Wブロックで交感神経の緊張を鎮める[冷えと自律神経]
(2014-10-12 18:37:51) by エルクレストアカデミー
< ページ移動: 1 2 3 >
冷えと自律神経には密接な関係があり、冷えは自律神経を乱す最大の要因といわれています
その中で一番多くみられるのは様々なストレスによる交感神経の緊張です
交感神経の緊張は血管の筋肉を収縮させ、毛細血管への血流が減少し
手先、足先はもちろん、内臓の温度が低下します
この状態では、肌荒れ、偏頭痛、不眠、便秘、軟便、めまい、耳鳴りなどの
様々な不定愁訴を引き起こしやすくなるとともに、免疫力や代謝も低下します
乱れた自律神経のバランスを整えることは容易ではありません
まずは規則正しい生活をして神経のリズムを取り戻すことが重要ですが
仕事などの都合で活動と休息の時間がまちまちになってしまう方もすくなくありません
全国冷え症研究所の山口勝利先生は、
超短波のWブロックという画期的な方法で
交感神経の緊張をとることに成功しました
超短波は元々、関節や筋肉を温め血流を改善し、疲労の回復や痛みの軽減を行う治療器でしたが
これを頚部と腹部にある交感神経の神経節(神経の線維が切り替わるところ)に当てることによって
超短波の1秒間に数千万回にも及ぶ波長が交感神経のマッサージを行い
緊張をとると共に、温熱効果によって血流を改善し、内臓温を上昇させます
専門的になりますが、頚部と腹部の神経節の解剖についてご説明したいと思います
1.頚部の神経節
頭頚部の交感神経は、第1〜4胸髄から節前線維として起こり
交感神経幹に入り、上頚神経節、中頚神経節、頚胸神経節の3つの幹神経節
をつくります
・上頚神経節(第2,3頸椎の間に位置)は、内頚動脈神経、外頚動脈神経、上頚心臓神経、交通枝の
4つを節後線維の枝として出します
・中頚神経節(C4横突起前方に位置)は、中頚心臓神経、交通枝を出します
・頚胸神経節(第7頸椎と第1肋骨の間に位置)は、下頚神経節に当たりますが
第1胸神経節と融合しているため、頚胸神経節と呼ばれ、別名星状神経節とも言われます
鎖骨下動脈神経叢、下頚心臓神経といった枝を出します
鎖骨下動脈神経叢は、末梢に進み上肢に交感神経を分布させているため
上肢の血行不良による冷えや蒼白といった症状(レイノー病)などと関連が深い部位です
2.腹部の神経節(第5〜9胸髄からつくられる大内臓神経