ、溢れかえる情報を選ぶ力が無くなっていく。

これは物の逆襲である。

今の時代の早さが必ずしも進歩ではないのである。

 

最近はインターネットで様々な情報が手に入るようになり、受け取る側は選択が難しくなっている。時代の流れは非常に速く、時代を追いすぎると人を見なくなり、虚無感、時代を恨むようになる。

情報を受け取る側の人間の責任として、情報を発信する人がそのルールをきちんと守って出している情報なのかを見極める必要がある。

 

ある本の中で、満員のエベレストという記事があり、1963年にエベレストに登頂した人は、わずか6人だったのに対し、2012年は547人が登頂に成功している。

現在、途中の5000m地点にあるベースキャンプでは、テントの数が常に1000以上ある状況でインターネットなどの環境も整っている。

頂上の80m下には、ヒラリーステップというエレベーターホール約2つ分のスペースがあり、頂上には多くの人が立てないためにそこで順番を待って、交代で頂上に登っていくが、ヒラリーステップについてから頂上に登るまでには2時間半待たなければならないというのが現状である。

このような状況になったのも、エベレストでは年間に10日ほどしか快晴で登りやすい日はなく、気象予報の進歩により、その日をある程度正確に予測できるようになったことから登山者たちが揃ってその10日間に登頂を試みるところから始まっている。

エベレストのあるネパールは4人に1人が貧困層で、エベレストに登ろうとする登山者は入山料を徴収できることから人数に対する規制を設けていないために、人が溢れかえってしまうのである。

 

これは世の中が「妙」になっている一例である。

もう一つの例として、最近の医者の出す本も「妙」である。

近藤誠先生の「医者に殺されない47の心得」という本が菊池寛賞を取ったが、本の内容は、多岐に渡るが、検診は百害あって一利なし、ガンは原則として放置、ガンと診断される病変の9割は、ガンではなく、ガンもどきであり、残り1割の本物は現代の医療では治すことができない。したがって、ガンにしろ、ガンもどきにしろ、治療は患者を無駄に苦しめるだけであるといったことが書かれている。

 

健康診断において、被ばく量の問題からCT検査は受けるべきではないとしており、45歳の1万人のうち8人がCT検査によって発ガンして死亡するというデータを出している。

しかし、3人に1人が発がんすると言われている現代では、1万人いれば約3000人が発がんしている中で、どうやってCT検査で8人が発がんして死亡するという結果を導いたのかという公開質問には答えていないという。

 

ここには情報発信する側の問題、情報を受け取る側の問題があり、詳細に情報を発信、または受け取るということは森で物事を見ず、木で物事を見るという傾向に繋がる。

 

情報を発信するもののルールとして、自分が主張するものの光と影を書き、反論する人が書くものの光と影を書かなくてはいけないが、この本では自分の主張するものの光と反論するものの影だけしか書いておらず、ルールを守っていないのである。

CT検査にも光と影があり、もちろん被ばくはあるが、検査によって5㎜以上のガンを発見でき、CT検査を百害あって一利なしと言うのは、木でしか物事を見ていないのである。

 

お釈迦様は、自分(人間)を繰り返し分析して、法句経という仏典の中で人間の性格についてこう述べている。

 

人間は心の生き物である。

人間は恨みぶかき生き物である。

人間のその心はムラのある生き物である。

(例として、大災害があったところの人たちを気の毒に思う一方で、自分にそれが起こらなくて良かったと思う気持ちがあること)

人間は評価を欲しがる生き物である。

人間は後悔する生き物である。

 

佐藤先生は30年以上医師をされている中で、病気になった患者、またはその家族がなぜあの時検診を受けなかったのかという底知れぬ後悔に直面することが幾度となくあったことから、健康診断を百害あって一利なしという考え方は、患者を丸ごと人間として見ていないのではないかと近藤先生に直接話したことがあるという。

 

肝臓ガンの腫瘍マーカーであるAFPが陽性であれば、数か月から12年の間にCTで肝細胞ガンを描出することが可能になる超危険群であることが分かる。

すなわち、血液検査で腫瘍マーカーを使用することで、画像検査よりも早く見つけることができる。

肝臓、胆嚢、膵臓、男性であれば前立腺、女性であれば卵巣などの臓器は、血液検査の方が早く発見ができる。

 

自業自得という言葉には、自分のとってきた行動が、自分の行く末を決めるという意味がある。

現代の様々な情報を選ぶ力をもって、行動していかなければ予期せぬ病気にかかってしまうのである。


「医者に殺されない47の心得」 近藤 誠

2012年菊池寛賞受賞

▼詳細はコチラから 



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〈ニコチンの光と影〉

 

この話は、ニコチンに限った話ではなく、ものの考え方として、全てのものに光と影があるという例である。

 

ニコチンは、アセチルコリン受容体と結合する作用があり、アセチルコリン受容体は脳神経細胞に多く存在する。

そうすると、ドーパミンやセロトニンという神経伝達物質を分泌させる。

ドーパミンは意欲亢進や快感をもたらす神経伝達物質である。

 

・原因不明の難病に指定されている潰瘍性大腸炎におけるニコチンの作用

 

潰瘍性大腸炎を罹患する人、罹患しない人を調べると、タバコをする人は、吸わない人の半分以下である。

タバコを吸わない潰瘍性大腸炎の患者さんにニコチンパッチを貼って経過をみると、約6週間で腹痛や下痢症状が改善する例が多い。

日本だけでなく、アメリカにおいても同様のデータがある。

 

帝京大学とJRが行った自殺者の喫煙調査では、2000人の自殺者の喫煙調査でそのほとんどの人が喫煙していない人であり、正確には愛煙家に自殺者がほとんどゼロなのである。

タバコは喫煙習慣のある人にとっては、ストレス解消の大きな手段であり、ニコチンが脳内物質に影響を与えているという裏付けでもある。

 

・呼吸法との関連

 

タバコを吸うときの呼吸は、本来ゆっくりとなる。深呼吸をすると脈拍数が低下、気持ちを落ち着かせる。

ストレス解消につながる環境となる。

期せずして、タバコの煙を吸い込むことがそのような呼吸法と同じ効果を与えている。

事実、喫煙時の脈拍数低下を示すデータは多い。

 

・ニコチンの光と影

 

1. ニコチンは本来、自律神経の副交感神経を刺激し、その結果、リンパ球増やす。



2. そしてさらに、脳神経細胞に直接作用し、ドーパミン、セロトニンの分泌を促す。

このことは、自律神経の副交感神経をさらに優位とし、その結果、脈拍数を減少させる役目を持つ。

さらに厳密に言えば、ニコチンの単独作用ではないが、タバコを一服する際の呼吸法から脈拍数の減少もある。

 

健康を維持していく上での方法論を一元的に考えてはならない。

あらゆる事柄に光と影があり、また木だけで物事を見てはいけない。

同時に森で見ることが重要。

 

・なぜ体を動かすことが必要なのか

 

基本的に人間は身体を動かさないと、体だけではなく、頭も働かなくなるものである。

身体を動かさず、頭だけ使っていると、どうしても発想がゆがむ。

昔の人はそれを知っていて、文武両道と言った。

医者も体を動かさずに勉強一筋で大学を出て、診察室で患者さんを診るだけの生活を続けていれば自然の感覚が分からなくなってくる。

 

医学的知識を全部本だけで勉強しているとすぐに薬や手術にばかり頼る傾向になってしまう。

本、すなわち活字の上をさらにそれを超えたとしても、試験管の中で、また遺伝子操作でやることしか分からなくなってくる。それが、現代医療に与えているひずみなのである。

身体を動かさないで、自然の法則を知ろうというのは、無理な話である。

昔の人は、体を動かすことが、健全な精神のためにも絶対必要であることを知っていた。

読み書き、算盤をしたら、それだけでなく剣道や弓道もということで文武両道と言ったのである。

 

動物は、筋肉を使わないと健康を保てないようにできており、運動は免疫力を高める。

筋肉を使うと確実に発熱が起こり、体温が上昇し、血流が良くなる。

血流によって、酸素や栄養素を運び、老廃物を捨てることができる。

ところが現代の仕事はデスクワークが中心で当然、筋肉を使うことが少ない。

 

昔は、田畑で農作業を始め、日常的に体を動かす労働が当たり前であった。

家事でも、まき割りから炊事、洗濯まで体を動かして働かなければならなかったことから運動不足はまず考えられなかった。

 

運動不足が問題になったのは、戦後のある時期からのことで仕事だけでなく、家事も楽になり、日常的に体を動かさなくなったことで発熱が起こらず、血流障害の日常化。

仕事に追われ、長時間労働、睡眠不足、週一回のゴルフは身体を動かしていることにはならない。

疲れが残る、手足が冷たく感じた時にはすでに血流障害である。

化学的エビデンスで物事を判断するより、格言と基礎医学に学ぶほうが良い。

 

・その他の格言

 

早起きは3文の得

太陽の入らない家には医者が来る

あなたの食事の4分の1は自分のために4分の3は医者のために食べている

断食はメスを使わない手術である

病気は断食と祈りで治しなさい

食事が間違っている時、薬を使う意味がない

食事が正しい時、薬は必要ない

 

欲深き人の心を降る雪は、強るにつれて道を忘れる

患者は苦によって、心を悩し、楽によって心を汚す

 




開業医 佐藤義之ドクター・レベルアップ研修 フォトギャラリー

2013.8.21.(水) 10:30~12:00

テーマ 『免疫あれこれ・大人の勉強』


@エルクレスト セミナールーム



講師は、日本橋清州クリニック院長、佐藤義之先生です



●開業医の現役ドクターから直接ご指導いただける社内レベルアップ研修



本当にありがたいです。



お金では買えない価値



「ローマは一日にして成らず」



一つのことをコツコツ・コツコツ地道に積み上げることが大好きです



「不断の努力」


すべてはお客様の美容結果に直結しているからこそ使命感が持てるのです


やったりやらなかったり、飽きっぽい人で大成した人は一人もいません


この仕事はお役に立ち業です


お役に立つためには勉強しかありません


担当スタッフが勉強好きかどうか見抜く眼力がお客さんにも要求される時代です。


メッキはいずれハゲ、ボロが出ます


商いは飽きない人にしかできない仕事です


死ぬまで一生続くレベルアップ研修


素晴らしい講師陣に支えていただき本当にありがたいことです。


今日の講義内容が佐藤ドクターのホームページにも紹介されています。


「医者に殺されない47の心得」 近藤 誠

2012年菊池寛賞受賞

▼詳細はコチラから



鈴木貴志インストラクター レベルアップ研修

2013.8.8.(木) 10:30~12:00

エンビロン総輸入発売元

株式会社 プロティアジャパン

学術担当 鈴木貴志インストラクターによるレベルアップ研修


@エルクレスト セミナールーム


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〈紫外線の脅威について〉

 

・炎症後色素沈着

 

細胞が傷つき炎症(赤み)が起きることでできるシミで、海水浴やスポーツなどで急激に日焼けをすると出てきます。

なかなか治りにくい厄介な色素異常症です。

 

1. ニキビや外的刺激(日焼け、かぶれ、虫刺されなど)によるダメージ。

ニキビも炎症によって、深く傷ついた部分にメラニンが集約することで、跡が黒く残ります。

 

2. 皮膚細胞が傷つき炎症を起こします。(表皮から真皮まで)

 

3. 傷ついたところに多量のメラニンが送られ、(表皮だけでなく、真皮まで送られることもある)メラニンの塊がシミとなります。

通常、表皮のシミであれば、皮膚のターンオーバーによって、垢となって剥がれ落ちますが、真皮にはそのような代謝機能が無いため、異物を処理する貪食細胞であるマクロファージによって取り除かれます。

しかし、マクロファージはメラニンを処理することがメインの仕事ではないため、真皮のシミは治りにくくなります。

 

このような真皮へのダメージを防ぐために、早めのスキンケアが重要です。

 

 

また紫外線が皮膚に当たると、活性酸素が発生し、それが引き金となって、さらなる活性酸素を生み出し、肌の中でダメージが蓄積されます。

それによって、シワやたるみ、背中では老人性の乾皮症といった老化のような変化が起こってきてしまいます。

夏に受けたダメージは根深いため、放置しておくと、そのダメージは秋にまで持ち越され、大きなダメージになります。

 

・夏の肌のダメージ(炎症後色素沈着)を解決する成分

 

1. ビタミンA:ダメージを受けた皮膚細胞を修復(ケラチノサイトの正常化)

 

2. 抗炎症成分(ティーツリー葉油、ビタミンB3

 

3. 美白成分:ビタミンC、乳酸、ビタミンB3、リノール酸、リノレン酸、アルブチン、ウンデシレノイルフェニルアラニン

 

4. 日焼けによるケース→サンケア:紫外線防止剤

炎症時の活性酸素除去:抗酸化物質

 

メラニンの元々の作用は、肌の防御のため、美白成分でメラニンを取り除くことだけをしてしまうと、防御機能が弱くなり、新たなダメージの基となるため、紫外線防止剤との併用が重要になります。

 

・夏の肌ダメージを解決するために必要なスキンケア

 

1. Cブースト

 

特徴

ビタミンC集中ケアクリーム

・紫外線のダメージから肌を守る

・メラニン生成を抑え、シミをできにくくする

・コラーゲンの生成を促し、ハリのあるなめらかな肌に整える

主成分

ビタミンC(テトラヘキシルデカン酸アスコルビル)

肌質

全ての肌質

スキンコンディション

シミ、シワ、たるみ、くすみ

使用期限

開封後8週間

 

・ラドローション

紫外線からしっかりと肌を守りつつ、紫外線によるシミ、シワ、たるみを即座にケアしていくには、ハリのアップ、美白のビタミンC がたっぷりと配合されたC-ブーストとの併用することによって、お互いの作用が守られるため、本来の特徴が生かされます。混ぜて使っても構いません。

 

 

・モイスチャーボディクリーム

ボディのケアと顔のケアは、根本から異なっており、ボディは普段服で守られており、紫外線を浴びにくくなっているため、元々紫外線に対する防御機構が弱いのが特徴です。

 

特徴

ボディ用保湿クリームで、紫外線から肌を守り、ダメージ肌を健やかに保つ

主成分

ビタミンA (パルミチン酸レチノール)

ビタミンC(アスコルビン酸)

ビタミンE、ベータカロチン、ビタミンB5

紫外線防止剤(SPF4

肌質

全ての肌質

スキンコンディション

全ての方に

使用期限

開封後12週間

 

・モイスチャーボディオイル

夜に使用することで、しっかりと皮膚の回復を高めます。

 

特徴

ボディ用保湿オイルでダメージ肌を健やかに保つと共に、保湿力を高める

主成分

ビタミンA (酢酸レチノール)

ビタミンC(テトラヘキシルデカン酸アスコルビル)

ビタミンE

肌質

全ての肌質

スキンコンディション

全ての方に

使用期限

開封後12週間

 

・モイスチャートーナー:アルファトーナーの良さを引き継いで、さらに有効成分をプラスした製品

 

キー成分

効果

乳酸(アルファトーナーはグリコール酸というAHAを含有だったが、モイスチャートーナーは乳酸が主成分)

肌を明るくし、うるおいを与える

ビタミンB3

肌を明るくし、うるおいを与える

α‐アルブチン

肌を明るくする

ビタミンB5

肌にうるおいを与え、落ち着かせる

紫外線のダメージから肌を守る(抗酸化)

ハマメリス水

紫外線のダメージから肌を守る(抗酸化)

 

使用方法:毎日、朝、夜に使用します。洗顔後、適量を手またはコットンにとり、顔全体になじませます。ジェルとクリームに混ぜて使用することもできます。

 

使用期限:開封後12週間

 

・トーニング製品の位置づけ

 

1.シークエンストーナー:高機能トーニングローション(美白、保湿、ハリを高め、より早いエイジングケアの結果を求める方が対象)

 

2.モイスチャートーナー:トーニングローション(美白、保湿を高めたい全ての方が対象)

 

3.クリアスキンローション:拭き取り専用トーニングローション(抗菌、抗炎症、角質ケアがあり、ニキビケアの効果を高めたい方が対象)

 

4.ダーマラックローション:ボディ用トーニングローション(ボディの美白、保湿を高めたい方が対象)

 

・夏の洗顔が重要視される理由

 

多量の汗、過剰な皮脂が夏の肌トラブルの主な原因です。

皮脂は、皮脂腺と呼ばれるところから、真皮の毛細血管から供給された糖分や脂肪分によってつくられる保湿性の高い油性成分。

汗は汗腺と呼ばれるところから分泌される水性成分で、主に体温調節に役立っています。

皮脂は汗と混ざることによって皮脂膜を作り、皮膚を弱酸性に保つことで雑菌などの増殖を防いでいます。

 

・夏にニキビができやすい理由

 

皮膚の構造上、紫外線が角質を肥厚させ、毛穴を詰まらせます。

また皮脂の増加によって、アクネ菌の増殖しやすい肌環境になっています。

ホルモンバランスの観点からは、ストレスが自律神経の機能を低下させ、その結果、女性は生理周期に関わるホルモンに影響を与え、黄体ホルモンが皮脂の分泌を促し、ニキビを悪化させます。

 

・夏にあせもができやすい理由

 

汗や汚れで汗の出るところを塞いでしまうのが原因で、あせもになった個所は、カビやウィルスなどが繁殖するのに絶好の環境で疾病に繋がりやすくなってしまいます。

 

・夏に金属アレルギーを起こしやすい理由

 

身に着けている金属(イヤリング、ネックレスなど)が汗によりイオン化され、皮膚に吸収されやすくなり、アレルギーの原因になります。

 

アレルギーの起こしやすさ 大

ニッケル、コバルト、クロム

             ↑

亜鉛、マンガン、銅

             ↑

銀、プラチナ、金

             小

チタン

 

・夏にエアコンで肌ダメージを起こす理由

 

冷房病:汗腺(真皮層など)で起こる変化‐能動発汗の異常

 

1. 神経伝達の異常

 

皮膚→視床下部(寒さと暑さの信号を受け取る)→副交感神経(体内の熱を放散するように働く)→血管拡張(血液から熱を逃がそうとする)→汗(体温を放出し、さらに体表面から水分を放出)

自律神経の低下により、この生理反応ができなくなります。

 

2. 幼少期の環境

 

2歳半前に、エアコンによる快適な生活をさせていると、汗腺の機能が鈍り、十分に能動汗腺数が増えなくなります。汗腺数が少ないと、脳が発汗信号を出しても、必要とする汗の量が出なくなります。

 

・エアコンが及ぼす肌トラブルのケア方法

 

1. 運動:毎日のように汗を出していると、汗腺と脳が鍛えられるため、パワープレートのような筋肉運動が有効です。

 

2. お風呂(半身浴):湯船につかり、汗をかくことで能動汗腺を活発化させます。

 

3. 飲み物(お茶):水分補給と同時にカフェイン有り無しで緊張を緩和します。

 

毎日のように汗を出したり、お茶を飲むことで汗腺と脳(神経伝達系)が正常化されます。

 

・エンビロンがおすすめする洗顔

 

ポイント1:マイルド洗顔

弱酸性の洗顔料で皮脂を落としすぎない

 

ポイント2:汚れにあった製品選び

1. オイルでメイクや角栓を溶かす

2. カオリンの微粒子で毛穴の汚れや皮脂を取り除く

3. AHABHAの作用で、洗顔では落としきれない汚れ(過酸化脂質=錆びた脂)を溜めこまないようにする、また角質ケアによって皮脂が出やすい環境をつくります

 

・クレンジングラインナップ

 

クレンジングクリーム:エンビロンで最もマイルドなクレンジング

 

クリアスキンウォッシュ:マイルドなニキビケア、脂性肌用洗浄料

 

クレンジングジェル:エンビロンで最もしっかりとした洗浄力を持つクレンジング

 

・ミネラルオイルの真実

 

1. 原料‐原油

2. 皮膚と外気の間のバリアとして働く

3. 保湿を与えないが水分が失われるのを防ぐ

4. 過剰な皮脂による栓を溶かすのに使用する

5. 皮膚のビタミンを奪ったり、皮膚を乾燥させたり、またその発がん性に関する科学的証拠は無い

 

 

SPFPAと紫外線防止剤について

 

SPFPAは紫外線防止効果の程度を表すもので紫外線防止用化粧品を選ぶ際の目安となります。

SPFSun Protect Factorの略語で主としてUVB波による日焼け(赤くなる)の防止効果を表し、数値が大きくなるほど日焼けの防止効果が高くなります。

しかし、SPF50程度であれば紫外線の強い場所や紫外線に過敏な人であっても、UVBによる炎症を防止できるとの考えからSPF測定法により、測定した結果SPF50より優位に高い場合にはSPF50+と表示しています。

 

PAProtection Grade of UVAの略語で、UVAの防止効果を表しています。

PAUVAによる短時間で皮膚が黒くなる反応(持続型即時黒化)を指標にしたUVAの防御効果を表しており、PA+(UVA防止効果がある)、PA++(UVA防止効果がかなりある)、PA+++(UVA防止効果が非常にある)、PA++++(UVA防止効果が極めて高い)のいずれかで表示されます。+の数が多いほど、UVA防止効果が高いことを示しています。

 

PAUVAPFUVA Protection Factor of  Product)という分類から算出されています。

UVAPFは、日に浴びてから肌が黒くなる肌に浴びた紫外線の量を何も塗っていないときと、日焼止めを塗った時で比較した値で何も塗らない皮膚が浴びた紫外線量を仮に4とした時、日焼止めを塗った場合は40だったとした場合、40÷410PA++となります。

 

UVAPF分類表示

 

2以上4未満(20~40分):PA

4以上8未満:PA++

8から16未満:PA+++

16以上:PA++++

 

 

SPFPAと紫外線防止剤について

 

紫外線吸収剤:吸収材そのものが紫外線を吸収し、肌への紫外線の影響を防ぎます。

メトキシケイヒ酸オクチル(主にB波をブロック)、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン(主にA 波をブロック)など

 

紫外線散乱剤:主に粉体で、肌表面に受ける紫外線を乱反射させて、肌への紫外線の影響を防ぎます。

酸化チタン(ほぼA波とB波を両方カバー)。

 


▼エンビロン美素肌コンテスト2012コチラから


◇◆2013年10月20日(日)スキンケアレクチャーのご案内◆◇


エンビロン開発者 Dr.フェルナンデス特別講演はコチラから


第16回症例発表会 会場投票結果発表

2013.8.16.(金) 11:00~17:00


@エルクレスト セミナールーム 


〈第16回症例発表会 会場投票結果発表〉


今回の症例発表は、過去最高レベルの症例がオンパレード!!


美容結果の素晴らしさはもちろん


今回、特筆したいことはその改善期間です。


2週間のモニター期間で劇的な改善や


たった1ヶ月間で信じがたいくらいの肌質改善と痩身結果


驚きです!


全スタッフがそのことを実感し、終わったあとの感想文も皆、感動しきりです


嬉しいです。


写真のクオリティーもどんどん上がってきています。


鴨の水かき、誰にも負けない努力


今年も後半、


エンビロンアカデミーと全国ビューティーフォトコンテスト入賞に向けてエンジン全開です。






[フェイシャルの部]


◇◆最優秀賞◆◇


代々木公園店 翁田弘美カウンセラー


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◆優秀賞◆


代々木上原店 大石明美チーフ

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[ボディの部]


◇◆最優秀賞◆◇


代々木公園店 村上博子カウンセラー


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秀賞◆


自由が丘店 古谷由貴カウンセラー


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次回、11月15日は、なんと今年最後の症例発表会!


エンビロンもエンダモロジーもコンテスト締め切り間近


全スタッフ、気合いを入れて望みます。



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タンパク質を知る 米澤須美先生レベルアップ研修

2013年7月12日(金) 11:00~13:00


第4回 栄養学講座


テーマ「タンパク質を知る」


講師:

「談らん日本」ネットワーク主宰

管理栄養士 米澤須美先生 

@エルクレスト セミナールーム



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〈ウェイトコントロールとたんぱく質の関係について〉

 

従来のダイエットの考え方では、とりあえず食事の量を減らして痩せるといったものが一般的でしたが、最近では体を構成しているたんぱく質をはじめ、ビタミンやミネラルの摂取量をきちんと覚悟したうえで、食事制限をしなければ健康的なダイエットはできないといったものに変わってきています。

 

1.体内でのたんぱく質の働きについて

 

・筋肉や内臓などをつくる重要な構成成分

 

・酵素やホルモンなどとして働く

 

2.たんぱく質の吸収と再合成について

 

・たんぱく質は、成人の体内に約12~15%あり、脂質のように体のどこかに蓄えられているわけではなく、主に血液や内臓組織、筋肉に存在しています。

 

・たんぱく質は、体内でアミノ酸に分解されて吸収されます。

その後、体内で必要なたんぱく質に合成されます。

 

・たんぱく質は、細胞内で核にある遺伝子DNAの情報を元に、アミノ酸が集められ、順に組み合わされてつくられます。

たんぱく質を構成するアミノ酸は20種類で、これらを組み合わせて無限のたんぱく質を作ることができます。

しかし、たんぱく質を含む食品の中でも、構成されているアミノ酸の種類が異なるため、肉や大豆、魚などをバランスよく摂取しなければヒトの体に必要なたんぱく質を全て作ることができなくなります。

              

3.たんぱく質の摂り方について

 

・成人女性の1日摂取推奨量は50gです。(この量はあくまで目安で、病気になったり、体調を崩さないようにするにはこの量を摂取すべきという値です)

 

・平成23年国民健康・栄養調査では女性の20代では57.6g30代では59.0g40代では60.5g50代では64.7gという結果でした。

 

・主食、主菜、副菜のたんぱく質について

主食 ご飯:3.6g

主菜 肉、魚、大豆製品など:11g

副菜 野菜120g2g

 



〈食材の目安量〉

 

4群点数法による180kcalの食材重量(g

 

食品

重量

食品

重量

食品

重量

食品

重量

牛乳

120

プレーンヨーグルト

130

15

60

マグロ赤味

85

さば

40

豚もも肉(脂身つき)

45

鶏もも肉(皮なし)

70

鶏ささみ

75

もめん豆腐

110

納豆

40

たまねぎ

220

トマト

420

ジャガイモ

110

たまねぎ

220

グレープフルーツ

210

リンゴ

150

ご飯

50

食パン

30

うどん

75

砂糖

21

マヨネーズ

12

バター

11

9

 

・食事で食べる1回分の目安量(g)とそのエネルギー量

 

食品

重量

エネルギー

食品

重量

エネルギー

牛乳

200

 

プレーンヨーグルト

100

 

55

 

鶏もも肉(皮なし)

80

 

鶏ささみ

100

 

マグロ赤味

60

 

トマト

110

 

ジャガイモ

110

 

リンゴ

150

 

食パン

90

 

ご飯

150

 

バター

5

 

 


一般的なダイエットで一日15001600kcalくらいを目安に行う場合、主食の割合が5060%になっているとバランスが良く、一食500kcalを目指します。

従って、最低50%の主食を摂るとすると250kcalとなり、ご飯を食べる場合は、150gは摂っても良いということになります。

 

〈食材に含まれるたんぱく質量について〉

 

一日のたんぱく質摂取量60g3食で割ると一食20gを目安に摂っていきます。

単に高タンパク食を摂るのではなく、食事として成り立つものを考えていくと良いです。

エネルギー摂取量を一定にして、たんぱく質の摂取量を増やしていくと、ある量で体内のたんぱく質の合成も一定になり、それ以上増えなくなります。

これはDNAの中でどの組織にどれだけのたんぱく質が必要かという量は決まっているため、運動をして筋肉量を増やしている時を除いて、必要量以上を摂っても脂肪に変換されてしまうため、体重の増加につながります。

また、筋肉量を増やすときなどに、たんぱく質合成にはエネルギーが必要なため、その他の炭水化物や脂質といった他の栄養素も合わせて摂っていかなければ、足りない

エネルギーを補うために筋肉を分解したり、たんぱく質を使ってエネルギーを生み出すために逆効果になってしまいます。

たんぱく質合成と摂取カロリーの割合は一日の摂取カロリーが1600kcalの人では、たんぱく質50gが合成の際に効率が良いと言えます。(運動している人では、たんぱく質摂取量が高まります)

 

4群点数法による80kcalの食材のたんぱく質量(g

 

1. 1群:乳、乳製品、卵

 

食品

重量

たんぱく質

食品

重量

たんぱく質

食品

重量

たんぱく質

普通牛乳

120

4.0

プレーンヨーグルト

130

4.7

55

6.8

 

2. 魚介、肉、豆、豆製品

 

食品

重量

たんぱく質

食品

重量

たんぱく質

食品

重量

タンパク質

アジ

60

12.4

シロサケ

60

13.4

さば

40

8.3

マグロ(赤身)

60

15.8

牛もも肉(皮下脂肪なし)

40g

8.2

牛肩

30

5.5

牛ばら肉(脂身付)

18

2.3

牛ひき肉

40

7.6

豚ヒレ肉

60

13.7

豚もも肉(脂身なし)

60

12.9

豚ばら肉(脂身付)

21

3.0

豚ひき肉

40

7.4

鶏胸肉(皮なし)

75

16.7

鶏もも肉(皮なし)

70

13.2

鶏ささみ

75

17.3

もめん豆腐

100

6.6

納豆

40

6.6

豆乳

180

6.5

 

3. 3群:野菜(きのこ、海藻も含む)、イモ、くだもの(g

 

食品

重量

たんぱく質

食品

重量

たんぱく質

食品

重量

たんぱく質

たまねぎ

220

2.2

キャベツ

350

4.6

ホウレンソウ

400

8.8

トマト

420

2.9

ジャガイモ

110

1.8

サツマイモ

60

0.7

リンゴ

150

0.3

バナナ

95

1.0

グレープフルーツ

210

1.9

 

4. 4群:穀類、油脂、種実、砂糖、調味料(g

 

食品

重量

たんぱく質

食品

重量

たんぱく質

食品

重量

たんぱく質

ご飯

50

1.3

食パン

30

2.8

うどん

80

2.1

蒸し中華めん

40

2.1

9

0

バター

11

0.1

マヨネーズ

12

0.2

砂糖

21

0

味噌

45

5.2

 

・肉や魚介類のたんぱく質は種類や部位によってたんぱく質の量が大きく違うため、たんぱく質の量で3つのグループに分けるといいでしょう。

 

 

Aグループ

Bグループ

Cグループ

1点当たりのたんぱく質量

14g以上

10g以上14g未満

10g未満

食材例

マグロ赤味

アジ、豚もも脂身なし

さば、牛ばら肉

 

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メタボリックシンドロームとメディカルハーブ

2013.7.12.(金) 11:00~13:00

薬剤師 渡辺肇子先生 レベルアップ研修

@エルクレスト 代々木公園店 セミナールーム



講師  渡邉肇子先生

(薬剤師 NPO日本メディカルハーブ協会理事)


テーマ:

「メダボリックシンドロームと有効なメディカルハーブについて」


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・メタボリックシンドロームとは

 

肥満、高血圧、脂質異常(コレステロールと中性脂肪の異常)、高血糖などの身体異常が複合した状態を「メタボリックシンドローム」と言い、その原因としては内臓脂肪型肥満、糖や脂質の代謝異常などが考えられています。

これらの因子は「市の四重奏(1989年アメリカのノーマン・カプランが提唱)」として、心疾患との高い関連が知られていたものです。

中性脂肪はTG(トリグリセライド)という形で血液に存在し、コレステロールは、水分の多い血液の中を移動するために、水になじみ易いたんぱく質と結合して、それぞれの比重によってHDL(善玉コレステロール:肝臓にコレステロールを運ぶ)やLDL(悪玉:コレステロール)など4種類に分けられています。

 

近年の厚生労働省の調査によれば、脳卒中や心筋梗塞など、重大な生活習慣病を引き起こす危険性が高いメタボリックシンドロームとその予備軍は、40~74歳の中高年世代で2000万人近いとされています。

 

 

・メタボリックドミノとは

 

生活習慣病の発生順序とその合併症の進展過程を含めた全体像は、初期の症状が起こるとドミノが倒れるように徐々に進展していくことから「メタボリックドミノ」と呼ばれています。

内臓脂肪増加、脂肪肝、糖質や脂質の代謝機能低下→高血糖、高血圧、高脂血症→糖尿病、動脈硬化→腎症、神経症、網膜症、狭心症、心筋梗塞、脳血管障害

 

・メタボリックシンドロームの診断基準

 

内臓脂肪蓄積:ウエスト周囲径 男性 85㎝以上、女性90㎝以上(内臓脂肪面積100平方センチメートル以上に相当)に加えて、以下のうち2項目以上が該当する場合。

 

1. 血清脂質異常(トリグリセライド値150/dl以上、HDLコレステロール値40/dl未満いずれか、または両方)

2. 血圧高値(最高血圧130/Hg、最低血圧85Hg以上のいずれか、または両方)

3. 空腹時血糖値110/dl以上

 

・メタボ検診とは

 

メタボリックシンドロームの共通の要因である高血圧、脂質異常、高血糖は、重複すると虚血性心疾患、脳血管障害などが発症するリスクが高くなるため、内臓脂肪を減らすことによってリスクを減らすという考え方が重要です。

これらは予防することが可能ですし、また発症した後でも生活習慣を改善することによって病気の進行や重症化を防ぐことができます。

このような背景から、20084月、メタボリックシンドロームの予防を目的とした特定健康診査、特定保健指導が実施されており、40歳以上75歳未満の服薬していない人が対象です。(服薬している人は病人として解釈しています)

健康診断の目的は、早期発見、早期治療で、これらは予防の観点からは2次予防と呼ばれています。

今から5年ほど前から2次予防のさらに前の段階である1次予防の重要性が注目されており、これは健康の維持、増進を目的としています。

3次予防はリハビリ、再発予防を目的として使われます。

 

・生活習慣病とは

 

生活習慣病とは、毎日の生活習慣の積み重ねによっておこる病気の総称です。

かつては病気の発症や信仰の原因が、加齢によるものが多いと考えられていたことから「成人病」と呼ばれていました。

しかし成人の慢性病は、ある日突然発症するのではなく、若いころからの食生活、運動、睡眠や休養、喫煙、飲酒、ストレスなどの生活習慣を長い期間不適切に積み重ねた結果であることが多いのです。

また成人だけでなく、子供にも同じ症状が増えてきています。

このことから1996年に「生活習慣病」へと名称が改められました。

 

・日本人と生活習慣病

 

日本人の3分の2近くは、生活習慣病を原因とした病気で死亡しています。

生活習慣病は、肥満、糖尿病、脂質異常症、高血圧、動脈硬化、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、脳血管疾患(脳梗塞、脳出血)、肝臓病、高尿酸血症、アレルギー、骨粗鬆症、貧血、歯周病、がんなど幅広い病気が含まれます。これらを予防するためには、正しい知識のもとに適切な生活習慣を身に着ける意識が大切です。

ストレスや電磁波、紫外線、放射線、タバコ、急激で過剰な運動、大気汚染、排気ガス、医薬品、添加物、農薬などによって細胞が酸化することで、冷え性、肩こり、肝臓病、腎臓病、肌荒れ、シミ、シワ、アレルギー、自己免疫疾患、老化、ガン、糖尿病、動脈硬化、認知症といった疾患の原因となります。

動脈硬化とは、動脈壁が厚くなり、弾力性が減って硬くなった状態で、太い動脈の内側にコレステロールなどの脂質が沈着して血管が狭くなったものや、カルシウムが沈着して硬くなるものなどもあります。

動脈硬化は、10代から始まり、数十年かけて進行します。

最近では、若年者での飲酒、喫煙は減少しているものの、食生活誤った知識によって糖尿病が増加しています。

子供にコーラなどの飲料を与えることを控えている親が多くなっている一方で、栄養を考えて野菜ジュースなどを過剰に与えてしまうと、野菜ジュースにも多くの糖質が含まれているために膵臓に負担がかかってしまいます。

また人工甘味料で糖質を抑えた食品を与えることも、脳への栄養はグルコース(純粋な糖質)だけなので、人工甘味料では脳のエネルギーにはならず、逆に脳内の血糖が下がってしまい、余計に糖質の欲求が高まってしまうという悪循環が起こります。

 

・肥満症

 

肥満とは、体内の脂肪組織が過剰に蓄積した状態を言います。

対し脳の分布から内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満に分けられますが、生活習慣病の要因とされているのは内臓脂肪型肥満です。

このことから、肥満のすべてに治療が必要なのではなく、健康障害に繋がりやすいものを判別し、1つの疾患と考えて改善していくことが重要です。

肥満を正確に測定するには体脂肪量を厳密にはかる必要がありますが、手軽にはできません。体脂肪量は身長に対する体重の比率と相関するため、一般的にはこれを表すBMIが用いられます。

BMIの求め方:体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m

BMI値による肥満の判定

18.5未満:低体重

18.525未満:普通体重

25以上:肥満




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・生活習慣病とメディカルハーブ

 

〈肥満によく用いられるハーブ〉

 

1. マルベリー(桑)

二糖類を単糖類に分解する消化酵素であるα‐グルコシダーゼを阻害することによって糖分の吸収を抑えます。したがって食事やスイーツを食べる前にティーを飲みます。

 

2. マテ

カフェインにより、脂肪の燃焼が促されます。運動の前に飲むと、効果を高めることができます。

 

3. アーティーチョーク

特に油を摂ることが多い人に適しています。肝臓の働きを高めて、脂質の分解を助けます。

 




〈高血圧によく用いられるハーブ〉


高血圧症

心臓から送り出された血液が動脈壁を押す圧力を血圧と言います。

血圧は心臓の収縮時には高く、拡張期には低くなります。心拍数と同様に、血圧も常に一定ではありません。血管が細くなったり弾力性が失われたりする動脈硬化の状態では、血圧は高くなります。

高血圧の状態が長く続くと、心臓、脳、腎臓、眼などに合併症が起こる可能性が高くなります。

高血圧症の人の90%以上は遺伝的な因子と環境的な因子が関連した結果で、はっきりした原因はわかりません。また、多くの人は程度が進行するまで自覚症状を感じません。

 

高血圧の基準:収縮期血圧140Hg 異常または拡張期血圧90Hg以上

 

1. リンデン

フラボノイドによる鎮静と利尿の働きがあります。香りを楽しみながら、ゆっくり飲みましょう。

 

2. ホーソン

高血圧の他に、動悸や息切れ、心臓に圧迫感がある時にみ適しています。

 

3. ラベンダー精油

芳香浴をしながらゆっくり深い呼吸をすると、よりリラックスできます。

 



〈脂質異常によく用いられるハーブ〉

 

脂質異常症は、血中のLDLコレステロール値、HDLコレステロール、およびトリグリセリド値(中性脂肪値)によって判断されます。これらは動脈硬化を促進させる大きな因子の1つです。

 

脂質異常症の診断基準

トリグリセリド値:150/dl以上

総コレステロール値:220/dl以上

HDLコレステロール値:40/dl未満

LDLコレステロール値:160/dl以上

 

1. アーティチョーク

苦み成分が肝臓の機能を高めて、コレステロールの処理を助けます。

 

2. ミルクシスル

傷ついた肝細胞の修復を促し、肝機能を助けます。

 

3. ローズマリー精油

温湿布やトリートメントで血管を健やかに保ちます。

 




〈高血糖によく用いられるハーブ〉

 

糖尿病とは、血糖値(血中のグルコースの量)が基準値よりも高く、血糖値を下げるインスリンの分泌が減少していることやインスリンの作用が低下していることから起きる病気です。インスリンは膵臓から分泌されるホルモンで、血糖を低下させる働きをします。

糖尿病は、インスリンそのものが欠乏している1型糖尿病とインスリンの働きが低下している2型糖尿病に分類されますが、生活習慣病として問題視されているのは2型です。

血糖が高い状態が続くと合併症が起こり、それらによって重大な病気や致命的な症状を招く可能性が高くなります。糖尿病の3大合併症とは、糖尿病性腎症、網膜症、神経症でいずれも細い血管の障害が原因です。

 

75gブドウ糖負荷試験診断基準

 

糖尿病型:空腹時126/dl以上、2時間値200/dl以上

正常型:空腹時110/dl未満、140mg/dl未満

境界型:正常型でも糖尿病型でもないもの




 

インスリン抵抗性

インスリン抵抗性とは、組織におけるインスリン感受性が低下し、インスリンが効きにくくなっている状態を意味します。

インスリン抵抗性が生じる原因の1つとして、内臓脂肪蓄積(過食や運動不足などの生活習慣が主な原因)によるTNF-αの増加やアディポネクチンの低下が注目されています。

 

インスリン抵抗性が亢進すると、代償的にインスリン分泌が亢進し、高血糖を是正しようとします。しかし、その状態が続くとこの機構は破たんし、インスリン分泌が低下するため、さらに高血糖となる。

 

欧米人はインスリンの分泌能が高く、過食が続いてもインスリン分泌は低下しない。

その結果、肥満にはなるが、この状態では糖尿病にはなりません。

多くの日本人のインスリン分泌能は欧米人よりも低く、過度の肥満になる前にインスリン分泌障害を起こし、糖尿病となります。

また日本人はインスリン分泌障害優位の2型糖尿病が多い(食後高血糖)。しかし先天的に分泌障害があっても、良い生活習慣があれば、インスリン感受性は高く、インスリン抵抗性をおこしません。

 

1. マルベリー

食前にマルベリーのハーブティーを飲むことで、糖分の吸収を抑えて食後の血糖値の急な上昇を抑えます。

 

2. ベルガモット精油

芳香浴などで、気分を明るくし、安心感をもたらします。ストレスや不安による過食を予防します。




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エンビロン・レベアップ研修 夏の肌トラブル

2013.8.8.(木) 10:30~12:00

エンビロン総輸入発売元

株式会社 プロティアジャパン

学術担当 鈴木貴志インストラクターによるレベルアップ研修


@エルクレスト セミナールーム


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楽しい中にもとてもためになる鈴木インストラクターのレベルアップ研修


カネボウの美白トラブルの最新情報までお伝えくださいました


戸澤ドクターとエンビロン取り扱いクリニックでの白斑に対するエンビロンでの症例写真は本当に素晴らしいものでした


ブログでご紹介できないのが残念です


どんなに国が医薬部外品として認可していてもそれを他の成分と配合した時の皮膚への作用は、全くの未知数であり、しっかりとした治験が必要である


エンビロンもかなり美白効果の高い成分を配合した製品がありますが、過去20年間でそのようなトラブルは一回もおきていません




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驚くべき効果を発揮ながら、まったく安全なエンビロン製品


開発者Dr.フェルナンデス先生の偉大さを改めて実感いたしました。


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ニコチンの光と影 佐藤義之ドクター 免疫講座

2013.7.20(土)13:30~15:00


第16回 『免疫講座』


テーマ:「ニコチンの光と影」



エステティック モリマサ プロフェッショナル スクール

講師:日本橋清州クリニック 院長 佐藤義之先生



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・「妙」

 

世の中が「妙」になっている。

それは最近の医者の出す本が「妙」である。

例えば近藤誠先生の「医者に殺されない47の心得」という本が菊池寛賞を取った。

本の内容は、多岐に渡るが、検診は百害あって一利なし、ガンは原則として放置、ガンと診断される病変の9割は、ガンではなく、ガンもどきであり、残り1割の本物は現代の医療では治すことができない。したがって、ガンにしろ、ガンもどきにしろ、治療は患者を無駄に苦しめるだけであるといったことが書かれている。

健康診断において、被ばく量の問題からCT検査は受けるべきではないとしており、45歳の1万人のうち8人がCT検査によって発ガンして死亡するというデータを出している。

しかし、3人に1人が発がんすると言われている現代では、1万人いれば約3000人が発がんしている中で、どうやってCT検査で8人が発がんして死亡するという結果を導いたのかという公開質問には答えていないという。

 

ここには情報発信する側の問題、情報を受け取る側の問題があり、詳細に情報を発信、または受け取るということは森で物事を見ず、木で物事を見るという傾向に繋がる。

 

情報を発信するもののルールとして、自分が主張するものの光と影を書き、反論する人が書くものの光と影を書かなくてはいけないが、この本では自分の主張するものの光と反論するものの影だけしか書いておらず、ルールを守っていないのである。

 

お釈迦様は、自分(人間)を繰り返し分析して、法句経という仏典の中で人間の性格についてこう述べている。

 

人間は心の生き物である。

人間は恨みぶかき生き物である。

人間のその心はムラのある生き物である。

(例として、大災害があったところの人たちを気の毒に思う一方で、自分にそれが起こらなくて良かったと思う気持ちがあること)

人間は評価を欲しがる生き物である。

人間は後悔する生き物である。

 

佐藤先生は30年以上医師をされている中で、病気になった患者、またはその家族がなぜあの時検診を受けなかったのかという底知れぬ後悔に直面することが幾度となくあったことから、健康診断を百害あって一利なしという考え方は、患者を丸ごと人間として見ていないのではないかと近藤先生に直接話したことがあるという。

 

最近はインターネットで様々な情報が手に入るようになり、受け取る側は選択が難しくなっている。時代の流れは非常に速く、時代を追いすぎると人を見なくなり、虚無感、時代を恨むようになる。

情報を受け取る側の人間の責任として、情報を発信する人がそのルールをきちんと守って出している情報なのかを見極める必要がある。

 

必要は発明の母であるという言葉があり、通常、必要があって初めて発明が起こるが、最近は発明が先になり、後から必要をつくりだしているような流れがある。そして発明と経済が結びつくと、誰もが疑わない正義になる。物で栄えて、心で滅ぶという現実も考えていかなければならない。

 

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〈ニコチンの光と影〉

 

この話は、ニコチンに限った話ではなく、ものの考え方として、全てのものに光と影があるという例である。

 

ニコチンは、アセチルコリン受容体と結合する作用があり、アセチルコリン受容体は脳神経細胞に多く存在する。

そうすると、ドーパミンやセロトニンという神経伝達物質を分泌させる。

ドーパミンは意欲亢進や快感をもたらす神経伝達物質である。

 

・原因不明の難病に指定されている潰瘍性大腸炎におけるニコチンの作用

 

潰瘍性大腸炎を罹患する人、罹患しない人を調べると、タバコをする人は、吸わない人の半分以下である。

タバコを吸わない潰瘍性大腸炎の患者さんにニコチンパッチを貼って経過をみると、約6週間で腹痛や下痢症状が改善する例が多い。

日本だけでなく、アメリカにおいても同様のデータがある。

 

帝京大学とJRが行った自殺者の喫煙調査では、2000人の自殺者の喫煙調査でそのほとんどの人が喫煙していない人であり、正確には愛煙家に自殺者がほとんどゼロなのである。

タバコは喫煙習慣のある人にとっては、ストレス解消の大きな手段であり、ニコチンが脳内物質に影響を与えているという裏付けでもある。

 

・呼吸法との関連

 

タバコを吸うときの呼吸は、本来ゆっくりとなる。深呼吸をすると脈拍数が低下、気持ちを落ち着かせる。

ストレス解消につながる環境となる。

期せずして、タバコの煙を吸い込むことがそのような呼吸法と同じ効果を与えている。

事実、喫煙時の脈拍数低下を示すデータは多い。

 

・ニコチンの2つの作用

 

1. ニコチンは本来、自律神経の副交感神経を刺激し、その結果、リンパ球増やす。

2. そしてさらに、脳神経細胞に直接作用し、ドーパミン、セロトニンの分泌を促す。

このことは、自律神経の副交感神経をさらに優位とし、その結果、脈拍数を減少させる役目を持つ。

さらに厳密に言えば、ニコチンの単独作用ではないが、タバコを一服する際の呼吸法から脈拍数の減少もある。

 

健康を維持していく上での方法論を一元的に考えてはならない。

あらゆる事柄に光と影があり、また木だけで物事を見てはいけない。

同時に森で見ることが重要。

 

・なぜ体を動かすことが必要なのか

 

基本的に人間は身体を動かさないと、体だけではなく、頭も働かなくなるものである。

身体を動かさず、頭だけ使っていると、どうしても発想がゆがむ。

昔の人はそれを知っていて、文武両道と言った。

医者も体を動かさずに勉強一筋で大学を出て、診察室で患者さんを診るだけの生活を続けていれば自然の感覚が分からなくなってくる。

 

医学的知識を全部本だけで勉強しているとすぐに薬や手術にばかり頼る傾向になってしまう。

本、すなわち活字の上をさらにそれを超えたとしても、試験管の中で、また遺伝子操作でやることしか分からなくなってくる。それが、現代医療に与えているひずみなのである。

身体を動かさないで、自然の法則を知ろうというのは、無理な話である。

昔の人は、体を動かすことが、健全な精神のためにも絶対必要であることを知っていた。

読み書き、算盤をしたら、それだけでなく剣道や弓道もということで文武両道と言ったのである。

 

動物は、筋肉を使わないと健康を保てないようにできており、運動は免疫力を高める。

筋肉を使うと確実に発熱が起こり、体温が上昇し、血流が良くなる。

血流によって、酸素や栄養素を運び、老廃物を捨てることができる。

ところが現代の仕事はデスクワークが中心で当然、筋肉を使うことが少ない。

 

昔は、田畑で農作業を始め、日常的に体を動かす労働が当たり前であった。

家事でも、まき割りから炊事、洗濯まで体を動かして働かなければならなかったことから運動不足はまず考えられなかった。

 

運動不足が問題になったのは、戦後のある時期からのことで仕事だけでなく、家事も楽になり、日常的に体を動かさなくなったことで発熱が起こらず、血流障害の日常化。

仕事に追われ、長時間労働、睡眠不足、週一回のゴルフは身体を動かしていることにはならない。

疲れが残る、手足が冷たく感じた時にはすでに血流障害である。

化学的エビデンスで物事を判断するより、格言と基礎医学に学ぶほうが良い。

 

・その他の格言

 

早起きは3文の得

太陽の入らない家には医者が来る

あなたの食事の4分の1は自分のために4分の3は医者のために食べている

断食はメスを使わない手術である

病気は断食と祈りで治しなさい

食事が間違っている時、薬を使う意味がない

食事が正しい時、薬は必要ない

 

欲深き人の心を降る雪は、強るにつれて道を忘れる

患者は苦によって、心を悩し、楽によって心を汚す

 

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第1回 『ガンにならない生き方』
第2回 『ガンにならない生き方』
佐藤先生を囲んでの座談会

中込の職場です



ついに完成しました♪ エンビロン美素肌コンテスト・サイト

2013年8月1日(木)


ついに今日完成しました♪


「エンビロン美素肌コンテスト2012」の入賞ページが!!





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今年の3月のことなのに5ヶ月もかかってしまいました



頑張ったスタッフもよく我慢してくれました



なんでもこだわる性分ですが、とくに今回は特別です



ボディのグランプリ同様、気合いを入れました!



おかげ様で素晴らしいサイトが出来上がったな~と思っています



デザインだけは前回同様、私がその実力に惚れ込んでいる女性Webデザイナーに制作していただきました



ボディとの違いをハッキリさせるため今回はワインレッドが基調になっています



5年間もコツコツ積み上げてきた実績が、たった一日の表彰式に集約されるわけです



スタッフ全員の頑張りをしっかり記録に残さないとあまりにも申し訳ないと思っています



一瞬の感動を永遠に残したい



その思いで創りました!



あの日の感動をいつまでも・・・



ぜひともパソコンクラスの大きな画面でご覧いただければ幸いです



今回、公式サイトのトップページのフラッシュ画像をバナーとして入れ替えました



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何度かエルクレストのサイトをご覧いただいたことがある方は、キャッシュが残っていますので



新しい画面に切り替わらず、見ることができません



お手数ですが、下記の操作をしてみていただけませか


ブラウザが

《インターネット・エクスプローラー》の場合


●「ツール」から


●「インターネットオプション」を選択


●「閲覧の履歴」から「削除」を選択


●「インターネット一時ファイルおよびWebサイトのファイル」と


 「クッキーとWebサイトデータ」にチェックを入れてから


●「削除」をクリック



これで新しいトップページがご覧いただけます



今年から毎年フォトコンテスト開催を約束してくれたエンビロン本社 プロティア・ジャパン



その計らいにしっかりと報い、貢献したと考えています




▼エンビロン美素肌コンテスト2012コチラから





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